無事、相手方の逮捕されている警察署へ訴状が送達され裁判が始まりました。

(こういった場合、相手方が訴状を受け取らず裁判がなかなか始まらないといったことがよくあります)

 

第1回口頭弁論開廷

被告は逮捕拘留されているため当然出廷しません。

裁判長は被告の答弁書を一読し、

裁判長)訳分からんね~(笑

    大家さんも大変なんだね・・・

    ハイ、では判決、○月○日に言い渡します。

    原告は来なくて良いですよ、判決文は郵送します。

    コレで閉廷です。

3分で終了です。

そりゃーそうでしょうね、まったく筋の通ってない主張です。

裁判長も半笑いでした。

 

その後、1週間ほどで判決がでました。

もちろん勝訴判決です。

 

今回の判決には仮執行宣言がついていますので、

即、明渡し強制執行が出来ます。

(仮執行宣言についてはネットで調べてください)

 

判決文を受け取り、即効で強制執行申立を行ったのですが、

同日に被告側から控訴申立がなされました。

 

往生際の悪いやつです。

 

しかし、この場合は仮執行が優先されますので、

強制執行と控訴審は並行して行なわれます。

そして、明渡しは強制執行を実施し、

1ヶ月の保管期間を経て全ての荷物を買い取るかたちで私のものにし、

家財道具の処分を行ないました。

費用は、執行官に支払う費用が4万円ほど、

あとは、現地保管(室内にそのまま)でしたので、費用はかかりませんでした。

 

それと控訴のほうは、

これも訳のわからない主張のため、控訴棄却という結果に・・・

 

で、この出来事を楽待コラム(現在時点)で書いているときに、

出所してきた被告から連絡がありました!!

これにはビックリです!!(この出来事は2年ほど前のことなんです)

まさか楽待見てる??

元入居者)私の荷物の中に免許証やパスポートがあったはずだ!返して欲しい!

必  殺)強制執行で処分したから、荷物はすべてない

元入居者)いくら強制執行でも、免許証やパスポートは預かる義務があるはずだ

必  殺)そんなモン見つからんかった。ウソだと思うのなら裁判所に行って、

     当時の資料を閲覧してこいよ

元入居者)・・・・、

必  殺)コッチは正式に裁判で許可を得て裁判所の指示で処分している。

     不満があるなら、どうぞ裁判でも何でもしてくれ

元入居者)そうですか・・・、

     それはそうと、いま空室はありませんか?

必  殺)はあ?自分いま家あるんだろ?(固定電話からの番号だったため)

元入居者)ええ、大阪市内に住んでいるのですが、居心地が悪くて・・・

必殺心声)おそらく家賃滞納してるんだろうな・・・

     しかしフザケタ奴だ!!

必  殺)自分、部屋貸してくれという前に溜まった家賃払うとか一言言われへんの?

元入居者)スミマセン、忘れてました~

     いま、いくらの家賃で借りれるんですか?

必  殺)前の滞納家賃払ったら考えたるわ!

元入居者)今お金無いんで、引越ししたら分割でも払わせてもらいます~

必殺心声)フ・ザ・ケ・ル・ナ・!

必  殺)まずは払ろうて!金が溜まったら電話頂戴や~

で、電話を切りました。

こいつからの家賃回収は不可能です。

完全に狂っています。

犯罪者というのは、

もう失うものがないので回収できません。(最強です)

それと、物凄く理屈っぽいんです。(ネチネチ話す奴です)

 

今回、強制執行で荷物の撤去を正攻法で行なっていますので、

相手もこれ以上、突っ込みようがありませんが、

もし、勝手に荷物を搬出処分をしていれば、

何かにつけイチャモンをつけ、金にしようとしたでしょう

 

皆さんも、

家賃滞納だからいいだろう?とか

夜逃げだからいいだろう?とか

逮捕されたんだからいいだろう?とは思わずに

荷物があるなら法的手続きをお勧めします。

 

こちらが正規の手続きを取っていれば、

永遠に請求できますからね!!