こんばんわ、サラリーマン大家のTAKAです。

今年もやっと終わります。明日が仕事納めですが、休み中もしっかりコラムがかければと。

本日は基準金利のお話です。

1.貸出金利の構成

過去にコラムに書きましたが、貸出金利、特に変動金利は以下ように決定されます。

基準金利+スプレッド(利鞘)

スプレッド部分は基本的には固定なので、基準金利部分が変動します。

基準金利の種類は、プライムレートとよばれるものと、市場連動金利とよばれるものがあり、それぞれ性質が若干異なりますが皆様はどんな基準金利で借り入れていますでしょうか。

2.プライムレート

プライムレートは最優遇金利ともよばれ、短期の貸出のベースとなる短期プライムレートと長期の貸出のベースとなる長期プライムレートの2種類の金利があります。

この金利の特徴は、資金の調達コストなどをもとに各銀行がそれぞれ自前で決定した貸出の基準金利ということです。

日本銀行のウェブサイトには主要な銀行の短期プライムレートの最高値・最低値と最頻値、長期プライムレートは某メガバンクのレートが時系列で掲載されています。

ポイントは、金利の算定に当たっての根拠を各銀行が公表しているわけではなく、いわば銀行が鉛筆なめなめの世界で決定している金利ということです。

(プライムレート+スプレッドO%を提案されて、「利鞘0%で、銀行の儲けなんてない特別な金利ですよ!」といわれても、しっかりプライムレートの部分に銀行の儲けが含まれているので、安心して大丈夫です)。

3.市場連動金利

市場連動金利はプライムレートよりバリエーションがありますが、代表的なものとしては、円LIBORレートやTIBORレートや10年物国債利回りなどあります。

貸出ではTIBORが一般的でしょうか。

市場連動金利の特徴は、金融機関などがいわゆるマーケットで取引しているレートがベースとなっており、銀行が鉛筆なめなめで決めているレートではありません。

このため、このレートには銀行の利益が必ずしものっているとは限りません。

4.基準金利の水準

基準金利の5年間の推移をグラフ化してみました。

概ね同じような動きをしているものの、それぞれの変動幅や金利の水準に大きな違いがあることがわかります。

取引量の大きい10年物国債の動きはマーケットの動きをもっともよく表すので、貸出金利の先を読む際には重要な指標となります。

この金利は足元では夏ごろから上昇傾向にあったものが、年末にかけては下落傾向に変化しており、いったんは金利の上昇懸念が落ち着いているという印象を受けます。

5.おわりに

今日は、ご存知の方も多いと思いつつも、金利について取り上げてみました。

基本的には基準金利以下に金利は下がらないので、例えば長期プライムレートで借りて入れ、金利を0%台に下げよというのは無理な話です。

もし0%台に下げたいのであれば、例えばTIBORに基準金利を変更するなどの対応が必要です。

アパートローンを借りている場合に、基準金利を変えてくれというのは困難ですが、プロパーローンで借り入れている場合には、絶対水準の低いTIBORベースに基準金利を変えてくれという交渉はあり得るかと思います。

ただし、変動金利の場合には金利固定化のタイミングにはご注意を。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

(もし、ご質問等があれば、コメントいただければ極力回答しようとは思います)。