皆さん、おはようございます。
元ビジ大家です。
不動産投資でサラリーマンをリタイアする……と考えるなら、
やはりある程度の投資規模拡大は必要です。
投資規模拡大の目安としては、「自分の毎月々の支出額+α」の収入になると
思います(αの額をいくらに設定するかは人それぞれです)。
そうした程度の規模の拡大を考えていくと、どうしても自己資金だけに頼る
ことは難しく、必然的に銀行からの融資を活用する必要が出てきます。
貸す側の論理
銀行からの融資を受けるには、貸す側の論理を知っておくことが大切です。
ここで言う「貸す側の論理」というのは、すなわち「銀行側が貸しても良い
と思えるだけの合理的論拠があること」です。
銀行は「不動産投資に融資」をしているのではなく、「不動産賃貸事業に融資」
をしています。
したがって、不動産賃貸事業を営むに相応しい資質/経営者として相応しい資質
を持っている人かどうか?……という観点で見てきます。
そのときの見極め手段の一つが「貯金(の有無)」になります。
「貯金をする/資金を貯める」ということは家計が黒字であること
(収入-支出がプラスで推移していること)を証しています。
家計が黒字であるからこそ貯金ができたわけで、そうした元手資金を貯めると
いう行為は、「どんな事業においても健全な経営者であり得る」ことを示す
証拠となります。
また、貯金を確実に行なうためには1ヶ月や2カ月では無理で、
それなりの長期間が必要です。
そうして長期の時間を味方にして貯金ができているということは、
結局は「長期にわたる信用」につながります。
手持ちの現金だけで不動産投資を行なうことは「借金をしないこと」を意味
しますから、返済のための「金利リスク」を確実に排除することができます。
けれども、実際は借金をして(=融資を受けて)投資を行なうほうがレバレッジ
の作用が効いて投資効率自体はよくなります。
どちらの路線・手法で行くか?は投資家によって異なると思いますが、銀行
からの融資を受けて不動産投資を行ない、また規模を拡大していくのであれば、
「貯金」という過去の経緯は大切になることは間違いないと思います。
貯金には「元手」とすること以外にも、そうした「信用を得る」という大事な
意義があることを認識しておくと良いと思います。
まあ、いずれにしてもそもそも「自分が不動産投資を行なう目的は何なのか?」
という大命題はもっと重要視すべきことですし、自分なりの投資目的に沿った
手段・方法を選択することが大切だと思います。
本日もお読みくださりありがとうございました。
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