こんばんは、サバイバル大家です。
いつもコラムを読んで頂き、ありがとうございます。

 

前回の続き(第18話)

2部屋同時施工というボリューム値引きに期待するものの
概算で900万弱という原状回復に恐怖するサバイバル大家

 

その原状回復費用は到底支払える金額ではなく

物件購入価格の1/3
年収の2倍以上

クソ売主を恨み、自身の破産まで妄想してしまう

 

しかし

サバイバル大家のあくなき執念が実をむすんだ

 

明確な予算、設備・工事の分離、品番の記載などを伝えながら
相手のモチベーションを引っ張り相見積もりに持ち込むとき

サバイバル大家に偉人の言葉がこだまする

 

 

最悪の事柄を受け入れてしまえば
もはや失うものはなくなる。

裏を返して言えば、
どう転んでも儲けなのだ

by デール・カーネギー

 

 

最終的に出てきた修繕項目の細分化された583万円の見積。

職場上司の叱責さえも成長のチャンスとし
原状回復見積のコストダウンに燃え上がるサバイバル大家

しかし、

それは原状回復見積が衝撃の結末を迎えるプロローグに過ぎなかった。

 

リフォーム見積交渉という舞台でおどるアクターに変身せよ!

受注する立場からするとスペックが一定で、金額が追えそうな範囲で、

注ができそうなら見積がんばりたくなるのか。

 

 

なんかダメ元の高嶺の花に多大な労力かけるより付き合えそう付き合いたい異性には告白がんばりたくなる恋愛と似てる

 

 

サバイバル大家

「よし、没田栗リフォームには悪いけど…出た見積を改造して、うまいこと他のリフォーム業社用の資料にしてみよう」

 

 

やるべきことが決まってメラメラとやる気がわいてきた。まずは見積の依頼をするための資料をまとめよう。会社の仕事の合間と、夜帰宅してからの資料作成は一日で作成できた

 

<見積依頼用の資料>

・没田栗リフォーム見積エクセル
単価、合計金額、社名だけ白紙

・物件の詳細図面

・依頼シナリオ
→再生物件として購入した、リフォームの再生予算は上限は350万円。提携しているリフォーム業者はいるが、手いっぱいのため新規取引先を探している(ハッタリ)。他にも物件があり継続取引を前提として業者を探している。スペックは見積記載のものが標準。追加の見積もり項目がある場合は別紙に記載してほしい。

 

 

サバイバル大家

「よし、こんなところかな。上限を定めておいてその範囲で頑張ってもらおう!」

 

 

前向きになったところで没田栗リフォームから提案をもらった一括見積サイトを開いたら他に6社からの見積打診がきていた。

 

今回は事前に見積依頼用の資料を事前に送付し、各社に最短で現地調査をお願いした。その上で、会社近くか自宅近くで面談させて欲しいと伝える。

 

サラリーマンが業者の現地調査に立ち会うために有給を取るのは難しいし、毎週末がそれで潰されるのもしんどい(土日は休みの業者も多い)

 

 

サバイバル大家

「この流れでやってみよう。送信!っと!」

 

 

(…2日後)

 

 

早速、6社から返答があった。

どれどれ

 

・2社 辞退

・4社 現地調査実施予定のため面談希望!

 

 

お!

 

4社も残った!

 

350万以下でできる!?

 

 

辞退した2社は

・没田栗リフォームのように口コミの件数も多い
・一括見積打診からの返答もすごく早い会社
・受注金額帯も少し大きい
・社員も10名以上
・返答が来ていたのが営業の人

 

辞退しなかった会社4社は

・返答がほとんど社長本人、専務、部長など
・受注金額帯も辞退した会社より一回り小さい
・社員は社長も含めて数名

だったのが印象だった。

 

素人ながらに会社の規模によって受けたい金額帯は違うのかもしれない、と感じた。

 

値下げに小細工はいらぬ、「最有力ですが、あと少し…」を3回言えば良い

辞退しなかった会社4社から面談依頼のメッセージがきた。

 

 

サバイバル大家

「さて、面談はどういう風にやろうかな。没田栗リフォームと打ち合わせした時に感じたのは

 

・予算を明確に伝えた

・設備スペック下げても良いと伝えた

・どの点が良かったと伝えた

・今のところ最有力と伝えた

 

など少し自由度と評価を伝えたときに歪んだ笑顔が明るくなってたよな。これがリフォーム業者が知りたいことなのかもしれない。」

 

 

方針が決まったところで、さっそく面談の日取りをセッティングした。

 

 

(…初回の見積面談のとき)

 

 

武木洋(零細 武木洋ハウジング社長)

「初めまして、サバイバル大家さん。今回は提案の機会を頂きありがとうございました」

 

 

見るからに建築現場のおじさん、という齢60歳は超えてそうだが若々しい社長だった。名刺には1級施工管理技士と記載がある。もう一人も2級施工管理技士ということで40代の社員が同席されていた。

 

 

武木洋(零細 武木洋ハウジング社長)

「会社は親父の代からずっと建築業なんですわ。私も元々はサラリーマンでゼネコンに勤めてたんですが、50歳前くらいに親父を継いで社長に。建築よりもリフォームが伸びるだろうということでリフォームを専門にしているんです」

 

たどたどしい不器用な感じで一生懸命にアピールをする人だ。悪い人ではなさそうだな、と感じた。軽く挨拶と自己紹介をすると本題に入った。

 

 

サバイバル大家

「さっそく本題に入らせて頂きますね。社長とのメッセージのやりとりと、HP自己紹介から信頼を大事にお仕事をされているということが伝わります。老舗の風格を感じました。

今回は6社のうち、2社が辞退し、御社を含めて4社が提案に残っているのですが…個人的にはお会いした上で社長が一番安心してお任せできそう、と感じています」

 

 

社長が「へへ、そうですか」と照れながら頬が緩んだ。

 

 

サバイバル大家

「…はい、ただ全てが満足という訳ではなくて。

他社は320万でできると言ってるんです(ハッタリ)

もちろん、質は大事なのですが、金額はない袖はふれない大切な要素なので…なんとかなりませんか?」

 

 

社長の目が輝いて、即答する

 

 

武木洋(零細 武木洋ハウジング社長)

「わかりました!なんとか利益を削ってでも金額は下げてみます」

 

 

(…2度目の見積面談のとき)

 

 

サバイバル大家

「社長!ありがとうございます。304万円のお見積もりありがとうございました!流石ですね」

 

 

社長が「へへ、ありがとうございます」と、電話越しで照れている。

 

 

サバイバル大家

「…はい、ただ提案に残っている3社が同じくらいの見積もりを出してるんです。もちろん、御社の利益を削ってタダ働きさせてまでお願いするのは私の流儀に反します。

が、社長にお願いしたいと思っているのも事実なんです。

どこか、御社ならではの提案でコストを削れそうなところはありますか?」

 

 

驚いたように「うーん」と考えて社長が電話越しに発言した。

 

 

武木洋(零細 武木洋ハウジング社長)

「隔壁部分を鉄筋復旧でやらず木造復旧でやれば、かなりコスト減らせますよ」

 

 

イエス!ウィキャン!

そういうのを待っていた。

 

 

サバイバル大家

「ありがとうございます!それはいい案ですね、ではそれで見積もりを再度頂けますか?」

 

 

(…3度目の見積面談のとき)

 

 

サバイバル大家

「社長!ありがとうございます。256万円のお見積もりありがとうございました!ここまで下がると思いませんでした」

 

 

社長が「へへ、これで大丈夫ですかね」と電話越しで笑っている。

 

 

サバイバル大家

「…はい、ただ提案に残っている最後の1社が同じ提案を出しています

ただ、ここまで来たら私としては社長に発注したい。

そこで、どうでしょう?見積もりはこのままで良いので、設備などをこちら手配で支給させてもらうのは?それと、弊社で対応できる養生、工事後のクリーニング、残置物処分などをやれるなれば御社で即決させてもらいます。」

 

 

少し訝しげな、反応だったが社長が即答した。

 

 

武木洋(零細 武木洋ハウジング社長)

「え、ええ!それで良いなら即決でお願いします。もうこれで決まりですよね?」

 

 

やったぜ!ちきしょう!

何とか原状回復リフォームを自分が考える最低限金額でできそうだ

 

 

サバイバル大家

「ありがとうございます!では、こちらは金融機関の融資承認後に発注となりますので少しお待ち頂けますでしょうか」

 

 

よし、計算してみよう…住設支給だから設備分、養生、工事後クリーニング、残置物処分を除外して。

 

 

 

 

な、なんと!

 

 

203万円!(歓喜)

 

少し賃貸するときに貸しやすくなるよう

・ぶち抜かれた隔壁復旧(2部屋→1部屋に)

・90平米のCF全張替

・90平米の壁紙全張替(1部アクセントクロス)

・腐食壁の石膏ボード全交換

・キッチン新設1台(施主支給)

・ウォシュレット2台交換(施主支給)

・2部屋和室→2部屋洋室へ

・ユニットバス1つのFRP全塗装

を含んで、これはなかなか!

 

 

サバイバル大家

「よーし!あとはリフォームの資金調達だけうまくいけば、何とかいけるんじゃないか?」

 

 

全然わからなかったリフォーム見積が衝撃の良い結末を迎えて
…ホッと僅かに安心したのも束の間

この時は大切な人の悲劇に繋がるなんて思いもしなかった。

 

 

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