こんばんわ、サラリーマン大家のTAKAです。

前回のコラムは、少し書きたかったことが多くてまとまらないコラムだったので今回は気をつけねばと。

しかしながら、また少し小難しい固定金利のお話です。

なるべくわかりやすく書ければと頑張ります!

1.固定金利の損得

変動金利にするのか、固定金利にするのか。銀行融資を受けているみなさま共通の悩みかと思いますが、その悩みは銀行も同じです。

例えば、大家さんをはじめとするお客さまに固定金利で融資をした場合には、銀行はお客さまとは逆の方向で同じリスクを負います。

お客さまが金利を固定化した場合、その後変動金利が上昇すれば、お客さまからみれば「固定金利にしておいてよかった!」と思う一方で、銀行からみれば、「変動金利が上昇しているのに安い固定金利しか得られない・・・」ということになります。

そして、金利が低下すればその逆のことが起こります。

2.変動金利が上がった場合のリスクを回避する

大きくみると銀行は、お客さまに貸すお金を変動金利で調達し、お客さなにお金を貸しているといえるので、お客さまに固定金利でお金を貸した場合に、変動金利が上がった場合には、銀行は調達してきた変動金利の方が、お客さまに貸す固定金利の方が高い、いわゆる逆ザヤの状態になり損失を負う場合があります。

そのような損失の発生リスクをなくすために、金融機関は、金利スワップというデリバティブを使い、このリスクを回避するような取引を行っています。

3.円金利スワップレート

この金利スワップは、どのようなものかというと、固定金利と変動金利を交換する取引であり、代表的な指標が〇本経済新聞に円金利スワップレートとしてマーケット欄に掲載されています。

例えば、5年物の円金利スワップレートとは、10年固定金利と6か月物LIBORという変動金利を交換する際に6か月LIBORに上乗せする利ザヤのレートを指します。

5年固定金利=6か月物LIBOR変動金利+5年物の円金利スワップレート

おおまかにいえば、上記の式の関係がなりたちます。

また、これは金融機関間が、変動金利と固定金利を交換するとした場合の手数料が円金利スワップレートといえます。

4.固定金利の動向

上記の取引はあくまで金融機関がお客さまの裏で行っている取引であり、完全に理解する必要はありませんが、以下の式を覚えておくと固定金利の動向を負う目安になります。

 

固定金利≒変動金利(円LIBOR、TIBORなど)+円金利スワップレート

 

当然ながら、金融機関がお金を貸す際には、金融機関の利益である利ザヤをのっけるものの、ベースの部分の固定金利の水準はある程度上記の式でどれくらいの水準か検討がつきます。

今の水準に置き換えると変動金利である6か月物の円TIBORが大体0.125%くらい、5年物円金利スワップレートが0.025%くらいのため、5年の固定金利は以下くらいがベースかと推測できます。

変動金利0.125%+円金利スワップレート0.025%=固定金利0.15%

今年の10月くらいはこんな水準でした

変動金利0.125%+円金利スワップレート0.15%=固定金利0.275%

 

10月にくらべて、固定金利の水準が下がってきているのがわかります。

キモは、変動金利の水準も円金利スワップレートの水準も〇経新聞にのっているほか、インターネットで検索すれば、レートを確認できるという点です

 

5.おわりに

金融機関により事情が異なるので必ずしもこの固定金利の水準がベースのレートとは限りませんが、固定金利の水準観の変化をつかむのに、この式を知っておくと良いかと思います。

例えば、金利の固定化を検討している方が10月頃に固定金利のレートを聞いていたとして、今の時点で再度固定金利のレートを聞いた場合にレートが下がっていれば、金融市場の動きと一致しているので説得的ですが、逆に固定金利のレートが変わらない、逆に上がっているのであれば、前に聞いた時よりも、利ザヤをのっけているんじゃないかと推測できます。

足元では、4.で書いたとおり、10月頃よりはだいぶ固定金利の水準が下がってきているので金利交渉もしやすいのかなと思い書いてみました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

(もし、ご質問等があれば、コメントいただければ極力回答しようとは思います)。