こんばんは、サバイバル大家です。
いつもコラムを読んで頂き、ありがとうございます。

 

前回の続き(第16話)

 

圧倒的なサイコ退去部屋に驚嘆する管理会社
恐怖の実況中継を聞きいてもたってもいられないサバイバル大家

気がつくと仕事の後に現地に直行したのだった
到着したとき辺りは暗くなり小雨が降る

 

漆黒の暗闇の中くたびれた鍵で
パンドラの箱(サイコ退去部屋)を開けたとき

サバイバル大家は人外のナニカに襲われる!!

 

 

ポトッ…

 

 

う、うぎゃー!!

 

 

絶叫し暴れまわり何とか人外を退治する
明かりがついたとき

 

そこは腐海の瘴気に満ちていた

 

人外の死骸とカビ胞子の瘴気に包まれるサバイバル大家
なんとか松●の牛丼特盛(卵付き)で精神をつなぎとめる

しかし、

それはリフォーム業界の深い闇の淵に立つプロローグに過ぎなかった。

 

 

「歪んだ笑顔」のリフォーム業者に一括で依頼可能です

よし、次はリフォーム業社との現地調査だ。

松●の牛丼特盛(卵付き)で満足し帰路につく
その日は泥のように眠るのだった…

 

 

(…翌日)

 

 

仕事の合間にサボりながらリフォームと検索してみる
よく考えるとリフォームって経験ない

 

サバイバル大家

「うーん、原状回復とリフォームってジャンルが違うのか?いや、でも同じことやるんだもんな。というか、どういう会社に頼めばいいんだろう?」

 

同僚や上司が近くを通りそうになると
仕事をしてる風なそぶりをしてPCのウィンドウを隠す

 

サバイバル大家

「とりあえず、あのサイコ退去部屋の何をどうすれば人に貸せるようになるのか検討もつかない。とりあえず、なんでもいいから見積もりを取ってみるか」

 

カタカタ…「リフォーム」、「見積」と検索するとリフォーム一括見積などのサイトが沢山出てくる。

 

サバイバル大家

「おお、これ楽そうだなあ。口コミもあるし、いいじゃん!とりあえず、これでやってみよ!」

 

会員登録をして、物件情報を書き込み、簡単に困っていることを書いて依頼をした。これで数社から見積の打診がくるらしい。

 

早速、業者から連絡が来た

 

 

反応早すぎない、か!

 

数分も経ってない、ぞ!?

 

 

変な疑念が湧くのを感じたが、ひとまず顧客対応重視と書かれていたので熱心な会社だな。と思った。

 

中堅 没田栗リフォーム(HP)

「当社は●年連続でコンテストを受賞した「確かな提案力と技術力」で、部分リフォームから全体リフォームまで幅広く対応をいたします」

 

ほお、なになに。

 

(得意分野)総合リフォーム、水回り、デザイン

(会社の特徴)施工管理技士、一貫担当者制、丁寧な対応

(口コミ評価平均)4.5/5.0

 

これは…

 

なかなかやりおる、な!

 

もしかして初めから当たりを引いたか。

 

サバイバル大家

「よし、この会社は良さそうだ。ここでひとまず原状回復リフォームのこと色々と教えてもらおう。他の業者からも問い合わせくるかもしれないけど、まずはここだけ検討ってことで」

 

週末でも伺うという快い返事がきた。サラリーマンだと週末に対応してくれるのはありがたい。早速週末に現地調査をお願いした。

 

 

(…数日後)

 

 

穂田栗(中堅 没田栗リフォーム営業)

「はじめまして。サバイバル大家さん。ご満足頂けるようにサポートさせて頂きます。」

 

「佐木(不動産サンタメワン営業)の上司」を彷彿とさせる歪んだ笑顔の30代男性営業だった。廃墟に歪んだ笑顔とビシッと決まったスーツがミスマッチ極まりない。

 

穂田栗(中堅 没田栗リフォーム営業)

「早速ですが、どのようなリフォームをご希望なのでしょうか?」

 

お、早速きた。

 

クソ物件を生まれ変わらせる方法?簡単さ、大家が金を出してくれれば。

ふふふ、将来の優良顧客として、

 

アピールしなければ、のう!

 

舐められてはイカン

 

サバイバル大家

「そうですね、私は現在2棟のオーナーです。こういったクソ物件を再生するビジネスをしているんですよ、ええ。

この物件は2部屋が1部屋になっちゃってますが、繋げて良い感じに仕上げたいと思ってるんです。

ですから、御社の技術力は口コミでも信頼しておりますし総合的なプランニングを提案してもらえますか」

 

歪んだ笑顔の奥で目の色が輝いた

 

穂田栗(中堅 没田栗リフォーム営業)

「そうですか!弊社はリノベーションリフォームが得意なので、きっと満足して頂けると思います。では早速中を拝見させていただきます」

 

 

 

り、リノベーション?

 

なんじゃ、そりゃ

 

 

サバイバル大家

「あ、ああ、リノベーションね!そういうの好きですよ。良いですねえ。はい、中を見ていきましょう」

 

 

ガチャ!

 

 

サイコ退去部屋に入室しても歪んだ笑顔を崩さずに、「失礼します」と持参したスリッパを履いてズカズカと入っていく

 

 

こ、こいつ慣れてやがる

 

心臓ふてえ、な!

 

 

修繕が必要な箇所をカリカリと、ノートに書き込んでは写真を撮っている

 

穂田栗(中堅 没田栗リフォーム営業)

「サバイバル大家さま、上がり框はどうしましょうかね。これは取り替えないと厳しそうですよ」

 

 

 

 

あがりかまち?

 

 

なんすか、それ

 

 

サバイバル大家

「そ、そうですね。よし!それも修繕対象でお願いします!」

 

わかりました!と歪んだ笑顔で部屋中をくまなく突き進む営業。その都度、意味不明な単語を言われる…が!

 

 

何をやるべきで、何を断るべきか

 

全くわからん、な!

 

 

全てフルコースで頼むしかないな、こりゃ。
営業のノートは数字と文字でびっしりだ。

 

穂田栗(中堅 没田栗リフォーム営業)

「大変お待たせいたしました。この案件は90平米近くとボリュームあるし、2部屋同時に施工に入れるので見積はだいぶ勉強させてもらえると思います。お見積もりに10日ほどお時間頂けますか。」

 

また、歪んだ笑顔でにこりと笑った。

 

サバイバル大家

「そうですか!概算だけでも結構なんですが、大体どのくらいに収まりそうですか?」

 

2部屋同時のリフォームだから見積はなんとか応じれる範囲になるかな。
…ホッと僅かに安心したのも束の間

 

この時はリフォーム業界の闇に首から突っ込むなんて思いもしなかった。

 

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