こんにちは!築古大家のコージーです。

 

今回は家賃回収交渉その2です。

前回までの経緯

・今年1月に家賃滞納だらけの文化アパートを購入

・入居者はほとんど生活保護者で、督促することでだいたい改善

・半年経っても90才のSさんがお住まいの1室だけ滞納が改善しません。

・多重債務者の息子さんを勝手に同居させて、生活保護が打ち切られいました。

・管理会社がこの部屋の家賃回収を諦め、強制退去をすすめてきた。

強制退去を避ける方法はないか?

コージーは家賃滞納の入居者に会いにいくことにしました。

 

実行したいあるアイディアがあった。

管理会社には無駄だと言われても

どうして、コージーが入居者に会いに行くのか?

 

前回書きましたが、物理的に収入がない方は払えません。

なので、

①本当に息子さんの収入で家賃が払えないのか?

②息子さんに出て行ってもらって生活保護を再度うけてもらえないのか?

③息子さんともども生活保護を受けてもらう方法はないか?

がポイントだと思っていました。

 

息子さんには会えない話せないということなので、

他人事だという契約者のおばあさんが当事者意識を持ち、

①~③のどれかを自身で模索してもらう必要があると思っていました。

そして、①~③の滞納解消の可能性があるか、

コージーはなるだけ早期に把握したいと考えていました。

 

この場合は、そのための手段として、

滞納入居者にも協力してもらう

あるアイディアを実行をしたかったのです。

 

滞納入居者Sさんのお部屋へ行きました。

 

管理会社の担当者と現地合流して、滞納者Sさんに対面です。

そして、滞納Sさんのお部屋に尋ねました。

 

管理会社担当A氏

「こんにちは、Sさん!」

「こちらこのアパートの大家のコージーさん」

「大家さんと家賃の件でうかがいました!」

(*Sさん スター●ォー●にでてくるヨーダそっくりのおばあさん)

 

コージー

「お母さん! 大家のコージーです。初めまして」

 

滞納Sさん

「あ゛~ Aさん ご苦労さまね~」

「こちらが、新しい大家さん!? 前の大家さんと違ってずいぶん若い」

(*耳は遠いようですが、大きな声で話せば、大丈夫、

ボケているようなことはなく、しっかりお話できそうです。)

 

管理会社A氏

「通告書は送りましたけど、息子さん見られていますか?」

「お家賃払ってもらわないと、もう出て行ってもらうことになりますよ!」

「それで、大家さん来てくださったんですよ」

 

滞納Sさん

「この婆も 90で 収入ないのでどうにもでけへんのです。」

「それで、大家さんに迷惑かけるから、」

「息子にはらわなあかんよっ!て言うてはいるんやけど」

「でも、あの子もいつも夜勤でたいへんなんやー」

 

コージー

「あのね、お母さん! 家賃の件もあるんだけど」

「まずは、その息子さんのこと」

「ここに住んでてもらっちゃ困るんだけど」

「息子さん、すぐにでも出て行ってもらって!」

 

滞納Sさん

よほど不意をつかれたようで、しばらく沈黙

そしてキョトンとして

「なんで? あの子 ここに居たらあかんの!?」

(*実は、本当に息子さんに出て行ってもらいたいか?というと微妙で

90才で孤独死の心配が大ですので・・・しかし、

おばあさん自身に当事者意識をもってもらわないといけないので

この事実から切り出すことにしました。)

 

コージー

「お母さんとは契約しているけど、息子さんは契約にないから!」

「どうして、大家に無断で息子さん住まわせたの?」

「あのね! 息子さんには、すぐにでも出て行ってもらわないとっ」

 

滞納Sさん

「私のお部屋に、私の息子なのよ! なんで!?」

 

管理会社A氏

「Sさん、今まで言ってなかったけど、大家さんの言う通りで、」

「例え息子さんでも、大家さんの了解なしに、

契約にない人を住まわしてはいけないんですよ。」

 

滞納Sさん

「前の大家さん、知ってはったし、そんなこと一言も言わへんかった!」

「もう私も90才で、買い物にも出れへんので、買い物は息子が・・」

「息子が一緒にいて、やっと生活できるんや。」

 

コージー

「契約していない方は住んでてもらっちゃいけないんです。」

「しかも、お母さん、家賃ももう1年半以上滞納している。」

「勝手に、息子さん住まわせているお母さんも契約違反なので・・」

「このままだと、お母さんも出て行ってもらわないといけない。」

 

滞納Sさん

「どうして! どこにも行くとこあらへんし・・」

「どこに行けっていうの?」

 

コージー

「でも、このままでも、家賃の支払い無いので・・・」

「もう住んでもらえるのも2カ月くらいですよ!」

「近いうちに裁判所から通知がとどきますから」

 

滞納Sさん

「私に死ねっていわはんのっ ここ出たら行くとあらへんっ!」

「こんな私に収入あらへんし・・・・」

 

管理会社担当A氏

「あの~Sさん、大家さんも本当に出てほしいということではなくて・・・」

「お家賃の支払って欲しいのですよ!」

 

滞納Sさん

「お金無いの、息子は働いてやるけど・・・」

「私と息子が食べるのに精一杯や・・・」

 

コージー

「なら、息子さんに会えませんか?いつ来たら会えますか?」

 

滞納Sさん

「息子は夜もずっと働いていてへん・・・」

「いつ帰ってくるかわからへん」

 

コージー

「夜勤なら朝帰ってくるんですか?」

「朝来れば会えるのですか?」

 

滞納Sさん

「朝もおらへん!」

 

コージー

「じゃ、いつなら息子さんいるんですか?」

「お母さんは会っているんですよね。」

 

滞納Sさん

「夜勤の仕事で、全然おりませんねん。」

「あんまり帰ってきません。」

(なんか、噛み合わないやりとりつづく・・・・)

 

コージー

「このままだと出て行ってもらう他ないんです。」

「しかも息子さんは、本来お住まいいただくべき方ではないので・・・」

 

滞納Sさん

「・・・・・・」

(ここで、コージーあるアイディアを実行するために水を向けました。)

 

コージー

「お役所へは相談にいかれましたか?」

「御一人でいけないなら息子さんにつれていってもらって・・」

 

滞納Sさん

「管理会社Aさんにもいわれてるけど、体力があらへんので一人では・・」

「息子はずっと仕事で休みあらへん・・・」

 

コージー

「お部屋がなくなったらそれどころではないですよ・・」

 

滞納Sさん

「そう言われても・・・私、どうすればいいの・・・」

(うるうる、泣き出し始める。)

 

コージー

「じゃ、私が役所にお連れすれば、行ってくださいますか?」

 

滞納Sさん

「大家さんが連れて行ってくれるのですか?」

(目をぱちくりさせながら・・)

「連れていってくださるなら・・・。」

 

コージー

「金曜日の1時に迎えに来ますので、準備しておいてください。」

「お役所になんとかならないか?一緒に相談しに行きましょう。」

まとめ

あるアイディアとは!

滞納入居者のおばあちゃんを連れて、私も役所に行くことでした。

単に、お金をかけて強制退去させるのは手痛いので、

本当に何か手がないか?

情報のパーツ一つ一つを確認するための訪問でした。

生活保護者はコージーの経験上、嘘をつく方が多いことを知っているので、

既にある情報も正確な情報なのか?

常に疑いながら確認をしていきます。

今回は、役所へ行っておばあちゃんと同席することで、

役所で大概の状況は把握できると考えていました。

齢90才のおばあちゃんに強制退去をかけるのには、生命の危険も伴います。

最終的に強制退去になった場合の、

おばあちゃんの収容施設の相談もできる。

と考えたわけです。

 

次回、おばあちゃんを連れて、市役所へ突入です。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。