皆様、こんにちは。ミカンです。

今日の主役も、空飛ぶ大家さんです。

 

 

若山伊代の叔父・有田は、不動産賃貸業を営んでいる。

有田から声を掛けられ、伊代は不定期でお手伝いをしている。

彼は、マンションやビル、駐車場を複数所有する大家さんだった。

 

 

カタカタカタカタ…

 

伊代は、有田の所有するビルの一室でパソコンに向かい

家賃の入金管理をしていた。

 

 

「伊代ちゃん、僕はね、税金をたくさん納めているんだ。」と有田。

 

「はい、これ…」と、今度は消費税の申告書を見せてきた。

税理士A先生の名前が入っている。

作成したのはおそらくB先生だろう。

 

その申告書の1番目に記載されている課税標準額を見て、

伊代は首を傾げた。

 

多すぎる。

 

何でこんなに多いのだろう。

 

有田が心配そうに聞いてきた。

「伊代ちゃん、何かマズいの?」

 

「ちょっと計算させていただけますか?」と伊代。

 

 

そして30分後。

 

 

伊代は有田に答えた。

「マンションの入居者さんからの共益費が、課税売上になっています。」

 

「非課税に…なってないの?」

有田は信じられない、という顔をしている。

 

「はい。共益費が全部、課税で申告されています。」と伊代。

 

「何てことだ… 僕、いくら損してるのかな?」

 

伊代が電卓を叩く。

 

「1年で、〇〇万円くらいになりそうです。」

 

「僕、どうしたら良いの?」

有田が泣きそうな顔で尋ねると、

 

伊代は

「更正請求です。」

そう言って、有田に気付かれないように、小さく溜息をついた。

 

※この物語はフィクションです

 

ミカンからの一言:

(共益費について)

住宅を共同で利用する上で居住者が共通に使用すると認められる部分の費用を

居住者に応分に負担させる性格のものについては、

共益費、管理費等その名称にかかわらず非課税となります。

 

(更正の請求について)

既に行った申告について、

税額が多すぎたり、還付金が少なかった場合には更正の請求手続を行うことが

できます。

原則的には、法定申告期限から5年以内に提出が可能です。

なお平成23年12月2日より前に法定申告期限が到来したものは、法定申告期限

から1年以内です。