定年前の話題

こんにちは。築古大家トムです。

学校を卒業以来続けてきたサラリーマン生活がもう少しでゴールを迎えます。

この歳になると、同年代の仲間たちとお酒を酌み交わす機会が増えてきます。

定年近くになると窓際に追いやられ、家庭でも子育てが終わってやることがなくなってきます。

何となく学校時代の仲間たちや年齢の近い会社の同僚たちで集うようになるのです。

このような連中との間でよく話題になるのが、勝ち組と負け組の話です。

サラリーマンとしての勝ち負けは比較的明快です。

出世した人が勝ち組、出世できなかった人が負け組です。

しかし、定年間際のサラリーマンが出世競争の話をするのはまったく無意味です。

定年を迎えた日からサラリーマンは肩書を失います。

会社を辞めたその日から出世した人もしなかった人もただの人になるのです。

死ぬまで分からない

それに気づくと、今度は人生の勝ち負けに話が及びます。

しかし、人生の考え方、人の価値観など千差万別で収拾がつきません。

結局は誰が一番おカネを稼いだかという、極めてありきたりな話になってしまいます。

ここでよく話のネタに引っ張り出されるのが私のようなサラリーマン大家です。

不動産をいくつか保有し、その賃貸収益で不労所得を得ている。

年金の心配もない。

資産家のお前は間違いなく勝ち組だ。

こんな論法です。

確かにそれなりの不動産所得があり、このまま順調にいけば年金の足しにもなりそうです。

しかし、現実に目を向けると、不動産取得のためのローンはまだまだ残っており、投資した資金のうち回収できたのは2割に満たないのが現状です。

しかもリスクの高い築古物件ばかりなので、いつまでCFが回るか分かりません。

こんな本音話をすると、仲間たちからこう言われます。

「お前の場合は、死ぬまで勝ち負けがわからんな」。

そう、それが不動産投資のひとつの現実だと思うのです。