こんにちは。

 

失敗大家さんシリーズの14回目。コラム99話目となります。

テーマは、火災保険で失敗した大家さんです。

 

(事例1)

地方都市に住むサラリーマンのAさん。お母さんが亡くなったことで築38年の実家をどうしようか、考えていました。

そこで近所の不動産会社に相談したところ、土地面積は、広くて良いが、間口が広くないため、安くしか売れないと言われてしまいました。

逆に、古い住宅を解体して、地元の工務店でアパートを建築することを勧められました。

 

敷地150坪ほどですから、1棟4戸(1LDK)プランで駐車場150%、単身リッチや新婚さんをターゲットにすることにしました。

実家解体費用とアパート新築費用は、フルローンで5000万借入しました。4戸だけですので、毎月の手残りは、5万円ほどです。

銀行で融資を受ける際、以前は火災保険に質権を設定していましたが、現在は、自由です。

Aさんも、銀行の火災保険ではなく、別の大手の火災保険に加入しました。

アパート経営は、順調そのものでした。

 

しかしある日、事件が起きました。

2階に入居している奥さんが、ベランダに布団を干そうと手摺に手をかけたところ、手摺が外れて、下に落ちてしまいました。

奥さんは、救急車で運ばれて、全治6ヶ月の大けがを負いました。

そして、大家さんに1000万の損害賠償請求をしました。

建物や敷地内に瑕疵がある場合は、火災保険等、住宅総合保険は、対象外です。

大家さんは、建物の瑕疵だから、建築した工務店に全額負担させようとしましたが、すでに倒産してありませんでした。

結局、大家さんは、建物所有者として無過失責任を負うことになりました。

 

では、Aさんは、どうしたら良かったのでしょう?

 

それは、施設賠償責任保険に加入するべきでした。

建物や敷地内の瑕疵による損害賠償に対応できる保険です。

単体でも加入できますが、火災保険や住宅総合保険にオプション(特約)として付帯した方がお得だと思います。

滅多に起こることではないので、保険料金も驚くほど安いです。

敷地面積や延べ床面積によって違いますが、年間保険料金は、5000円程です。

すごくコスパが高い、保険です。

 

私も加入していますし、私の勤務先の管理会社でも、必須で加入してもらっています。

何が起こるかわからないのが、賃貸経営です。施設を所有している以上は、必ず所有者責任があります。リスクヘッジとして、ぜひ施設賠償責任保険に加入しましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。