皆さん、おはようございます。

元ビジ大家です。

 

私が自動車の運転免許を取得したのは今から34年前の8月で、おかげさまで

ここ20年位はずっとゴールド免許(=交通違反ゼロ)で運転をしています。

 

免許証と交通違反の関係は投資全般における考え方に通じる点があると

思ったので、今日はそんなことを書いてみます。

 

交通違反をすると減点されるのか?!

 

ゴールド免許とは運転免許証の更新等をした時点において、過去5年以内に

加点対象となる交通違反がない優良運転者に与えられる運転免許証です。

 

ここでけっこう盲点になりがちなのは「加点対象となる交通違反がない」と

いうところです。

 

つまり「交通違反をすると実は加点される」……ということです。

 

一般的に、スピード違反や駐車違反などのいわゆる「交通違反」をすると

「減点された…」と人は言いがちですが、実は減点ではなく加点されるのが

ルールです。

 

1点減点……2点減点……と言ったりしますが、これは誤りで、正しくは

「違反をすると加点される」わけで、その加点された合計点数が一定水準に

達すると、免許停止や免許取り消しになります。

 

言い換えれば、交通違反が何もなければゼロ点なわけです。

 

何もしなければゼロ、何かをしたら加点!という発想は大切です

 

加点方式の反対は減点方式ですが、減点方式でビジネスや仕事を考えると、

あたかも最初に自分の持ち点があって、違反・ミス・失敗をするとそこから

徐々に点数が引かれていくように思えます。

 

でも、ビジネスや仕事や投資において前向きな行動をした結果が仮に思って

いたとおりにならなかったとしても、それは「(一時的な)失敗」であっても

決して「(永遠の)失格・落伍」ではないのが本来のあるべき姿だと思います。

 

失敗は次につなげる貴重なステップ・道しるべになりますが、失格・落伍には

もう次がありません。

 

また、その失敗があるからこそ他の人が同じ過ちをせずに次へ進める……と

いう場合もあります。

 

不動産投資を行なう場合でも、いつもいつも完全完璧にうまくいくとは

限りません。

 

時には前向きな行動のつもりが逆に仇(あだ)となって、自分の意図しなかった

方向に進むこともあるかもしれません。

 

良かれと思ってやったことが、反対に悪い結果につながることだってあるかも

しれません。

 

でも、そうした行動は「前向きな行動である限り」加点されていくべきであり

決して減点主義で評価・解釈をしないほうがベターだと思います。

 

不用意に自分で自分を責める必要はありません。

 

減点方式は「事なかれ主義」を生み出します

 

サラリーマン社会でも「減点主義」で人事評価をしていくことはうまく

ありません。

 

やがて「やったもん負け文化」を醸成して「何もしないでやり過ごすのが一番」

という悪習を作り上げてしまいます。

 

「これをやって失敗したらどうしよう……」と人に恐怖感を与え、結局「行動

できない人」を作り上げてしまいます。

 

この考え方・文化だと発展性がないので良くないと私は思っています。

 

投資に踏み切れない人というのは、もしかすると勤務している会社で減点主義の

風潮がはびこっていて、それが頭のどこかに残っているために絶えず物事を

「減点方式」でとらえる傾向が身に付いているのかも……しれません。

 

それはかなりもったいないことだと思います。

 

減点方式ではなく「加点方式」で物事をとらえたり、投資に活かす姿勢を持つ

ことが大事だと思いますし、延(ひ)いては人生そのもの加点方式で考える

ほうがベターだと思います。

 

 

本日もお読みくださりありがとうございました。