私は、特に 裁判が好きなわけではない。しかし不動産に関わるとどうしても必要になる。

例えば
「ある日 突然、通路にポールが立てられ、車が入れなくなった。」
「ヤクザが入居して出て行ってくれない。(コラム執筆済)

ボロ物件が多いので、トラブルといってもそれほど多額にもならない。何でも弁護士まかせとはいかない。それで「法律DIY」をする。その立場から見える裁判所とは、、、、、、、「簡裁」「地裁」だけでなく「高裁」案件も2度、不動産って本当にめんどくさい。)

これから書く事は、全て事実体験ですが、感じた事は、私個人の感想であって、客観的、一般的なものとは異なります。田舎の裁判所アルアルかもしれません。
(裁判内容にはほとんど触れていません。普通に思ったことも書いていません。)

裁判所は「裁判が大嫌い」

(証拠1 )  受付に嫌なヤツを配置して客(?)を追い出し訴状を出させない

少しでも曖昧なまま、相談気分で裁判所に行くと

・「もっとよく考えてからもう一度来られては?相手さんとは充分話し合いしましたか?」

・「ここでは相談は受けられません。「原告」にだけ有利になってしまいますので、アドバイスは一切できません。」

・「どうしても相談が必要なら、きちんと弁護士の所に行ってください。」

もっともらしくも思えるが、うまく追い返されそうになる。そもそも対応が、気分を害されるレベルだ。
真剣に考えているなら「訴状を出します。」不備でも「補正命令」や「却下になっても構いません」まで言わないと 受け取ってもらえません。

証拠(2) 本当の理由。

ショッキングですが本当のことです。(田舎の裁判所の別室に呼ばれての会話です。)
裁判を決心し「訴状」を出そうとすると

「管轄はB裁判所にあるから、ここA裁判所では受け付けできない。」
と書記官に言われる。

「Bにもあるけど、ここAでも管轄があるのでは?」

「少し勉強されているようですね。ごめんなさい。実は、ここの裁判官は、仕事が多くなると 私たち、怒られるんです。できるだけ減らすように言われているので… どうしてもこちらで提出されますか?Bではだめですか?」

オイオイ、そんなこと一般国民に言うか?むしろ秘密にしてくれよ。裁判官もその書記官も一般常識ないんか?おかしすぎるだろ。

(裁判官はたくさん仕事をこなしても、病気休みで全く仕事をしなくても給料は全く同じだそうだ。だから日本中、病欠の裁判官だらけ。これが「司法権の独立」の皮肉な側面の一部だと何かで読んだような、、)

裁判官は面白いキャラクター満載

いつも眠っている裁判官

別の仕事の関係上、子供たちの社会見学に裁判所の傍聴(刑事事件)に連れて行った。(3グループに分かれて別の日にも) 1回目の時に子供たちが「裁判官が眠っていた」(ように見えただけ?)と笑って報告を受けた。2回目、3回目のグループもやはり同じだった。(お仕事大変なのかな?同じ裁判官です。)                        逆に傍聴人がいると、とても張り切っているように見える裁判官もいます。好きです。

突然にキレだす

優しそうに「素人」に接してくれる裁判官は絶対に注意。雰囲気に飲まれてタメ口になったら絶対だめ。ある時 帽子をかぶった大工さん(相手さん側)に、和解のラウンドテーブルの席で帽子を脱いでない事に気付き、突然キレだして、空気が一変した。

専門家でもミスはある

高裁での「和解」の席でのこと。担当判事が 間違った説明をする。「通行地役権」の「要役地」と「承役地」の言葉を逆に使っており、話が進まない。(言い間違いでなく、ひょっとしてと今でもおもっている。)   でも 下手に間違いを指摘して「心証」を悪くされては絶対にだめ。困っていたら事務方の人がうまく訂正をして何もなかったかのように進んだ。良かった。

法律用語があまりにわからないと嫌われる。でも下手に予習して「こんな判例もあるのでは?」などと素人が主張すると最悪になる。民事の和解など裁判官の気分次第。いつもドキドキ緊張する。

裁判所は憲法を守らない

弁護士をつけずに裁判が始まると思いっきり「嫌み」を言われる。わかっているけど、こちとら「費用対効果」を考え、費用倒れではできないのだ。弁護士をつけることを強要するのは、たぶん憲法32条違反だと私は勝手に思っています。

裁判所は「法律(民訴法)を守らない。」

簡易裁判所での窓口対応にあまりにも腹が立ったときのことです。

「簡裁」では原告が書記官の前で陳述し書面化してもらえるとする条文がある(民訴133,271条)ので、

「「簡裁」では口頭でも訴えの提起ができるって書いてあるんじゃないですか?もう少し丁寧な対応はお願いできないのですか?」
「裁判所はどこも忙しいです。そんな条文はどこでも使われていません。」

いいけど、裁判所の人だけは「法律まもれません。」とは言えないのでは、とツッコミを入れたいのですが

裁判所では「裁判をやらない。」

民事訴訟の場合、「準備書面」のやりとりだけで進むので「期日」当日は一切、裁判らしいことはやらない。私らは、(ある意味 暇でやっているから)良いけど、弁護士先生は時間をかけて  次の「期日」を決めるだけに裁判所に来るなんて、なんて非効率。書類確認はたいてい5分以内で終わる。不思議な日本の裁判。

裁判所は「判決」を書かない。

裁判官は判決を書くのは大嫌いだと思う。数回の期日後 必ず「和解」に持ち込もうとする。こちらが判決を求めても「あなたが求めているような判決はかけませんよ。」と原告、被告にオドシをかけて強引に「和解」に持ち込ませる。判決文は、書くの面倒だけど「和解調書」は書記官に作らせるから、楽なのかなぁ  と思ってしまう。

裁判の「和解 」の場では「現ナマ」を持っていくべし!

このコラムで唯一役立つ情報です。特に法律DIYの人

私が被告側で500万円を請求されていたが、全く納得いかないものであった。

原告と被告が相互に何度も和解の部屋に入れられ、「バナナの叩き売り」というか、裁判官を交えた三者の「高度な心理戦」ゲームが始まる。

500万の相手側請求は、どんどん下がって100万になったがこちらは不満。

「「和解」は不調にして「判決」にして欲しい。負けても構いません。」

と言ったら、裁判官は、あくまで 強引に和解にしたいと言う。

「今日中に、いくらなら お金を用意できますか?今、お金を持っていますか?」
を尋ねてきた。

20万なら、今持っています。」

そして20万で和解成立

主張としてはこの額でも不満だったのですが、裁判官の「私の顔を立てると思って」の繰り返しの言葉に 逆に気が抜けてしまいました。もし10万しか無いと言ったら、そうなっていたのかものレベルです。

東南アジアの買い物で 値切りのテクニックに、価格交渉の最後には、「じゃ要らない。」と立ち去ることとある。(裁判では、「判決」が欲しいと強弁すること。)すると 土産屋の店員は追いかけてきて、「○○バーツでよい。」みたいな、、

(ちょっと専門的になりますが、100万円支払うと言う「判決」(今回は和解調書)を出しても支払わなければ「強制執行」のためにもう一度裁判が必要になってしまうことも。)

だから裁判所の中で、お金がその場で直接に支払わられる事は珍しくないし、望ましいのかも知れません。お金は必ずもっていきましょう。

現ナマ」と言う言葉の意味を人生で初めて知ったような気がしました

ありがとうございました。
ほんの少しの裁判所の「ある一面」を感じとっていただければ幸いです。