こんばんは、サバイバル大家です。
いつもコラムを読んで頂き、ありがとうございます。

前回の続き(第37話)

ヒサシ(30代の建設エンジニア入居者)との共同戦線を確立したと同時に、マキ(素敵な香り20代エステ黒魔術女性入居者)からの戦いのゴングとなる着信を受け、毅然とした威厳をもって電話に臨むサバイバル大家

 

 

しかし

それは修羅場をくぐった成長を実感する序章に過ぎなかった

 

 

感情をぶつける、ゴネる、意味不明な人に対しての対処法とは
威厳をもって淡々とこちらのペースで進めるということ。
相手の挑発やペースに振り回されず最後まで妥協を許さなかったとき
サバイバル大家に偉人の言葉がこだまする

 

 

相手を説得する場合、
激しい言葉をつかってはならぬ
結局は恨まれるだけで
物事が成就できない

by 坂本龍馬

 

 

終始一貫性のある妥協しない会話に
マキの呪いも観念し見事に退去を果たす。
立つ入居者、後を濁さずの礼節を感じるサバイバル大家

 

しかし、

それは裁判による●●が想像以上に精神を犯すことを、知るためのプロローグに過ぎなかった。

 

法の格言 〜権利の上に眠る買主は保護されない〜 

ヒサシ(30代の建設エンジニア入居者)

「あ、あの。隣の女性入居者なんですが、先ほど丁寧に挨拶をされて荷物をまとめて出ていきました」

 

 

 

 

ま、マジ!?

 

 

丁寧な挨拶?

 

 

マキはついに正気を取り戻したようだ。今までゴネて何かを手に入れて来た人が、毅然とした対応によって自分の思う通りにいかないことを学んだのかな…真実はわからない。

しかし、不器用ながらも、人に迷惑をかけないよう生きていって欲しい…と心の底から思った。

 

 

ヒサシ(30代の建設エンジニア入居者)

「へ、部屋は綺麗なようです。か、鍵も渡されたんですが。もう、僕が使ってもいいんでしょうか?」

 

 

実直で本当に丁寧で安心できる入居者だな、と思った。

 

 

サバイバル大家

「ええ、ご報告ありがとうございます。一応明日までが彼女の契約期限なので明後日からは自由に使って大丈夫ですよ。」

 

 

マキとのバトルは毅然とした対応により無事に収束した

…年明けからのプチ・シェアハウスの運営開始から数ヶ月。

 

寒い冬はいつの間にか終わり
…吉貝(クソ売主)との裁判バトルが開始する春が来ようとしていた。

 

 

(…約3週間ほど前)

 

 

久しぶりに弁護士から電話が鳴った。

 

 

伊木(丸の内硬派弁護士)

「お久しぶりです。保全異議申立事件の第一回口頭弁論が3月●日にありましたのでご報告です」

 

 

そうか、年明けには長く感じたが、
もうそんなに日が経っていたんだな。

 

 

伊木(丸の内硬派弁護士)

「第一回口頭弁論は原告欠席。訴状、答弁書を確認した裁判官からの所見としては…」

 

 

毎回、弁護士からの報告を聞く前には
ハートが何故かドキドキする。

まるで自分が裁かれているようだ。

 

 

伊木(丸の内硬派弁護士)

「保全決定の一部取消は免れない、だろうと。

 

つまり、

 

請求額を大幅減額での和解

 

を推奨されました」

 

 

 

 

え、一部取消?

 

 

大幅に減額しての和解?

 

 

いきなりピンチ!?

 

 

いやいや、待て待て…深呼吸をして冷静さを取り戻す。数々の修羅場をくぐり抜けてきたため少しは自分のハートも強くなってきたようだ。

 

 

サバイバル大家

「あ、あの…一部取消というのは、どのくらいなんでしょうか?割合とかあるんでしょうか?」

 

 

裁判官の決定ではなく、推奨だ。
調整材料があるのかもしれない。

 

 

伊木(丸の内硬派弁護士)

「いえ、割合などはありません。現状提示している証拠では全額は認められない、ということです。」

 

 

事実をベースに話す弁護士の回答から、少しずつ自分のタスクを明確にしていかなければならない。

 

 

サバイバル大家

「つまり、全額はあり得ない。が、追加証拠いかんによっては全額に近しくもなるし、遠くもなると…?」

 

 

間を空けずに弁護士が回答する。

 

 

伊木(丸の内硬派弁護士)

「あくまで現段階での裁判官の心象です。ただ、証拠を追加していけるか、いけないかはサバイバル大家さんが抱える材料をもらわねば私も判断できません」

 

 

材料…つまり何を提示できそうかということか。

 

 

伊木(丸の内硬派弁護士)

「加えて言うならば、争点…つまり請求するべきところ、しないところも整理しなければなりません」

 

 

モヤモヤしていたタスクが、
次第に形を帯びてきたのを感じる。

営業経験を通じて得た
課題抽出能力は宝だ

 

 

サバイバル大家

「なるほど・・・つまり

 

・争点の整理
→優先度A 賠償請求を絶対に譲らない部分
→優先度B 賠償請求を状況によっては譲る部分
→優先度C 賠償請求を譲る部分(強引に請求している部分)

 

・請求根拠の材料集め
特に優先度A、Bなどについて請求できる理由を強化する証拠を固める

 

と言うことですね?」

 

 

うまく理解できたのか、弁護士は即答した。

 

 

伊木(丸の内硬派弁護士)

「その通りです。次回の期日は4月●日です。それまでに追加資料をまとめられますか?」

 

 

 

 

(…3週間前の回想から現実へ)

 

 

サバイバル大家

「そうだった…マキ(素敵な香り20代エステ黒魔術女性入居者)の対応でバタバタだったけど裁判用の証拠資料をまとめないといけない…」

 

 

いかにプチシェアハウスの入居者対応に追われていたとはいえ、
日常の仕事もある中で裁判資料の準備をするのは大変だ。

 

 

 

これがあと何ヶ月続くのだろう?

 

やらなければ裁判は不利

 

やっても有利になるかはわからない

 

真綿のような泥に
静かに沈みゆく感覚を覚えた

 

 

請求し、債権保全し、裁判しても…
最後の最後まで正当性を証明し、
権利を勝ち取らねばならないストレスが重くのしかかった。

 

この時は裁判は●●なものなんて思いもしなかった。

 

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