こんにちは。雑草です。

 

さて今日は、金利について考えてみます。

 

金利について

まず基本的なところから、短期金利と長期金利の整理

 ・短期金利:日本銀行(日銀)が金融政策でコントロールしています

 ・長期金利:10年物国債の金利がベースです。国債は市場で取引されるので、 

       国債価格(金利)は日銀のコントロール下ではありません。国債

       価格が上がると金利が下がる、金利が上がると国債価格は下がる

       という関係です。

 

 

次に日銀について

日銀は日本の中央銀行ではありますが、JASDAQに上場しています。

よって財務内容も公開されています。

 

平成29年度の資産状況です。(単位:億円)

 

(資産の部)

  金地金              4,412

  現金                 2,743

  国債           4,483,261     (内、長期国債)     4,265,674

  CP等              20,357

 (その他、省略します)

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 合計             5,282,856

 

(負債の部)

  発行銀行券      998,001

  預金             3,563,778

 (その他、省略します)

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  合計             4,864,234

 

(純資産の部)

  資本金               1

  法定準備金       31,590

 (その他、省略します)

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合計                 36,658

 

見てお分かりの通り、資産の大部分は国債です。よって、国債の価格が10%下がれば債務超過です。(金利の上昇は国債価格の下落です。)

 

中央銀行が債務超過ですよ。通貨の信用は中央銀行の信用です。その中央銀行が債務超過になるとどうなるのでしょうか?想像できません。

 

ですので、日銀は金利上昇を望んでいません。

しかし、物価は上げたい。物価は上げたいが、金利は上げたくないという矛盾することを同時にやるという難易度の高い施策に取り組んでいるのです。多額の借金を抱える国(日本政府)も同じです。金利は上げたくないが、物価は上げたい。

 

さて、先ほど長期金利は市場で決まるので、日銀のコントロール下ではないと書きました。

 

基本的にはそうなのですが、現在はそうでない状況になっています。

下記、国債の保有割合です。

日本銀行の資金循環データより

 

上記の通り、国債の40%は日銀が保有しています。日銀が大量に保有している国債だから銀行や生損保も安心して保有しています。これらを合わせると保有率は80%以上になります。要は本来市場で取引される国債も実は官製市場となっているのです。これらは金利が上昇(国債価格が下落)するような動きはとらないでしょう。

 

よって、結論は「今後物価上昇が達成できない限り、金利上昇はない」というのが私見です。

 

安心して融資を受けてください。しかし、くれぐれも自己責任で。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

以上