こんにちは、きりのきです。

 

最近は僕も心を入れ替えて(?)、

不動産投資家として活動しています。

 

これまではものすごくおんぶに抱っこで

やってきました。もう、本当に。

まさに「おまかせ投資法」といった感じ。

 

もちろん、最低限の判断、決断はしていましたが。

ただ、それほど僕の決断が必要な事態が多くなく、

ちょっと管理会社側では判断しかねる程度のお金が

絡んだ時に判断を迫られる程度で。

 

管理会社さんがほぼ全てを上手く収めてくれるので、

やることがなかったんですよ。

 

閑散期に空室ができてしまったも関わらず

新たな入居者をいつの間にか探してきてくれるし。

トラブルが起きてもすぐに解決して事後報告。

 

果ては、テナントの入居でも入居交渉を

僕にとってベストな位置を見切って進めてから

持ってきてくれます。

 

そんな状態なので、僕がすることは電話が掛かってきたら

「ありがとうございます。それでお願いします。」

と答えるだけ。

 

人に任せることが苦手で何でも自分で決めたい人には

かえって心配になってしまうのかもしれませんが、

餅は餅屋が信条の僕にとっては最高の環境です。

 

僕の成功要因の最大のポイントは、

極めて優秀な管理会社さんに出会えて

極めて良好な関係を維持できていることにあるのでしょう。

 

どのようにして大事な顧客との関係を良いものに

していくかについての基礎的な考え方は、

以前のコラムで書いています。

お読みでない方は、参考にして下さい。

家賃収入を半不労所得とするには何に投資をするべきか

 

古い記事でランキングには無関係ですが、

すごく大事な話だと思うのでぜひ読んで欲しいです。

そもそも、僕はアクセスランキングに興味がないので……。

 

必要な人にだけ、分かる人にだけ読んで頂ければいい。

その代わり、内容は徹底的に濃くしたい。

それが僕のコンセプトです。

 

流石に前回は長くなりすぎてしまった感がありますが、

いかがでしょうか?

 印鑑を押すだけの簡単なお仕事です…か?

おまかせと無責任は紙一重

さて、そんな訳でほぼまかせっきりの不動産投資を

これまでしてきた僕ですが。

 

ちょっと、このままでは不動産投資家としての

レベルの向上も、人間ステージの上昇もなくなってしまう。

 

進化を止めてしまったらそれまでで、いつしか時代の変化に

取り残されて誰にも知られることなく衰退していくことになる。

それはちょっと許容してはいけない。

 

スタンスは変えません。一貫して、おまかせ投資法で

突き進むことに変わりはありませんが、それはあくまで

現場仕事はしませんよ、というだけで。

 

経営者の目線で、不動産賃貸事業をコントロールするべく、

各方面に連絡を積極的に取り、関わるべきところは

関わって自分の考えを述べつつプロの意見を取り入れ、

任せるところは任せて、僕は自分にしかできないことを

進めていこう。

 

元々、基本的にはそう思っていたものの、

どこかで考えが甘い部分もあったんですよね。

あまりにも優秀な管理会社側さんのおかげで、

油断をしてしまっていた。

 

僕も不動産投資家となって1年以上です。

2棟目を購入したことをきっかけに、

より高いレベルを目指していきたいところですね。

 

そこで最近力を入れているのが、

前回もテーマにした「交渉力」です。

 

稼ぐ力と身を守る力

ビジネスとは価値と価値の交換であり、

自分も相手も得をする状態でなければいけません。

これも、だいぶ前のコラムでもお伝えした気がします。

 

相手がいて直接的、間接的に関わらずお金が動くなら、

それはもうビジネスです。

 

逆に、お金が動くならばそこにはビジネスが

存在すると思って、心してかからないといけない。

ビジネスが発生していることに気づかずにいると、

思わぬ損失を被ることがあります。

 

というのも、どんなビジネスでも交渉が存在するからです。

今この場はビジネスの場だ、と意識せずにただボケっとしていると、

知らぬ間に不利な条件を受け入れてしまうことになる。

 

交渉とは、自分にとって有利な状況を作り出す手段であり、

不利な状況を損失を最低限に抑えるための手段でもある。

 

交渉をしないということは、

不利な条件を受け入れますということ。

 

交渉力とは、稼ぐ力です。

 

交渉に勝ち、融資を引き出すことに成功した。

金利を引き下げてもらった。指値を通すことができた。

素晴らしい、敏腕ビジネスマンだと思います。

 

それと同時に、身を守るための力でもある。

 

流されてあまり良くない話に乗せられてしまうところを

持ち直し、五分五分に持っていくための力。

自分が弱者の立場である時は交渉力を身を守る盾として

発揮することになります。

 

危険を察知する能力

ただし、身を守る盾として機能させるためには、

一つ条件がある。

ちゃんと相手の攻撃に気付くこと、です。

 

気付かない間に株を大量に取得され、

会社を乗っ取られてしまったなんて話が、

時々あります。

 

ニュースで目にするのはTOB(株式公開買い付け)で

堂々と子会社化しようとするシーンばかりですが、

実際には水面下で動き、勝算があると考えた段階で

TOBを発動しています。

 

買われる側が身を守れるかどうかは、水面下の動きに

素早く気付くことができるかどうかに掛かっている。

買収の気配に気付かずにいれば、いつの間にか

包囲されてしまっていることでしょう。

 

そう、交渉をするタイミングを逸してしまうんです。

 

不動産投資ではここまで大げさなものではありません。

しかし、ビジネスチャンス、要するに交渉の機会を

一度見逃してしまうことで、利回りを落とす結果となる。

 

不動産投資は融資を受けて経営をしている場合、

基本的に利益率が低いです。

それなりに経費、税金が多い上、金利まで支払っていれば、

手元に残るお金が少なくなって当然。

 

ただでさえ少ない手残りを、ちょっとしたことで

更に利回りを悪くしてしまえば、経営に直結します。

収支が悪くなればその後の融資の可否にも影響を及ぼし、

経営の根幹を揺るがしかねない事態に繋がりかねません。

 

交渉する機会を見逃し自分の身を守ることに失敗することは、

人生計画に直結してきてしまう。

それほど、身を守るための交渉のチャンスを見過ごさないように

目を光らせることは重要なことです。

 ビジネスでは子猫のように無警戒ではいけません。

例えば管理会社から提案のあった時に。

最近僕が出会ったのは、無料インターネットの導入について。

顛末はブログの方に書いてありますのでここでは

詳しく書きませんが、事業者を紹介されて導入をどうしますかと

尋ねられました。

 

管理会社さんからは導入をした方がいいと言われ、

既に管理会社さんが取った見積もりを提示されました。

 

何も考えずに完全なる「おまかせ」でいると。

 

管理会社さんが言うんだから必要なんだろうな。

ちょっとお金かかるけど入居付けに必要だというし、

このプランでお願いしようか。

 

こんな思考になってしまいかねない。

これでは、大事なビジネスチャンスを逃しています。

 

管理会社から空室対策のために必要だ、と言われている状況。

管理をお願いしている側としては弱い立場です。

 

入居者がいなければお金にならないどころか、

赤字になってしまいます。

そんな弱い立場でいる時、空室を埋めるために必要ですが

やりますか、やりませんか? と、あたかも2択を迫るように

言われてしまうと、うっかりどちらかを選択してしまう。

 

人間、具体的な時に選択を迫られると頭が回らなくなって

しまうもので、他にも選べるものがあることに気付かず、

クジを引いてしまいがちです。

 

しかし、ルールがはっきり決まっているゲームと違って

ビジネスでは選択肢は常に無限。

マナーや常識が許す範囲で、いくらでも選択肢があるんです。

 

この時も、最終的に僕は見積もりを渡された事業者と

別の事業者を紹介していただき、そこと契約を結ぶことに

なりましたが、短期間でのことでしたがやるやらない含め

重要な交渉が行われています。

 

結果として、僕も管理会社さんも納得のいく条件で

契約を締結することができることになりました。

 

もし何も考えずにはい分かりましたと応じていたら、

僕は将来的に大きな問題に直面していたかもしれません。

 

ビジネスチャンスを見逃さないこと

振り返ってみれば、このような機会というのは

思った以上に多いものです。

 

あの時ちゃんと確認しておけば損しなかったのに。

今思えばあの案件は即断すべきではなかった。

もう一歩譲歩を引き出せればもっと儲かったはず。

 

残念ながら、いまさら気付いても後の祭り。

既に契約は確定しており、交渉の余地はなくなってしまった。

今から破棄したら、信用を失ったうえ違約金が取られてしまう。

 

そんなことになってはいけません。

 

ビジネスが発生するようであれば。

相手がいて、お金が動くようであれば。

 

常にアンテナを張って、何か交渉により

少しでも自分に有利な状況へと変えられないか。

わずかな選択肢の中で決断を迫られているけれども、

選択肢以外に交渉の余地はないものだろうか。

 

いつでもそう考えるよう、癖にしておいた方がいいでしょう。

 

交渉が可能なタイミングは本当に多いです。

何か物を買う時なんて、ビジネス上であれば

必ず何かしらの交渉が利きます。

 

話を持ちかけられた時なんて、尚更チャンスです。

無防備に飛びつくなんて、もったいない。

 

警戒心を持ちつつ中身を確認し、相手の意図を読み、

交渉により大幅な譲歩を相手から引き出すことができれば、

たとえいまひとつでそのままではまるで話にならないような

どうしようもない案件も、大きな利益をもたらしてくれる

最高の案件に変わる可能性もあるでしょう。

 

ボロ物件を安く購入して超高利回りを実現しているベテランは、

みなこうして高利回りを自分で作り上げているんです。

 

また、高利回り物件を作り出しているベテランは

その高利回りを維持するために、必死に落とし処を探します。

経費を少しでも削減して稼ぎが多くなるように、

損をしないように常に交渉をし続けています。

 

ビジネスチャンスの発生を見逃さないで下さい。

より多くの「気づき」が得られるよう自分のステージを

普段から高めることを心掛ければ、怖いことはありません。

 

交渉力はそれでこそ活きるというものです。