不人気の低層階

こんにちは。築古大家トムです。

新築分譲、中古売買にかかわらず、区分マンションの低層階というのは、高層階と比較してあまり人気がありません。

眺望が悪いという理由や防犯上の理由で敬遠されるケースが多いからです。

賃貸市場においても同様で、エレベータ付きの建物であれば一般的に上層階の方が人気があるといわれています。

これは不動産相場全般に影響し、売買でも賃貸でも高層階の方が値が高くなる傾向にあります。

不動産投資で物件を探すとき、同じマンションであればつい低層階の安い物件に目を引かれがちですが、築古の低層階にはあるリスクが潜むことに気づきました。

事件から学んだこと

最近、都内で区分を保有する築40年超えの築古マンションである「事件」が起きました。

1階の専有部で排水口からの逆流が起きたのです。

バスルームの排水口から上層階の汚水が溢れ出て、室内にも浸水しました。

業者が調査したところ、地中部にある排水管内で錆瘤ができ、排水の流れを止めてしまったようです。

マンションは10階建てです。

上層階の各部屋から排出された汚水が行き場を失い、1階専有部の排水口から一気に溢れ出たことになります。

ここのオーナーさんは法人に区分を貸していました。

賃借人は業務にも大きく支障が出たことから、家賃の支払いを止め、原状回復を要求しています。

汚水が溢れ出たのは専有部ですが、原因となった排水管は共有部の設備です。

オーナーさんは管理組合に対応と補償を求めていますが、手続きには少々時間を要するとみられています。

今回の「事件」、とても他人事とは思えません。

築古区分マンションで特に低層階物件の取得を検討する際には、このようなリスクが潜むことを念頭に置いておく必要がありそうです。