こんにちは、サラリーマン大家のTAKAです。

本日は日本銀行の公表資料から見た貸出金利の動向についてコラムに書いていきたいと思います。

1.日本銀行公表の「貸出約定平均金利の推移」

日本銀行は定期的に国内の金融機関からデータを集め、集計対象月の新規実行融資と今までに実行した融資の金利の平均値のデータを公表しています。

この統計は、不動産融資のみの金利を集めたものではありませんが、金利の動向の一助となるデータだと思われます。

2.2018年3月までの金利の動向

金利の動向については1年以内の短期金利と1年以上の短期の金利に分けてデータは公表されています。

長期の金利には住宅ローンが入っているため数字がゆがんでいますが、動向をとらえるには十分です。

(1)都市銀行

平成29年10月

短期:0.444% 長期:0.650%

平成29年12月

短期:0.497% 長期:0.625%

平成30年3月

短期:0.463% 長期:0.548%

(2)地方銀行

平成29年10月

短期:1.218% 長期:0.897%

平成29年12月

短期:1.189% 長期:0.855%

平成30年3月

短期:1.033% 長期:0.715%

(3)第二地方銀行

平成29年10月

短期:1.470% 長期:1.112%

平成29年12月

短期:1.320% 長期:1.048%

平成30年3月

短期:1.250% 長期:0.925%

(4)信用金庫

平成29年10月

短期:1.970% 長期:1.663%

平成29年12月

短期:1.861% 長期:1.620%

平成30年3月

短期:1.780% 長期:1.390%

なんとなく各業態の金利の水準感がわかります。

また、大きくみていくと各業態が徐々に金利が低下傾向にあるのがわかります。

3.おわりに

データ的には少し前の数字なので注意が必要ですが、この数か月間に金融環境が変わっていないことを踏まえると、金融機関間の金利下げにより融資獲得競争が激しくなっているのではないかと思われます(金融機関の利ザヤの部分を削って金利がさがっていると思われます)。

いわば金融機関もどこまで金利を下げられるかの不毛なチキンレースに陥っており、この金利の低下の懸念が地銀などの再編につながっています。

当然ながらチキンレースには限界があり、どこかの銀行が金利を上げだせばそろって金利が上がる局面もありえるので注意が必要です。

個人的には次は日本銀行の金融政策の変更時がポイントになると感じており、動向には注目しています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

(もし、ご質問等があれば、コメントいただければ極力回答しようとは思います)。