皆さん、おはようございます。

元ビジ大家です。

 

改めて、いつも私が定義づけている 「投機と投資の違い」を書いてみます。

 

投機とは?

 

投機とは、対象物の転売で売買差益を儲けるやり方です。

 

不動産で言えば、マンションを買って値上がりしたところで売れば

その差額が儲けとなります。

 

これが「投機」です。

 

投機には、不動産以外にも株式FX(きん)、プラチナ……など

いろんな対象物があります。

 

それらすべてに共通することは、「買った時より高く手放せば儲かるし、

買った時より安く手放すと損をする」ということです。

 

実にシンプルですが、実勢価格/価格変動の波に呑まれ翻弄されるのが

投機の宿命です。

 

難しいのは、自分が買った後にその対象物の価格が上がるか下がるか?/

しかもいつそうなるのか?が誰にもわからない、という点です。

 

ただし、わからないなりにもさまざまな情報やデータを元に分析を行い、

価格の変動をある程度予想することはできます。

 

もしそうした予想が、時間が経過してもあまり値下がりしない/むしろ価格が

上がる可能性大!といった予想が成り立つのなら、タイミングを見計らって勇気

を出して買ってみれば良いと思います。

 

買う=入口と置き換え、売る=出口と置き換えて考えれば、買う段階で出口で

儲けが出るように算段しておくことも大切です。

 

そのためには、最安値と最高値から見たときに、今の価格はどれくらいの位置に

いるのか?を見極めることが必要になります。

 

投機においては、できるだけ最安値に近い位置で買うことが望ましいのは

当たり前です。

 

もし、今の価格が高い位置にいるなら値下がりするまで買うのを「待つ」こと

も必要です。

 

幸いにして安いところで買うことができた場合も、値上がりするまでは時間が

かかりますから、その場合も「待つ」ことが必要です。

 

稼げる投機家はこの「待つ」ことができる人です。

 

投機目的で買った場合、その「待つ間(時間)」がたくさんあります。

 

その「待っている間」はどうするか?と言うと、その時間を利用して

「投資」をする……という発想を持つと良いと思います。

 

投資とは?

 

投資とは、対象物は手放さずにそこから生まれる派生利益を稼ぐやり方です。

 

買ったマンションを他人に貸出しをして「家賃」を毎月もらっていけば、

その家賃収入が当面の稼ぎとなります。

 

これが「投資」です。

 

不動産で言えば「賃貸事業」を行なうのと同じ仕組み(流れ)です。

 

他人に不動産を貸出して家賃収入を得ている時間は、不動産投機をしている人に

とって「待つ間にも収益を上げる」手法となり得ます。

 

そして「待っている時間」が経ち、当初の狙い通り価格が高くなったところで

うまく手放す(売る)ことができればそこで投資も投機も終了します。

 

トータル的に見れば、投資と投機の両方でお金を稼ぐことができて万々歳!と

なります。

 

これが投機の合間に投資をしているという考え方であり、長い時間軸

を前提にした長期目線の発想による投機・投資のやり方です。

 

私は投機を行なわないことをマイルールとしていますが、上記のような考え方を

持つことのできる人こそが「真の投資家」なのかもしれない……と密かに思って

います。

 

そして、いつか自分もそうした「真の投資家」になれることを願いながら、

今は「投資だけ」に単純思考しています。

 

 

本日もお読みくださりありがとうございました。