こんばんは、『ポンコツおじさん』です。
前回からの続編で今回がラストとなります。
どうぞよろしくお願い致します。
サラリーマン大家の傍ら、突然、雀荘を始めることにした私ですが、
どうにかオープンを迎えるに至りました。
ここまでの初期投資コストが70万円程度。
オープンとは言うものの雀荘は特殊な業種です。
商売の特性上、新聞広告や街頭でのティッシュ・チラシ訴求が難しく、
考えられるとしたら『近代麻雀』という雑誌や『麻雀王国』というサイトに
広告掲載するという方法が主です。
これは一定の効果が期待できますが、店舗キャパシティが4卓である点や、
投下コストを抑えたローリスクローリターンを経営方針としている点から
広告は一切無しでオープンすることにしました。
広告は横断幕看板とスタンド看板のみというわけです。
雀士というのは不思議なもので、麻雀をしない方にとっては見過ごすような、
雀荘看板でも自然と目に入ってくる生態だったりします。
ただし、さすがにオープン初日は4卓を満卓にしたいですから、
店長を中心に電話・メール告知をしました。
結果的にオープン当日は満卓となり好スタートを切ることが出来ました。
今考えると、オープン当日が売上面、モチベーション面においてピークであったのかもしれません。
売上については初月度が跳ね、翌月以降は低いラインで安定し、
毎月、経常利益がわずかに黒字という実績が続きます。
経常利益の黒字分については全額留保し、初期投資コストの早期回収を目指します。
その間、私の人件費はゼロとしました。
オープンして3カ月経過した辺りか少しずつ綻びが生じます。
一つは私の不満です。
従業員の働きが気になってきました。
『店長がフリー卓でお客様と麻雀を打つ時にタバコを吸う』
『トイレの清掃をしっかりと行わない』
『メンバーの女の子がカウンターに座り、長時間スマホをいじっている』
『店長が率先して仕事をしない為、指導が出来ない』
などなどですが、少しずつ店長に指摘をしているうちに、私のことを煙たがっている様子が感じられるようになります。
続いて、様々な問題が出てきます。
『月に数度、レジ金が合わず、1万円近くショートする日がでます』
『店長の遅刻が増えます』
常連のお客様に誘われ飲みに行った結果、遅刻との理由。
あまり特定客と親しくすると、新規客にとって敷居の高い店になってしまうので、控えて上手に立ち回るよう注意しますが、直らず。
『店長とスタッフの仲が悪くなります』
さらに、
『女性スタッフがお客と付き合いだした様子』
本人は隠しているようですが、支障が出てきます。
この頃になると課題山積みにより、私の店に居る時間が多くなってきます。
これにより、今度は私の家庭に影響が及びます。
妻や子供達から不満が出始めました。
オープンして10カ月程。
ここでギブアップ。
雀荘経営権を資産含めて店長に無償譲渡し、私は退くことにしました。
この間トータルでの経常利益は初期投資コストを上回っていますので、黒字ではありますが、私の人件費がゼロでのことです。
私は無能につき、
リスクをヘッジしながらトライアンドエラーを繰り返すことで、少しずつ成功確率を高めていく方法でしか前に進めないのですが、さすがに雀荘はやりすぎましたね、はい。
本日も駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
また、よろしくお願い致します。
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