不動産取引の仕事をする者にとって、とても大事な資格の「宅地建物取引士」(宅建)

 

不動産会社で働いている方の多くが取得しています。

 

では、不動産投資を行うにあたり宅建は取得すべきでしょうか?

 

 

こんにちは!『キク』です。

 

私は元々不動産売買の仲介会社で働いていたので、宅建は非常に馴染みのある資格でした。

 

そんな「宅地建物取引士」という資格が不動産投資にも活かせるか考えてみましたので、まずは宅建の概要から詳しく見ていきましょう!

 

宅地建物取引士とは?

 

すでにご存知の方も多い思いますが、念のため宅建の詳細から確認していきます。

 

宅地建物取引士(宅建)とは宅地や建物などの不動産を取引(売買、賃借、交換)する際に必要な業務を行う国家資格です。

 

国家資格ということもあり、毎年約20万人程受験する人気資格で「マンモス資格」とよく呼ばれています。

 

ただし、不動産の営業は宅建を持っていなくても行うことが出来ます。

 

ではなぜ宅建という資格が必要かというと、まずは宅建士のみが行うことが出来る、いわゆる「独占業務」があります。

 

・重要事項説明

・重要事項説明書の記名・押印

・契約書の記名・押印

 

は宅建士のみが行うことができます。

 

また、不動産会社の事務所ごとの従業員5人に1人以上の割合で宅地建物取引士が必要という人的要件があります。

 

ですので、例えばですが全10人の会社で社長と経理のおばちゃんが2人が宅建を持っていれば、営業マン8人とも宅建を持っていなくてもOKです。

 

 

試験内容・勉強時間

 

試験内容ですが、主に

 

・権利関係(民法、借地借家法、不動産登記法、建物区分所有法)

・宅地建物取引業法

・法令上の制限(都市計画法、建築基準法、国土利用計画法、農地法、宅地造成等規制法、土地区画整理法など)

・税金関係(所得税、印紙法、不動産取得税、固定資産税、鑑定評価など)

 

が出題されます。

 

他にも細かい出題範囲がありますが、大きく分けるとこんなところです。

 

宅建を勉強することによって上記のような内容を詳しく知ることができます。

 

合格率は16%前後と、なんとなく難しそうに見えるかもしれませんが、一般的には250~350時間程の勉強時間で取得可能です。

 

暗記を必要とする問題が多い為、しっかり勉強時間を確保すれば割と誰でも取得は出来ると思いますが、勉強しないと頭の良い人や実務経験者でも取得は難しいです。

 

 

不動産投資に宅建の資格は必要?

 

結論から申し上げると基本的には不動産投資をするにあたって宅建の資格を取得する「必要」はないと考えています。

 

特に「初心者の方」程勉強する必要がないと思います。

 

もちろん持っていないよりは、持っている方が宅建から学べることもありますので良いです。

 

ただ、「投資」に関することが載っているわけではないので、「不動産投資」の実務に関連する内容は薄いです。

 

宅建に長時間費やすよりも、その300時間を使って「不動産投資の書籍」や楽待のコラムを読んで勉強しましょう。

物件の検索、現地の見学、銀行・仲介業者とコミュニケーションを取りにいきましょう。

 

ただし、初心者でも宅建のテキストを購入するのはおすすめです。

 

20歳前後の頃ちょっと資格取得に熱心だった時期があり、無駄に多くの資格を持っているので分かるのですが、参考書の中でも宅建のテキストは非常に分かりやすくまとまっているものが多いです。

 

人気の国家資格で受験者も多い為、各会社が参考書の作成にとても熱を入れています。

 

テキストの使用方法としては

 

いつもの不動産投資に関する書籍を読む代わりに宅建のテキスト眺めてみる。

辞書代わりに手元に置いておく。

 

なんて使い方がよいと思います。

 

 

宅建の勉強をしても良いと思う方

 

さて、「宅建はいらない」というだけでは面白くないですよね。

 

法令関係に詳しくなったり、重要事項説明書の内容も楽に読めるようになると思いますので、宅建の勉強をしても良いと思う方を考えてみました。

 

・不動産投資だけでなく、別の本業にも関連のある方(不動産関連、建築、銀行などの金融業、小売・流通で店舗立ち上げなどに関わる方など)

・すでに安定して何棟も運営しており、時間もあるのでステップアップしたいと思う方。

・将来的に不動産関連の仕事に就職したい方。

・将来的に不動産関連の仕事で独立、開業を目指している方。

(賃貸だけでなく、短期間で売買を繰り返し、積極的にキャピタルゲインを狙いたい方は宅建免許が必要になるのでここ。)

 

上記のような方は宅建の勉強はおすすめです。

 

まとめ 宅建ではなくまずは「不動産投資の勉強から!」

 

宅建もよいですが、まずは不動産投資の勉強をすることに時間を使いましょう。

 

とりあえず宅建のテキストを一冊購入しておき、実際に物件を購入して、運営することに慣れてきた頃に再度宅建のテキストをしっかり読み込んでみると、より興味が沸いてくると思います。

 

役に立つ資格ではありますので、本格的な勉強は不動産投資を始めてからでも遅くはないですよ!