楽待会員の皆さま、こんにちは。
清陽通商株式会社の栗本です。

お盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?
僕は1週間、家族で海外に行っておりました。

というと豪勢に聞こえますが、往復の飛行機はマイレージのポイントを使ったので実質タダ。

とはいえ1週間滞在すると、何かと使っちゃうので相当な出費になっちゃいましたが・・。

しばらく質素に暮らします。

で、海外旅行ってどこに行ったんや?という話ですが、中国に行っておりました。

航空会社のマイレージには枠があって、飛行機に空席があってもマイレージ枠が埋まれば予約できません。

そりゃそうですよね。

タダで乗るやつばかり来たら航空会社も困ります。

ちなみに海外路線のマイレージ予約は1年前に始まります。
人気路線は受け付け開始されたら瞬時に埋まります。

ところが中国は尖閣諸島の問題などがあって人気がガタ落ち。
予約したのは半年ほど前でしたが、ガラガラでした。

東南アジア方面などはキャンセル待ちすら出来ない状態だったのに・・。

僕は独身の頃はバックパッカースタイルで27カ国ほど放浪した、海外放浪大好き人間なので、せっかくのチャンスを生かさない手は無い!と「北海道に行きた~い!」という家族を無理やり説得し、関西空港から中国・大連行きの全日空便に乗り込んだのです。

中国ではマンション価格が急騰

大連は中国東北地方有数の産業都市で人口は約600万名。
中国の田舎町と舐めてたら高層ビルが立ち並ぶ大都会でした。

大連駅前

大連駅前

街中が建設ラッシュでいたるところでビルやマンションが建設中です。

中国のバブルぶりはメディアで報道されている以上でした。

大連を経由して、吉林省の延吉というロシアや北朝鮮との国境に近い辺境都市に行ったのですが、ここでもマンションやビルの建設ラッシュの様子を見ることが出来ました。

現地で知り合った人たちと話をしていて、僕が大阪で不動産会社を経営していると言うとだいたい不動産談議で盛り上がりました。

中国人はみんな不動産が大好きなのです。

中国で不動産の話をする時、「平米いくら」という表現をします。
例えば「2年前に1平米1万元で買ったマンションが今は1万5000元に値上がりした」というような感じです。

社会主義国なので土地の所有権が無いので、価格は建物価格のみ。
リフォーム代を含まない現況またはスケルトン渡し価格が「市況価格」となります。

中国人はどのエリアが上がった、下がった、これからはどこが上がるか?といった話題が大好きで不動産談議が始まると話が止まりません。

日本の不動産にも興味津津で、どの街がこれから上がるのか?と言う質問は良くされました。

ここまで読んで、あれ?と思う方もおられると思います。
そうです、利回りの話が全く出て来ません。

彼らから見ればそんなものど~でも良いのです。
不動産投資は上がるか、下がるか、それだけなのです。

アジアで利回りだのキャッシュフローなどいうのは日本だけ

これは中国だけの話ではなく、韓国、台湾、東南アジア諸国などでも同じような感じです。

例えば、韓国の新聞を見ると経済紙はもちろん一般紙まで「不動産市況」のページがあります。

そのページを見ると、エリア別のマンション流通価格が坪単価でいくら上がったか、下がったかという記事で埋め尽くされています。

韓国人も不動産談議を始めたら止まらない人が大勢いて、これからどこが上がるのか?といった話題はみんな大好き。

ここでも利回りやキャッシュフローと言った話は一切出ません

そう言えば日本でも、バブル期は金利6%で借り入れをして利回り4%の物件を競って買いあさっていました

金利6%で借りて利回り4%だとそれだけでマイナスですが、そんなことどうでも良かったのです。

なぜなら不動産は「必ず上がる」ものだから、しばらく保有して売り飛ばせば大幅なキャピタルゲインが得られキャッシュフローのマイナスなんて些細なことだったのです。

日本はその後、資産デフレの時期が長く続き、不動産投資はキャピタルゲインを狙うものから堅実にインカムゲインを狙うものへと変化して来ました。

アジア諸国も不動産価格の上昇が行き過ぎた感があり、バブル崩壊がささやかれています。

そのうち中国人や韓国人が利回りだのキャッシュフローなどと言い出す日が来るのでしょうか?

なんてことを思いながら日本に帰国して通常業務に戻ると、とあるお客さんから電話。

「○○の物件、リノベして満室にしたらいくらで売れるますかあ~?」

今年に入ってそういう相談多いです。

ここ1年くらいで市況が上がったこともあり、キャピタルゲインで大儲けした投資家の方がたくさん現れました。

その話が広まって当社にも

「いくらで再販出来ますか?」
「ス○○銀行スキームで売り抜けれますか?」

といった問い合わせが増えました。

日本の不動産市場もキャピタルゲイン狙いのマーケットに戻るのか?それともリーマンショックの時のように転売用在庫が掃けず消えていく人が大量に出てくるのか?

アジアを旅して色々なことを考えた夏休みでした。

次回をお楽しみに!