皆様、こんにちは。ミカンです。
今日の主役も、空飛ぶ大家さんです。
若山伊代の叔父・有田は、不動産賃貸業を営んでいる。
有田から声を掛けられ、伊代は不定期でお手伝いをしている。
彼は、マンションやビル、駐車場を複数所有する大家さんだった。
カタカタカタカタ…
伊代は、有田の所有するビルの一室でパソコンに向かい
家賃の入金管理をしていた。
「伊代ちゃん、僕は…消費税の更正請求をするんだよね?」と有田。
「そうです。期限のこともあるので、できるだけ早くしましょう。」
税務署に提出する更正の請求書は、
過去の誤っていた計算と
正しい計算とを
並べて記載して、
その理由と還付先口座を書いて提出する、という
極めてシンプルなものである。
添付書類を揃えるのに、若干の手数がかかる。
有田:「僕、1年で〇〇万円が返ってくるんだよね?」
伊代:「その予定です。それに、還付加算金もつくと思います。」
「やったーーー! 臨時収入だー! 何に使おう。フフフッ。」
上機嫌の有田。
彼が喜ぶ姿を見ていると、伊代も嬉しい気持ちになる。
「でもさぁ、伊代ちゃん。
その、これから僕がもらえる還付金も、消費税が課税になったりするわけ?
消費税が入ってきて…それにまた消費税がかけられて…
消費税おさめて…うーん、よく分からないなぁ。」
有田は頭を抱えている。
伊代は穏やかな表情で答えた。
「大丈夫です。消費税の還付金は不課税なので。」
「そうか!良かった。」と有田。
伊代が尋ねる。
「ところで、叔父様…税務調査はこれまでにあったのですよね?」
有田は、しきりに思い出そうとしている。
「うん。おととし…かな。あれ?その前の年だったかな?
もっと前にもあったけど…いつだったかな…覚えてないや。」
有田は、さらに続ける。
「あの時、僕、だいぶ持っていかれたんだけど、
今回の、共益費の消費税の事が気になるなぁ。
『消費税を多く納めている』って事を、
誰も教えてくれなかったんだよなぁ…
伊代ちゃん、これっておかしくない?」
伊代はどう答えたら良いか分からず、
頷くことしかできなかった。
※この物語はフィクションです
ミカンからの一言:
今回は、消費税の更正請求に限定してお伝えしました。
更正請求に伴い必要になると思われる、他の修正申告等については
ここでは割愛させていただいております。
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