こんにちは

実践大家のメッシといいます。私は自分で不動産投資を行いながら、賃貸管理会社で10年以上実務を担当していたサラリーマンでもあります。最近転職しましたが、現在も賃貸不動産を所有する会社で賃貸管理業務に携わっています。管理会社の前は、大手賃貸仲介会社で、仲介営業として働いた経験もあります。

私は大家でもありながら、管理会社の内情、不動産業界の内情を知る立場でもあります。

 

管理会社に管理業務を委託している場合には、大家さんは管理会社の担当者と上手にやり取りをしなければなりません。しかし、大家さんの中には、決してコミュニケーションが得意でない方もいたりします(苦笑)。

今回は、大家さんの管理会社の担当者に対する接し方について、私の体験をご紹介させていただきます。

意外と難しい担当者とのコミュニケーション

管理業務の実務を依頼する以上、管理会社の担当者とのコミュニケーションが大家さんに取って重要です。大家さんの考えを伝え、それを担当者が理解し実行する必要があります。

担当者の対応が悪い、と担当者に対して不満を持っている大家さんもいると思います。

前回のコラムで、管理会社の担当者の能力は決して高くはないことを説明しましたが、担当者が思うように動いてくれない原因が、大家さんと担当者との間でコミュニケーションが上手く取れていないことにある場合があります。

 

大家さんからすると、「担当者はこちらから言わなくても動いて欲しい」、「少なくても言ったことは理解して対応して欲しい」、などと思っていたりします。

「指示したことと違うことを担当者が勝手にやったりして、ストレスが溜まる」、と思っている大家さんもいるかもしれません。

しかし、担当者の側からすると、「この大家さんは何を言っているか分かりづらい」「前に言ったことと違うことを言っている」「前回こちらから説明したことを覚えていない」「大家に都合の悪い話をすると、すぐに怒り出すため、伝えるべきことを伝えられない」、などと不満に思っていたりする場合があります。

噛み合わない大家さんと担当者

大家さんと担当者の電話のやり取り例を見てみましょう。

()は担当者の心の声です

 

大家さんA「102号室なんだけど、空室になってから2か月になるけど、何でまだ次の入居者決まらないの?(小怒)」

 

担当者B「申し訳ありません。今の時期引っ越しする人が減るタイミングで、他でも空室が伸びている物件があるんですよね(申し訳なさげ)」

(ヤベー。この人短気だから何言いだすか分からないんだよな。やな予感がするな)

 

大家さんA「今回は、知り合いの不動産屋にも同時に募集を頼むことにしたから(小怒)」

 

担当者A「え、そうなんですか?(うろたえ気味)」

(他社に直接募集業務を頼むのは、管理契約違反なんですけど。

それに、元付が2社もいたら他の仲介会社はバラバラに空室確認することになり、1方で申し込みが入っているのに、内見させることになったりして、大きなトラブルになったらどうすんのよ?。

契約業務はどっちがやんのよ?契約書の書式がバラバラになったら、入居中に管理するの大変なんですけど。

他にもトラブルがありそうだなー。他社で決まったら管理契約で決められてるウチの手数料払わないつもりかな?でも、それを言ったら、この人「お宅が決めないのが悪い!」とか言って、怒鳴るんだろーな。困ったな。

上司からも、詰められるのは間違いないし、本当、勘弁して欲しいなー。

でも、言っておかないと、本当にトラブルになったとき、この人、「説明しなかったお前が悪い!」とか言うに決まってるよなー。

よし、俺も男だ。勇気を出して少しだけ本当の事を言ってみよう!)

 

担当者B「あ、だけど、募集を他社に直接依頼するのは管理契約上はできないことになっているんです。それと、元付が2社いると他の仲介が混乱して★〇☆■★〇☆■・・・(説明途中)」

 

大家さんA「2か月も申し込みが取れないのに何言ってるんだ!(激怒)。空室が長引いて損するのは俺なんだぞ!。募集をどこの不動産会社に頼もうと俺の自由だろ!お宅の力不足のくせに、自分の都合ばかり言うんじゃないよ。違うか!(激怒)」

 

担当者B「申し訳ありません(神妙)」

(やっぱり怒鳴った・・・)

こういう大家さんは結構います。コミュニケーションが一方的で、担当者の話を全て聞こうとはしません。基本的に「自分は大家だ!。偉いんだ!」というスタンスです。管理契約を軽視し、管理会社や仲介会社の事情にはお構いなしです。

他にも、担当者の都合を全く考慮せず、「〇月〇日までに、これと、これと、これを完了して報告すること」などと、一方的に無理難題をメールで送信してくる大家さん。

打ち合わせと称し、担当者を頻繁に自分のところに訪問させ、毎回数時間も仕事とは関係のない話をする大家さん

必ずファミリーレストランで打ち合わせを設定し、管理会社の経費で夕食を済ませる大家さん(涙)

などなど、管理会社のもとには、色々な大家さんが集まってくるのです。

つづく