皆さん、おはようございます。

元ビジ大家です。

 

国立社会保障・人口問題研究所の公表データによると、直近データによる

単身世帯数は1800万ほどらしいですが、これが2030年には1割増の

約2000万世帯になる(現状より1割増)と見込んでいるそうです。

 

単身者の世帯数は徐々に……でも確実に増え続けているのだと思いますし、

恐らくこうした傾向は向こう数十年以上続くのではないかと個人的には

思っています。

 

逆に言えば、2人以上の世帯数は減少傾向にある……ということです。

 

単身者に広い住宅は必要ない?!

 

原則的には「単身者に広い住宅は必要ない」と思います。

 

せいぜい50㎡くらいで十分です。

 

実際、ある調査では、50㎡未満に住んでいる若年層はマンション住まい

(47.2%)とアパート住まい(40.7%)の2タイプで9割近くを占めている

……と聞きました。

 

もちろん、単身者で100㎡に住むのもアリですが、もしも賃貸で住むなら

多くの場合(特に若い世代ほど)は「費用(=家賃)」次第であり、そのため

20㎡前後の物件に対する需要が一番多いのだと思います。

 

不動産投資という観点で言えば、2DK・2LDKの広さ(30㎡~60㎡)

であってもそれを「単身者用に貸し出しています!」と謳い、他の狭い物件との

差別化を図るのも手だと思います(ただし、投資収支の勘定が合うことが大前提

ですが……)。

 

ワンルームよりも居住スペースに余裕がある分、認知が広がれば需要はさらに

掘り起こせると思います。

 

ビジネスの観点で言えば、「日本人は他の人の行動を見て模倣したがる」傾向が

ありますから、マスコミ等を利用して

→ 若年層は一人暮らしをするほうが人生を充実させられる

→ 実際にそうした若年層が増えている

→ そうした経験者の生の声はこうだ(もちろん良いこと尽くし)

……と煽り立てるような宣伝を繰り広げれば、ますますそうした道を選択する

若年層や単身者は増えていくと思います。

 

今後の不動産投資の考え方としては「単身者向けの物件を保有する」という

ことを、リスクヘッジの観点で見ても着実に自分の不動産投資ポートフォリオに

取り入れることが重要になっていくと思います。

 

若年層は一人暮らしをしたがるもの

 

誰しも経験のあることかもしれませんが、高校卒業後の若年層は親元から離れた

生活をしてみたい……自分だけの住まいで暮らしたい(=親・兄弟に自分の生活

の邪魔をされたくない)……自由気ままに暮らせる環境が欲しい……などと思う

ものです。

 

東京都内では総世帯数は今後伸び悩むかもしれないものの、こと単身者に限って

みればやはり増加傾向にある……と、各種データがそう先読みしています。

 

あるデータでは東京都の単身者世帯は2035年に約324万世帯になる(=現状より

も32万世帯ほど増える=1割増)ことを予想しているようです。

 

やはり、東京都内において単身者向けに不動産投資を行なうメリットは

まだまだあると思います。

 

時代の流れに掉(さお)さすのではなく、時代の流れに沿ってそれに身を任せる

くらいの柔軟性が大切ですし、不動産投資においては「単身者向け物件を自分の

投資ポートフォリオに組み入れる」という戦術を用いておくことは大事なこと

だと思います。

 

 

本日もお読みくださりありがとうございました。