こんにちは、サラリーマン大家のTAKAです。

本日は、固定金利の動向ということで、固定金利のレート決定要因である金利固定化のコストをテーマにコラムを書いていきたいと思います。

1.おさらい

以前のコラムでは、固定金利の構成要因を

①金融機関の資金調達金利+②金利固定化のコスト+③スプレット(金融機関の利ザヤ)=固定金利

としましたが今日はこのうちの②金利固定化のコストについて取り上げたいと思います。

2.金利固定化のコスト

金利固定化のコストとは、金融機関が変動金利の貸出を固定金利の貸出にかえるのにかかるコストのことを指します。

金融関係の方にはなじみのある「金融派生商品」(デリバティブ)のことを指します。特に変動金利を固定金利に変える場合には「金利スワップ」というものを用いて金利を固定化します。

「スワップ」という言葉を和訳すると「交換」という意味であるので、金利スワップとは金利を交換する取引と覚えておくと良いかもしれません。

3.金利スワップ

金融機関は基本的には、短期の変動金利でお金を調達(どこかから借りてくる)し、そのお金を誰かに貸すというビジネスです。

このため、大家さんに固定金利でお金を貸した場合には、変動金利が上昇した場合には、貸出が逆ザヤになってしまします。

 

例)変動金利が1年ごとに1%上昇した場合(金額1億円、期間3年)

①銀行が調達元に支払う金利

1億円×1%+1億円×2%+1億円×3%=金利600万円

 

②大家さんに固定金利で1.5%で得られる金利

1億円×1.5%×3年=金利450万円

 

→ ▲150万円の逆ザヤ(銀行の損)

 

金融機関は、これを避けるために、他の金融機関との間で金利スワップという契約を結び、大家さんに貸す分の金額お金の変動金利を固定金利に交換します。

通常は変動金利は将来の金利が変動するというリスクを含んでいるため、固定金利の方がレートが高く設定されています。

このように金利スワップを使うことで、金融機関は金利の変動を気にすることなく長期に固定金利の融資を行うことができます。

4.おわりに

基本的に金利スワップは金融のプロ同士の市場での取引であり、今後変動金利が上がりそうな局面であれば、いち早く固定金利の水準が上がります。

このため、一般の大家さんが、金利が上がりそうだよ!というニュースがでてから、金利を固定化しようとしてももうすでにレートは上がってしまっています。

もし、金利変動リスクを負いたくないのであれば、まだ金利が上がるよ!というニュースが出る前に納得できる水準で金利を固定化するのがよいかとは思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

(もし、ご質問等があれば、コメントいただければ極力回答しようとは思います)。