前回のあらすじ

今からちょうど7年前のこと。

不動産投資とはこういうものだと、
痛感させられた事件がありました。

 

管理会社からの一本の電話から、
”それ”は始まりました。

 

電話をしてきてくれた
担当の女性の話しによると、

「近所の奥様から匿名で連絡がありました。」

「郵便物をためるような方ではなかったのに、
 最近郵便物がたまっているので不気味で…」

との話しだったのです。

郵便物が放置されおかしいと・・・。

 

急いで事実確認

私は仕事中。

早退するわけにもいきません。

 

私はお世話になっている管理会社さんに、
状況を確認してもらうようにお願いをしました。

Aさんの部屋は自主管理をしており、
管理会社さんには管理をお願いしていないのですが、
快く現場に行って頂きました。

 

たまたま現場にいた警察官の立ち会いのもと、
担当の女性が部屋の中に入りました。

 

すると、部屋の中には布団の中で、
静かに息を引き取っているAさんがいたそうです。。。

 

その日の午後は、まった仕事が手につかなくなりました。

 

何ができただろうか・・・

空き巣に入られたり大変な状況の中でも、
きっと身内もおらず孤独だったのだと思います。

寂しかっただろうなぁ。。。

 

窓ガラスは空き巣に入られたままの状況だったそうです。

布団の中に入り、眠ったように、
静かに息を引き取ったようでした。

 

幸いなことに発見が早く、寒い時期のため、
異臭騒ぎもありませんでした。

 

しかし、賃貸物件を所有して3年目に、
初めて入居者の死に直面した私は、
思わず絶句してしまいました。

電話を切ったあとに涙が出てきました。

 

そして自分を責めました。

「空き巣に入られた」と連絡があった時に、
なぜすぐにAさんに会いにいかなかったのだろうか。。。

そうすれば、ガラスが割れたままになっているのを、
知らずに放置してしまわずに済んだのに。。。

こんな結果にならずに済んだかもしれないのに。。。。

何かできたのではないかと胸が苦しくなりました。

仕事帰りの電車の中、ずっと流れる景色を見ていました。

 

これが「不動産投資」なんだ

入居者さんの死に直面して知った、
「不動産投資で知らなければならないこと」です。

それは、これが「不動産投資」であり、
「大家業なんだ」ということでした。

 

そうです、これが不動産投資なんです。

株式投資やFX投資などの他の投資と違って、
不動産投資とは、「人」が大きく関わってきます。

「人」の人生にも関わることにもなります。

今回のようにものすごく辛いこともあります。

 

このような思いをしたくないのであれば、
不動産投資をやるべきではないのだと思います。

他の投資やビジネスをすればいい話しです。

 

また、不動産投資をやるにしても、
賃貸業のすべてをアウトソーシングすることだってできます。

住居系以外の物件にすることもできます。

ほったらかしにだってできます。 

 

しかし私はそうは思いませんでした。

亡くなられた入居者さんの部屋の前で強く思いました。

私は不動産投資が大好きです。

やめたいとは決して思いません。

入居者さんの人生に少しだけでも関わりたい。

素敵な住環境を提供してちょっとだけでもいいから、
入居者をHappyにしたい。

そう強く感じました。

 

追伸

この話しには後日談があります。

入居者の親戚と連絡が取れて・・・

(つづく)