皆さん、おはようございます。
元ビジ大家です。
一般的に「借金の返済のために別の借金をする」……というのは自転車操業と
呼ばれ、決して推奨されるものではありません。
確かにそのとおりだと思います。
ところが、その借金の種類を少し具体化・選別して考えると、必ずしもダメな
こととは限らない……ということも言えそうです。
悪い借金を支払うために良い借金をする
私がリタイアを決めた頃から心がけていることの一つに「悪い借金を支払う
ために良い借金をする」という考え方があります。
ここで言う「悪い借金」とは、主に消費に関する借金や、借金でなくても実際に
自分の手元からお金が出ていく支払先/支払い方を指します。
また、ここで言う「良い借金」とは投資をするための借金のことで、投資に
よって毎月の返済額以上に収入が見込めるものを言います。
良い借金を使った代表例が「不動産投資」です(……というか、これ以外に
例が浮かびません)。
「サラリーマンとして縛られずに生きていく」という考え方をしたときに、
「良い借金を活用すること」はとても重要なことだと捉えています。
かつて長男が大学に合格して一人暮らしを始めたとき……
今から7年前の話ですが、長男が大学に合格して東京都内で一人暮らしを
始める際に賃借したアパートの家賃が5万円でした。
国立大学に進学することを条件に「一人暮らし」と「家賃の支払いを私がする」
ことを認めていたので、約束として家賃は私が出しました。
……と同時に私が行なったのは「子どもが住むアパートの家賃を支払うために、
私自身は投資用に都内にワンルームマンションを一つ買って、そこから家賃5万
円を得るようにした」……というやり方です。
○子どもの家賃=悪い借金/支払い(実際は借金ではありませんが)
○投資マンションからの家賃=良い借金/収入源(実際は借金はしていませんが)
実際に借金はしていなくても、「支払いのために収入源を作る」という考え方で
言えば同じことです。
これの何が良いか?と言うと、子どもが大学を卒業して家賃を支払う必要が
なくなれば、私の財布の中で悪い借金(支払い)がなくなり良い借金(収入)
だけが残る、ということです。
言い換えれば、その段階で私の手取り収入が5万円分増えることになります。
実際にスキームはほぼ思ったとおりに機能しました(ほぼ、というのは途中で
退去・入居があったりしたので4年丸々計画通りにはいかなかったからです)。
今でもそのワンルームマンションは持ち続けています(入居中)ので、もちろん
毎月家賃収入を私にもたらしてくれています。
まとめ
何かを消費目的で買うためにローンを組む(=悪い借金)のなら(仮にローンを
汲まないとしても)その支払額に相当する分だけの家賃収入を得られるように
不動産物件を購入する(=良い借金をする)……というスキームを私は気に
入っています。
実の手残り収入を得るまでに時間(期間)がかかることが難点ですが、
悪い借金の返済が終わればその分がそのまま自分の新たな収入となり、
自由に使えるお金が増えることになるので、長期目線で物事を見ることが
できる人にはもってこいの手法だと思っています。
サラリーマンで言えば、悪い借金の返済が終わると同時に「自動的に昇給する」
ようなもので、しかもそれが(自分の中で)確約されていることになります。
時限的にそれが1年後……2年後……3年後……となるように組んでいけば、
毎年昇給するのと同じことになります。
「支払いのための収入源を作る」という発想を持つと不動産投資に一歩前向きに
取り組めるような気がしますので、サラリーマンで不動産投資に躊躇されている
方は、こうした考え方もあると理解され、参考になれば幸いです。
本日もお読みくださりありがとうございました。
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