はじめまして。15歳の高校生のときより、不動産経営に携わってきた大家歴35年目の大城幸重と申します。

 

今年2月に35年間の大家の経験に基づき、本を出版。

 

ネットや大手書店で上位ランキング入りし、重版を果たすことができました。

 

また、オンラインニュースサイトで記事の投稿もしています。

 

現在は、25年間勤めた公立学校教師(公務員)を辞め、不動産収入だけで十分賄える経済基盤を確立し、セミリタイヤ生活を送っています。

 

「なぜ15歳から不動産経営に携わってきたのか?」

 

私は祖父がつくったアパートを受け継いだ地主系の大家です。

 

なぜ私が15歳から不動産経営に携わったのか?それには理由があります。

 

私の祖父は10人兄弟の長男として貧乏な家に生まれ、裸一貫から家族を養うために

 

人夫の仕事をしたり、石炭運びの仕事をしたりと汗水垂らして働き続け、家計に余裕が生まれるまでの40年間、酒もたばこもやらずに生きてきた実直な男でした。

 

祖父は、義理人情の男でもあり、貧乏なときにお世話になった地元のために「恩返しをする」と決め、人口が増加する高度経済成長期のまっただ中、町の家不足に応えるために苦労してためたお金で長屋式のアパートを作りました。

 

そんな祖父のもとで私は育っていきました。

 

私が15歳の時でした。父が他界します。

 

父は私が2歳の時から癌を患い、13年間闘病生活をずっと続けてきたのですが、力尽きこの世を去ったのです。

 

祖父から、「父がいなくなったのだから、おまえがあとを継げ!」と諭され、

 

家賃の回収にはじまり、物件の清掃、草むしり、建物の修繕などと祖父のアパートの管理運営を手伝う形で不動産経営の世界へと足を踏み入れました。

 

「祖父の教えを受け継ぎ、入居者にとって、きれいで住みやすい快適なアパートを創りたい!デザインアパート誕生!」

 

その祖父も平成8年、私が28歳の時に他界します。

 

祖父の「地域に恩返しをする」という教え受け継ぎ、

 

家系が教育に携わる仕事をしていたこともあり

 

「良い住環境が良い子を育てる」

「快適な住環境のもとですくすくと育つ子どもを育ててほしい」

 

という願いも込め、

 

「入居者にとって、きれいで住みやすい快適なアパートを創りたい!」

 

という思いから、外観デザインに魅力があり、住みやすい間取りで快適な生活を送ってもらえるデザインアパートを建築したのが今につながるデザイナーズアパート創りのはじまりでした。

 

このように、自分自身がはじめて手がけた物件は、相続で受け継ぐことになったアパートの建て替えでした。

 

今から22年も前のことですから、不動産投資という言葉もあまり聞かない時代。サラリーマン投資家のバイブルとなるロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」(筑摩書房)の発売以前のことです。

 

情報がまったくない中で、手探りでデザインアパートを建てたのです。

 

次回は、「現代社会をより良く生きるために!」と題してお話しさせていただきたいと思います。

 

本日はご覧いただきありがとうございました。