さて、話題はソーシャルレンディング。

 

TATERUといえば一部上場企業です。

ソーシャルレンディング業界に関して、TATERUは優良企業として認知されており、信用度も非常に高い評価をされております。

 

が、ここにきて、残念なことに不正が発覚してしまいました。

これは、ソーシャルレンディング(TATERUはクラウドファンディング的)業界のダメージが決定的になる恐れがあります。

ソーシャルレンディングは、金貸しの仲介ですから、やはり担保のとれるものとして不動産関連の案件が大半を占めております。

いまこの業界は、貸金業にも片足を突っ込んでいるので、投資家には相手の具体的な顔が見えないようになっております。いわゆる匿名性案件です。(債務者保護の思想だということです。)

そうした顔や名前が見えないことをいいことに悪用する業者があります。そのひとつが、元環境大臣に5千万を資金供与して話題になったグリーンインフラレンディングです。

投資家の虎の子を悪用するとは、本当に弱小投資家を舐めています。

 

ソーシャルレンディング不動産ファンド

個人的に、このグリーンインフラレンディングに投資していたので、痛恨の極みですが、それにも増して、腹立たしい事件が起きました。

ソーシャルレンディング界で、一番の信用度があるSB〇ソーシャルレンディングの複数の案件で、支払い遅延が起こったのです。

その案件の名前は、不動産売買を行う事業者向けの貸付ローン「不動産バイヤーズローンファンド16号~22号」の7本です。

わたしはここに200万以上投下しておりましたので、弱小投資家として大打撃です。

しかも、その遅延の理由が相手先となんの連絡も取れなくなったという、いわば夜逃げ状態という情報です。

驚くべきことは続きます。その夜逃げ同然の業者は、どうやらスマートデイズの元代表が社長を務める(トウキョウ運〇)という会社らしいです。

 

ここでも、シェアハウス問題に絡む事案が浮上するとは!

しかも、シェアハウス問題の金銭の流れの一部にそのトウキョウ運〇が関わっているのではないかと某調査機関が報じました。この夜逃げにも危険な匂いがします。

しかし、思いめぐらせれば、

よくわからないのは、SB〇グループほどの会社が、スマートデイズの元社長が経営する会社によく出資したものです。

それだけ担保が高く取れる物件(一応LTVは70%ほど)だったのかわかりませんが、融通した金額は、13億円を超え、わたし自身も安心しきっており、該当するファンド七本のうちの二本に投資していました。(もちろん回収の連絡はまだありません。)

しかも、夜逃げしているためにその抵当物件を任意で売却することができず、やむなく競売の手続きに入ったといいます。競売は回収に時間がかかります。(投資家としては、憤りを抑えきれないです。)

どうして、そんなまた騙される?そんな人物に金貸す?

 

一連のこれらのニュースは何も表しているのか?

共通して言えるのは、どこの会社も人間も「相当無理している。」ということです。利益のため強制的な営業を強いる業界の恐ろしい構図が読み取れるわけです。

スル〇、西〇、そしてソーシャルレンディング業界・・・ほとんど不動産絡みです。

わたしは、投資の安住の地としてソーシャルレンディングに活路を見出したはずなのに、またしても一歩後退です。それに、もっともっと勉強が必要です。

ソーシャルレンディング業界としても、この不動産業界の闇を克服していかなければ明日はないと思います。もちろん私個人的にも明日はない。

それにしても「闇」は相当深いような気がします。

 

ご一読ありがとうございます。

 

大友カツトシ

 

あとがき

現在、ソーシャルレンディングは、匿名により投資額を募集していますが、年末か来年あたりにその匿名が解消され、一応誰に投資するか示せるということです。これで投資先の顔と名前がはっきりするわけです。しかし、顔が名前がわかったからといって、その実体をすべて把握することは難しく、結局は担保や保証で選ぶしかありません。それでも、すべてが露わになることを最低限期待いたします。