おはようございます!地主の婿養子大家です。

 

今は『相続対策シリーズ』真っ只中です。

難しい話が続いているので、閑話休題的に、【番外編】として、私の経験した養子縁組ストーリーを紹介します。

将来、頭の中に予定がある人は参考になれば、

また、まったく関係ない人は、単純に読み物として

地主の婿養子大家が出来あがるまでのノンフィクション物語としてお読みください。笑

 

構成は、

1.養子縁組とは?

2.私と養子縁組

3.私の結婚式

4.養子縁組のタイミング

5.養子縁組をお考えの皆様へ

以上で、書いてまいります。

 

1.養子縁組とは?

ウィキペディアなどですと、

養子縁組とは、具体的な血縁関係とは無関係に人為的に親子関係を発生させることをいいう。

と定義されています。

また、養子縁組には

・普通養子縁組

・特別養子縁組

が挙げられますが、特別養子縁組は子供の福祉の為にできた方法で、私の『普通養子縁組』とは異なりますのでご注意ください。

今回は、あくまで『普通養子縁組』についてのみ記していきたいと思います。

 

【普通養子縁組】

■普通養子縁組とは

もともと、「家」の跡継ぎを残す・存続のために作られたとされておりますが、養子縁組をすると、実親と離縁になると思っている方がいますが間違いです

特別養子縁組との一番の違いは、

血縁上の親と法的な親子関係がなくならないという点です。つまり、養親と実親という2つの親がいることになります。

したがって、

扶養や相続関係も二重になります。

 

■相続対策としては

相続税の基礎控除は、

3000万円+法定相続人の人数×600万円

つまり、

相続人の数が増えるので、基礎控除額も増え、全体の基礎控除額が増えることになりますので、相続税対策になるというわけです。

 

しかし、税法上、養子の人数は下記の通り制限されています。

①被相続人に実子がいる場合

養子は1人まで

②被相続人に実子がいない場合

養子は2人まで

 

更に、注意点として

相続税対策のためにあえて養子縁組をしたと認定されると、養子の数が上記の範囲内であっても、法定相続人に含めて計算することが認められなくなります。

つまり、

相続時期間際になってから養子縁組すると、法定相続人として認められない恐れがあります

また、

争族の観点からも

事前に法定相続人に説明をしておかなければ、相続時にまさしく争族となる恐れがあるので注意が必要です。

 

2.私と養子縁組

もちろん

私は普通養子縁組による養子です。

 

ここで、私のケースを紹介します。

義父・義母には実子が2人。姉と妹がいました。年齢差は3歳。

二人が成人した時点では、義父は、

・どっちが嫁に行くのか?

・どちらも嫁に行くのか?

・どこに嫁に行くのか?

子の人生を尊重して、

一切

「実家に残って欲しい」

といった類の話をしたことはなかったようです。

つまり、子供達には

自由

を最優先したわけです。

※これは義父の立場からすると本当に尊敬すべきことですが、今となっては失敗でもあります。また、子に男が出来なかったことも、原因の一つだったのだと思います。

二人が二十歳を過ぎて、

姉が先に嫁いでしまい残ったのは妹一人

その妹も、

海外留学中に出会ったどこの馬の骨とも知れない小僧(私)と付き合っており、その小僧の故郷は関西であることくらいは知っていました。

この時点では、もしかすると義父は実家に残ってもらう想いは一度あきらめていたのかも知れません。

そして、小僧と娘が結婚することが決まりました。

娘から報告を受けて、

本人が嫁ぐつもりだと初めて知りました。

それから、

結婚するまでの1年くらいの間、私が近くにいることもあり良く義両親とも会う機会がよくあり、少しずつお互い(義両親と小僧)の距離も近くはなっていきました。

もしかすと、このあたりから義父の中に

『もしかすると、この小僧と娘が近くに残ってくれるかも?』

と思ったかもしれません。

しかし、その後、時は流れ

結婚式の日が近づいて来ました。

あれは、記憶では結婚式の1か月前くらいだったと記憶しています。

義父から突然、

もろもろの説明を受けて、

「養子になってくれないか?」

と言われました。

もともと、妻とは、

「将来、二人の面倒は見ないといけないね。」的な話はしていたものの、養子縁組の仕組みもよく知りません。

説明を受けたときは、私は故郷の両親と法的な親子関係をなくすことで初めて義両親の養子になるのだと勘違いしていました

したがって、

実の両親に話したときは、反対されました。

一旦、それで電話を切り。一人で色々考えました。

『自分は三人兄弟の真ん中。兄が実家に残ってくれている。でも、こっちはお姉さんは先に嫁いでしまい、妻まで嫁げば、性が途絶えてしまう。』

『俺がお義父さんなら?』

と想像しました。

・なぜ、ギリギリになるまで持ち掛けなかったのだろう?

・なぜ、姉さんの時には何も言わなかったのだろう?

・自分の代で性が途切れるとしたら?

『どこの馬の骨かわからない小僧に、結婚前に義父が頭を下げる?』

 

私は、実家の両親にもう一度電話をして言いました。

「俺が、義父の立場やったら、どんな気持ちか?姓が変わっても、俺は〇〇家の次男であることは一生変らんし、もし、逆の立場やったら、親父もお母も、つらいと思う。〇〇家がなくなるわけやから。どうか認めてほしい。」

私が、一度言ったら聞かない人間だということは両親が一番知っているので、その時は、理解はしてくれませんでしたが了解はしてくれました。

母は号泣してました。。。

性が変ることに対して、本人は抵抗はありませんでしたが、親にとってはすごく大きなことだったんだと、その時改めて事の大きさを知りました。

こうして、私は嫁ぐことになり(笑)

結婚式を迎えることになります。

 

3.私の結婚式

義父のはからいで、結婚式ではあくまで私の旧姓が先、地主家は後のままで進めることになりました。

でも、

両親への手紙的なスピーチは、

小僧もしました。笑

嫁ぐのは私だから?

もともと涙もろいので、あれですが、スピーチでは不覚にも泣いてしまいました。ちなみに妻も両親への手紙を読んだのですが泣いてなかったような。。笑

 

それまでも、そのあとも友人の結婚式には何度も出席しましたが、

 

新郎が両親へ手紙を読んだのは私だけでした(;^ω^)

 

あと、小ネタみたいになりますが、

結納

も一応やったのですが、結納金を受け取った母は、

私のこれまでの価値が結納金額

のように感じて涙が止まらなくなってました。

万が一、

結納金をおさめる機会があれば一応参考にしてください。苦笑

 

4.養子縁組のタイミング

私の場合、

結婚式⇒入籍の予定でしたが、養子縁組をすることになり、

結婚式⇒養子縁組⇒入籍

となりました。※確か縁組に2、3週間くらい時間がかかったと思います。

 

養子縁組のタイミングですが、

・遅すぎると法定相続人に認められない

⇒養子縁組をした本来の目的が達成されない

恐れがあります。

しかし、

逆に早すぎると、

離婚のリスク

があります。

 

また、養子縁組は1件だけでなく、

転縁組

として、複数の養親を持つことも可能です。

ここまでくると養子縁組詐欺みたいな事件も起こりそうですよね。。。汗

実際、養子をとる側のリスクとして、

一度養子にすると、離縁する際に揉める可能性も十分あります。

例えば、私の知人は

数十年前に養子になった養親の相続人から事前に

離縁

を持ち掛けられ、大金を受け取ったそうです。

一旦、

養子をとる以上は、相応の覚悟をもって望まなければいけない一例ですね。。。

決して、お金だけではないと思います。

決して大げさでも格好つけるわけでもなく

私は、

本当に心底、血のつながりのない家族の存在を実感しています。

 

5.養子縁組をお考えの皆様へ

私は、

養子になる側を経験しましたが、将来、養子縁組をお願いする立場になる可能性もゼロではありません。

その時には、当事者となると、

自分(一族)のことばかり考えがちかも知れませんが

自分が経験した、

・実の親との話し合い

・実の親の気持ち(涙)

・養子になる本人の気持ち

を忘れないでいたいという気持ちも込めて、今回のコラムを書きました。

もし、

養子縁組をお考えの方、将来、養子縁組を考える必要がある方が読者にいらっしゃいましたら、何か、参考になる部分があれば幸いです。

 

本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました!