絶対に猫好きの人は読まないでください! また夏の怪談話でもありません。
 
猫屋敷を購入

裁判所から一軒家を買ったときの話です。いわゆる競売物件ですが、入札さえ面倒な私は「特別売却物件」から買いました。

  ☆特別売却物件とは、何度も競売にかけられて値が下がっても誰も入札しなかったクズ物件をその最低価格のままで買う人いませんかというものです。瑕疵物件のオンパレードです。だからこそ安すぎる価格が、逆に心理的恐怖となります。(現在は特別売却をしない裁判所の方が多いかも)

   買う前に 現地を遠くから見ましたが(もちろん競売物件は立ち入れませんので)、居住者がいることが確認できて  それに気をとられたので、窓のスキマから猫が顔をだしているのも見えてはいたのですが、、(裁判所の記録にも猫屋敷に注意する記載があったが、その他にも瑕疵要件満载の物件でしたし、、、)

ありがとう。居住者のかた


購入後、どうやって居住者(債務者)に出て行ってもらうか?
競売物件ですので、「引渡命令」は出してもらえますし、「強制執行」もできますが、費用、時間、の费用対効果を考え、そして人間としての誠意(?)を何よりも大切にする私は考え抜きました。

だから、(後で 同意を得る前提で) 私は引っ越してもらう先のアパート(家賃3.8万円)の手配をしました。不動産屋の「仲介手数料」と「礼金」はこちら持ち。「必要な荷物も私が運ぶ」という条件です。
   住む場所を勝手に決めて引っ越しさせるのは 冷酷に思われるかもしれませんが、悪い人でなくても、こうした人は、自分からは行動を起こさない、起こせない人がほとんどです。(だから競売までなったのですし。また 省きますが その人の為に私は色々なことで骨を折っています。たぶん私は誠意の人です。)

  だから、びっくりするほどスムーズに事は運びました。不用品とされた荷物の処分が面倒なくらいでした。(競売物件の購入は3回目の経験でした。)

猫屋敷の本当の恐怖


ところが、猫ちゃんは1匹でなく、1室が猫部屋になっており、10匹近い猫が生活しており、立ち入ることができないほどの悪臭を放っていました。(その部屋は完全に猫のトイレ部屋)
    楽待ちさんの「特殊清掃人」のコラムに比べるとそれほどではないのでしょうが、読んだあとに思い出してこれを書いています。

 競売物件は、購入後は全て自己責任であり、「素直に引っ越してくれた人」の飼い猫でもなかったので文句を言う先(相談先)はありません。

まずは捕まえようと完全防備をしてを持って家に入りましたが、5分であきらめました。
かわいく見えた猫は、異変に気づき 一斉に攻撃的な唸り声をあげ、本当に恐怖で震えました。 ヒッチコックの世界でした。

犬より怖い猫の法律のせかい。


保健所に電話して相談してみました。
「うちの保健所では、猫は原則 引き取れないんですが、あなたの飼っている猫は1匹だけですか?」
と聞かれたので正直に事情を話したのが、かえってマズかったのですが
あなたが飼っていたのではない猫を10匹も引き取ることができません。」と丁寧に断わらました。もし捕まえることができても、引き取ってくれないというのだ。

そうだ! 飼い猫ではなく野良猫で困っていることにしよう。部屋から脅かして追い出すことならできそうだ。だいぶ 日をあけて もう一度 保健所に
「あの、、、  家の近くに野良猫が多くて困っています。捕まえてはもらえませんか?」
「できません。野良犬は捕まえることができますが、は捕まえられません法律上そうなっています。」

私はその意味が最初よくわかりませんでした。
  二つの理由を言われました。猫は普通、放し飼いで首輪もつけないので 飼い猫野良猫かの区別がつかない。また野良犬の場合は「狂犬病」対策のため捕まえることができますが、猫の場合はそういった法律がないからだそうです。

☆現代の情報や地域差もあるかと思いますが、周辺の自治会の「ウチの飼いネコではありません」と言う全員の同意書を集め、やっと動いてくれたところもあると聞いたこともあります。

    私は究極のことまでを考えました。「いつやねん」と言われるほど古い話ですが、昔の私の田舎では野良猫を処分(殺す)することも許される時代がありました。学校で 教頭先生が、子ども達が遊んでいたのら猫を教育的配慮からあえて児童に持たせて撲殺した記憶があります。
 今の時代、もしなどを使って……などすれば大問題になり、報道され、「動物愛護法」違反であなたが、捕まる可能性もありますよ、とまで保健所の方に釘を刺されました。

☆「」は簡単に追い出せたのに「」はどうしても追い出せない。今なら、ヤミサイトにでも頼むしかないか?(レトリック表現です。)

 

この方法で良かったのか?

さて、この家が猫屋敷になるためにはきっとをやっている人がいるはずで、そ犯人が一番悪いのに そいつを張り込んでも見つけられませんでした。

そのため私は「張り紙」をしてやった。
猫で困っている新しい所有者です。1週間内に猫を連れ出さなければすべての猫を処分します。」

この張り紙は効果てきめんでした。
処分の意味をどう想像されたかわかりませんが、猫に餌を与えている人が現れて「処分はやめて欲しい。この猫ちゃんたちを必ず連れて出るから」と懇願してきました。愛猫家の人には失礼ですが、ネコよりもその人の生活を心配してあげなければならないタイプの女性でした。

あっけない結末でした
後に近くの公園で野良猫が多くなって 困っているとの噂を聞いて、心が痛みましたが、どうしようもありませんでした。私はどうすべきだったのでしょか? だれか教えてください。

 

ハンパない」ネコ臭

  その後の掃除やリホームも大変でした。
猫の糞尿の染み付いたカーペット類、その他の大量のゴミ。
  ゴミ処分業者に頼んだら、「引っ越しにも使うトラックなので猫のにおいがつくのはダメ」と現地で断られ 持って帰ってもらえませんでした。
  自治体も「引っ越しやリホームに伴う大量のゴミは持ち込めない。」が原則です。私はさらに猫ゴミを細分化し、家庭ごみに混ぜて、少しずつ 長期間にわたって出すことにしました。
  部屋の内装もかなり壊して リホームしましたが、土壁の内部に染み込んでいたり、木部分はペンキでゴテゴテに塗りまくってやったが、ネコ臭は消えなかった
  知り合いの葬儀屋さんに消臭薬品で処理してもらったが、完全には消えなかった。

「飼い猫」数が、「飼い犬」を上回ったとのこと。                                    賃貸物件に関わるものは、猫ちゃんとの共存を 戦略的にも真剣に考える時代が来ているのは 確かなようです。が私のネコ事件はトラウマとなっています。

「他人の不幸は蜜の味」、(思い出、パート2 でした。)