みな様、根本伸之のコラムをお読みいただき誠にありがとうございます。

突然「会社を辞める」と言い出すとほとんどの奥さまは怒り出す。

 数日前にテレビのバラエティ番組で、夫が妻に、突然「会社を辞める」と言ってその時の妻の反応を見る番組がありました。お笑い番組であり、どっきりカメラのような番組です。実際には退職はしないのですが、このように言われたときの妻の反応を見て楽しむバラエティです。

 突然「会社を辞める」というと、妻によって対応がまちまちでしたね。

 まず理由と今後の対応を聞いたうえで、大反対と怒り出す妻がほとんどでした。

 しかし中には、覚悟を決める妻がいました。

 この覚悟を決めた奥さんは、とてもカッコよく、夫が突然「会社を辞めて海外に(闘牛士?)になる為に、修行に行く」といったら「分かった。私も付いていく」と言っていました。

 なかなかの覚悟です。感心してしまいました。

 しかし、繰り返しになりますが、ほとんどの奥さま方は「大反対」を通り越して怒り出していました。

 そりゃそうでしょう。収入面の不安もありますし、家でゴロゴロされても困るし、何より一家の一大事の話にもかかわらず計画性もない状態では怒り出すのも無理はありません。

 以前、コラムに記述したこともありますが、妻を説得した時のことを思い出したので補足として書いてみたいと思います。

我が家の場合、妻は怒り出しませんでした。

 さて、サラリーマン大家をしている方やこれから目指す方の中には、将来のサラリーマンリタイアを考えている人もいることでしょう。

 それを目的に不動産投資をしている人も少なくはありません。かくいう私もその一人であり、約1年前にサラリーマンを退職しています。

 幸いなことに私の妻は、退職することを宣言した時に怒りだしたりはしませんでした。

 なぜなら、事前に我が家の未来計画を作成してお互いに共有していたからです。

我が家の未来計画で妻を説得

 未来計画には主に以下のようなことが書いています。

1.夢、将来やりたいこと。

 どのような人生を歩みたいのか。自分の夢を語ります。

2.そのための計画とステップ。

 これには自分の計画だけでなく、妻の希望も含めています。例えば我が家の場合は、将来的に、妻がヨガや子育て支援のボランティア活動をしたいとの希望があり、これを実現するためのステップを自分なりに考えて資料として作成しました。

3.定年後では間に合わない理由。

 一般的に定年を迎える年齢になると体力的にも精神的にも疲労しやすくなってしまうことから、定年後では間に合わないことを訴えます。

4.今後30年の収支計画。

 まずコスト面ですが、今後の自分たち家族の生活費の予測をします。

 子供の進学に関する学費、や結婚での祝い金、家のリフォーム代金、数年に一回の旅行等考え付く範囲で構いませんが、今後30年でどんなコストがかかりそうなのかを洗い出しします。

 その後は収入面です。退職後の実質の家賃収入やその他起業した場合の事業収入の推測、年金、サラリーマンなら401Kなども含めて収入面の予測をします。

 もちろんこの通りに行かないことも多いのですが、あくまでも予測であり、妻を説得するための材料です。

 自分自身でサラリーマンを退職後にどれくらいの収入を得ることができれば良いのかが分かるので、退職後の計画立案にも役立ちます。

5.いわゆる定年年齢である60歳(65歳)をこえた後の生き方。

 我が家の場合ですが、妻は、以前から、「定年後に夫が家でゴロゴロしている」というのが嫌であるような話をしていました。

 このまま定年までサラリーマンを続けていれば、退職後にはおそらく「家でゴロゴロする」が今退職して起業すれば、「家でゴロゴロせずに、人生の最期を迎えるまで張り合いを持って生きていける」ことをそれとなく説明します。

 

さて、いかがでしょう。サラリーマンを退職するには、多少勇気が必要ですが、自信があればできないことはありません。ただし、家族の了承は絶対に必要です。

家族を説得するための参考にしていただければ幸いです。 

根本 伸之