人間、誰しも楽をしてお金を得たい!と考えるものです。

もちろん私もそうです。

投資というものはまさしく不労所得と言われる最たるものかもしれません。

しかし、投資を行うにあたり、資金を用意するのは容易ではありません。

一部の大資産家を除き、簡単に投資資金を調達できる人は少ないでしょう。

投資で生きていくためには、

その種銭ともなる資産も投資で増やしていくことになります。

この段階での投資にはリスクが付きものです。

 

特に不動産投資の場合、最初の時期から多額の資金が必要になります。

大概は金融機関からの融資を利用することになるのですが、

この融資が大きなリスクになり、

返済できなければ利益どころか大きな負債を負います。

そうならないためには「物件」の購入には慎重にならざるを得ません。

手間のかからない物件であれば利益は少なくなるでしょう。

手間を惜しまなければ大きな利益を生む物件も存在します。

また、手間のかかる物件は同時に大きなリスクを含んでいることも多く、

ハイリスクハイリーリターンとなりうる物件となるでしょう。

 

ただ、手間のかかる物件はその手間が手に負えるものであれば買いですが、

買ってみたは良いけど修繕にお金がかかり過ぎるとか、

賃貸需要が少なく、

やる気のある客付け不動産業者がいないなんてこともあります。

例えば満室利回りは15%以上出るのに、

建物修繕費やリフォームで多額の費用が発生し、

実質利回りは7%になってしまったなんてパターンは最悪です。

建物修繕やリフォームを自分の力で(DIY)でやれば、

実質利回り12%程度になるのなら自分の手間をかけるべきでしょう。

また、賃貸需要の少ない地域で不動産業者が頼りにならなければ、

自分自身が行動する手間がかかります。

広告費を上乗せし地域の不動産店を自身で営業するなどの手間が想定されます。

 

以上の様に「手間」は「金成り」です。

楽して儲かる不動産物件は無いと言っても良いでしょう。

売り物件情報の上流情報をものにできる人は別ですが、

そんな人は極一部の資産家の方のみです、

このコラムなど読む必要のない人です。

一般の不動産投資の方であり、

これから資産を増やしたいのであれば「手間」が重要です。

 

しかしながら、手間のかけ方は費用対効果が重要です。

修繕にしてもリフォームにしても自分でやると割高になるものもあります。

工具にお金のかかる作業もあります。

さらには素人が手を出すと危険であったり、

作業の結果危険になることもあります。

この辺の区分けは十分に検討が必要です。

自分自身でできるものと、

業者に頼むものを上手に分けて手間を惜しまなければ、

最大の利益を得る可能性が高まるのだろうと考えます。

 

今の時代、手間がかからない物件で利益が出るものはまず見かけません。

見た目上のシュミレーション書類上で利益が出そうな物件はありますが、

よーく精査すると微妙なものも多く、実際最初の1~2年は利益が出ても、

3年後ほど経過した辺りからトントン、

その後赤字なんて物件が大半では無いでしょうか。

楽して儲ける!これは理想ですが、

現在はそうそうそういった物件はありません。

そんな物件が本当にあれば買いたい人が殺到し、物件価格が高騰します。

それが今の不動産物件価格なのかもしれません。

5年くらい前までは少数ながら、

何もしなくても利益が出る物件もあったのですが。

 

戸田 匠