先日、アンダーズさんの「ロレックスに学ぶ不動産投資」を読んだ。

資産価値とキャピタルゲインについてのコラムであり、面白く読ませていただきました。

私も腕時計は好きで、ロレックスが欲しいとショーウィンドウを覗いたものだが、これだけ高騰していると手が出ない。

不動産と同じ(笑)

昔40万で売っていたものが、60万くらいだと高くて買う気を失ってしまう。

負け事を言うようだが、お客さん相手の仕事をする私にとって、ロレックスは少し目立つ。せいぜいオメガくらいの控え目さが必要だと思っている。

ところで、ロレックスというのは老舗腕時計の中では後発で、中流の人向けにも美しくて精度の高い時計を提供するというポジションで1900年頃に生まれた。

私にとってロレックスは高価だが、時計業界では後発で中流の時計。

ちなみに、世界三大時計といわれるパテックフィリップ(1840年~)、オーデマピゲ(1875年~)、ヴァシェロンコンスタンタン(1820年~)はロレックスの10倍くらいの価格だったりする。それこそ車が買える。

この世界三大時計だが、ロレックスを突き抜けるほど高価だけど、実はそれほど華美ではない。品はあるが意外とシンプルなデザインで、時計好きの人以外はまず気付かない。

ロレックスは高価だけど、その価格以上に華美だ。そして、時計好きでなくとも、ロレックスなら気づく人も多いはずだ。

人に気づいてもらえるというのも、ブランド価値である。承認欲求を満たす面では、世界三大時計よりもロレックスの方が日本では価値が高いのかもしれない。

 

 

そんなロレックスだが、ブランド価値の向上に余念がない。

 

私がよく行く時計店がある。

美術館のように鑑賞専門で、買ったことは一度もないのだが、店員に顔を覚えられていた。

店員と時計談義をしたのだが、ロレックスは当店に置いていないと肩をすくめた。理由は、ブランド価値向上のために、正規取扱店になるための厳しい基準があるということらしい。

その一つに、他のブランドの時計と並列に陳列してはいけないそうだ。例えば、大手百貨店はロレックス正規店だが、他のブランド時計と離れて専門ブースで陳列されている。世界三大時計と品格で並ぼうということか。

モノの価値というのは、戦略的につくることができる点で面白い。そのため、その戦略を見抜き、本当の価値を自分で見定める力を持つことも重要になる。

これは不動産においても当てはまる。

有名大家に薦められたからとか、銀行から高い評価が出ているとか、価値観を他人に依存してしまうと痛い目を見る。

不動産の価値判断をしっかり持つことが、我々にとって必要ということだ。

 

最後に、私が身に着けている腕時計をご紹介して落ちにしたい。

セイコーマチックという、1960年代のSEIKOの時計で、壊れた状態のものを実家で発見した。

SEIKOに修理に持って行き、職人に再生してもらい、ベルトは新調した。

不動産に例えると、築古派ということになろうかw

私の持つ自動巻きの時計の中でも、時間は狂いやすい。

朝のニュースとともに時間を合わせる。そんな手間ひまも古いものの魅力だ。一方で、手間ひまかけてまで所有するものかと、一笑に付すこともできる。

そこは自分自身の価値観に従うまで。

 

 

もし、賃貸経営を失敗させないために「最も大切だと思う能力とその鍛え方」を問われたら、自分自身の価値観を問う能力と、価値観を他人に委ねない努力だと思います。

本日もお読みいただき、ありがとうございます!