こんにちは。サラリーマン大家の良波直哉です。
最近のニュースやネットを騒がせている不正事件について、不動産を保有している大家の立場としては大変残念に思います。そしてこのような不正により不動産業界全体の信頼性に影響が出ることで業界の低迷へとつながるのではないかと危惧しています。

不動産業界の市場への影響

某銀行の融資不正を受けて引き締めの動きが広がり、国内銀行が今年4~6月期に個人の貸家業向けに新規融資した額は、ピークだった16年7~9月期から半減したと報じられています。この不正事件の影響だけではないかもしれませんが、昨年まで活況を帯びていた不動産市況が、最近は全体的に沈んでしまったような雰囲気を感じます。経済誌などでも2018年の不動産市場については悲観的な予想が目立っているようです。

不正事件を前向きに考える

今回の一連の事件は大々的に報じられていますが、表面化した問題は氷山の一角であり明るみに出ていない不正は他にもまだまだあることでしょう。
しかし、これは不動産業界に限ったことではありません。例えば食品業界でもこれまで何度も食品偽装問題や品質管理の問題が発生しています。しかしながら、その都度、不正の原因究明や再発防止が実施され、商品に貼付するラベルの記載内容が改善されるなどしています。そしてこのような改善は不正の当事者だけではなく業界内に横展開され、業界全体の健全化につながっています。

不正事件を肯定するつもりはありません。しかし不動産業界の「闇」の部分を白日のもとにさらすことは一時的に業界の信頼性を失うことになりますが、きちんとした対策を講じることで長い目でみると不動産業界全体の成長へとつながると信じています。

不動産投資を検討している方へ

かつての私もそうでしたが、知識を持たないサラリーマンは「不動産投資」に対し少なからず危険で怪しいという固観念を持っている方が多いと思います。そして、これから不動産投資を始めてみようと思われている方の中にも、今回の件で「やはり不動産投資は危険なもの」と考え一歩引かれている方もいるのではないでしょうか。そのように感じてしまうのも、もっともなことであると私個人の感情としては思います。
しかし、さらに一段高い視点から眺めてみると不動産の売買や経営は人生を変えられるほどの大きな収益を得られる可能性を秘めています。そして真面目に売買をしている不動産会社が多く存在し、不動産投資で成功されている方が多くいるのも事実です。

今回の事件に不安を感じている方もいるかと思います。このような事態がいつ何時、自分の身に振りかかってこないとも限りません。しかし、例えば現代の車社会においては、交通事故のリスクを知っていてもまったく車に乗らないということは不可能です。私たちにできることは危険を予測しできるだけ避けること、子どもたちに交通ルールを守ることの大切さを教えること、衝突被害軽減ブレーキのような先進安全装備を搭載した車を選びその恩恵を受けることなどではないでしょうか。不動産投資も同じように考えると、リスクを知ることにより適切な備えができると言えるのではないでしょうか。

今回のような不正事件も自分のノウハウとして記憶しておくことで、同じ轍を踏まないように心掛けることができます。そして、すでにこの時点で、不正事件が発覚する以前よりも不動産業界が健全化していることも間違いないと思います。