長い行列の先にあったものは・・・?

なにやら長い長い列ができています。

「何の列だろう?」

興味を持った私は列の先頭に行ってみると・・・

 

ポップコーンの値段に驚愕

長い列に興味をもった私は、列の先頭に行ってみると、そこは単なるポップコーン売り場だったのです!

しかし、その値段に驚愕です!?

ポップコーンが、何とっ・・・

「2300円」で販売されていたのです。

ポップコーンの味は、キャラメル味と塩味。

大きさも形もいたって普通。

見た目は何の変哲もありません。

「できたて」という以外は、スーパーで100円で買えるものとたいして変わりません。

映画館で販売されているポップコーンだって500円程度です。

それでも、誰も「騙された」と文句をいう人はいません。

それどころか、長時間並んでやっと買えるポップコーンに、喜んでお金を払っていきます。

いったいどうしてなのでしょうか・・・?

 

魔法がかけられると100円が2300円で売れる!

勘の良い方はお分かりかと思いますが、これはディズニーランドでの話しです。

先日、息子の誕生日のお祝いに、ディズニーランドに行ってきたのです。

夢の世界では、何の変哲も無いポップコーンが、2300円という価格でどんどん売れてしまう。

長い長い行列に並んででも、人々が買いたいと思う。

これはとても面白いなと思いました。

 

かぼちゃの馬車は相場の3割から4割高い価格で販売

かぼちゃの馬車を含むシェアハウス投資の問題点は、さまざま取りだたされていますが、

「相場よりも3~4割高い価格で購入させられていた」

ということが報じられています。

~ 記事一部抜粋 ~

 東京北西部にある二つの土地を鑑定してもらうと、買った値段は相場より3~4割割高だった。転売しても千万円単位の赤字になりかねない。ローンを組む銀行に窮状を訴えると「(借金返済のために)また別のローンを紹介しますよ」と突き放された。

(朝日新聞 2018年3月3日記事より)

~ ここまで ~

 

さらに、かぼちゃの馬車の部屋の募集家賃は、平均して相場家賃の1.5倍程度。

場所によっては2倍近い賃料設定となっています。

 

「新築」で「家具家電付き」とはいえ、売価を釣り上げるための、あまりも高過ぎる家賃設定。

投資は自己責任とはいえ、「不当に高い値段で売るなんて何たることだ!!(怒)」と怒りを感じる方もいるかもしれません。

ディズニーランドでは、高い値段でポップコーンを販売しても、怒るどころか、行列をなして喜んで買っていく人がいる一方で、かぼちゃの馬車では社会問題になってしまう。

なぜ実際の価値よりも高い値段で売れてしまうのでしょうか?

ディズニーランドのポップコーンと、かぼちゃの馬車の違いは何なのでしょうか?

 

アブストクト化(抽象化)する世界経済

以前読んだ本で、この事象をよく表している本があります。

アブストラクト化する世界経済(2020年までの価値の上がる資産、下がる資産)

著者:菅下清廣

出版社: フォレスト出版 (2010/6/18)

 

この著書の冒頭では、世の中の経済がアブストラクト化していると表現しています。

「アブストラクト(Abstract)」とは、辞書を引くと、「抽象的な」「あいまいな」とあります。

今では、ウォール街は“あいまいなもの”を売っています。いや、今の経済ではウォール街はアブストラクトを売るしかないと言うのです。

 

世界中の頭の良い人たちが、「価値がはっきりわからないものを売れば、手数料をいくら取ってもわからないので大儲けできる」と考えていると言うのです。

「リーマン・ショックがなぜ起こったか?」

それは、この世の中がアブストラクトな時代に突入していることを証明していると言います。

(決してアブストラクト化された時代が「悪い」と言っているワケではありません。)

ここに、とても大切な気付きがあると私は思います。

 

不動産は魔法をかけることができる

「価値がはっきりわからないもの」の最たるものが、「不動産」です。

そもそも不動産は「一物五価」と言われるほど、価格があいまいです。

また、金融機関の評価も実にさまざまで、購入者側も投資家目線と実需目線とでも大きく異なります。

ましてや不動産は「相対取引(あいたいとりひき)」ですから、極端な話し、売る人が「1円でいい」と言えば、買えてしまうこともあります。

逆に売る側にしてみれば、他には無いリフォームを施すことで、相場よりも高い値段で売ることもできます。

ここが不動産の面白いところであり、醍醐味だと考えています。

このように不動産では、投資家や大家の知恵と工夫次第で、さまざまな魔法をかけることができるのです。

ディズニーランドのように、良い魔法をかければ、「ポップコーン」が2300円で売れます。

一方で、かぼちゃの馬車のように、悪い魔法をかければ、「極狭シェアハウス」が相場よりも3割〜4割高く売れてしまうのです。

良い魔法をかけることもできれば、悪い魔法をかけることもできるのです。

 

「賃貸併用+ホームステイ」という魔法

私はこの不動産の魔法が大好きです。

(もちろん良い魔法です。)

その最たるものが、「賃貸併用住宅+ホームステイ」です。

長くなってしまったので次回に続きます。