楽 : 賃貸経営を失敗させないために「最も大切だと思う能力とその鍛え方」というテーマでコラムをご執筆いただきたいです。

僕 : ふむふむ。あれだな・・・・

楽 : 広く一般的に言われていることではなく、賃貸経営のご経験の中で感じたことを自由にご記載ください。

『広く一般的に言われていることではなく』って、無茶言うな!(怒)

賃貸経営なんて昔からあるものですべて広く一般的に言われてることなんだよ〜って本音はおいといて、とりあえず僕の経験から書いてみます。これから買う人の参考になれば幸いです。

僕が考える最も大切な能力は『あきない』ことです。

僕は一時期かなりあきてました。

すると、なんということでしょう〜空室が40%以上になってしまいました〜(笑)

できる大家さんは満室の時にも動いてます。おそらく楽しいんだと思います。僕は満室にあぐらをかいて空室だらけにしました。

賃貸経営って正直ってつまらないです。満室にしたらそれ以上の売り上げが立ちません。他のビジネスは売り上げは青天井ですので、工夫のしがいがあると思うのです。でも賃貸経営の売り上げを上げるためには、規模の拡大をするしかありません。

そして元来の引きこもりなので、人と接するのもあまり得意ではありません。入居付けの営業にいったり、顧客満足のためにアピールしたり、本当に苦痛でした。要はお仕事の選択ややり方が間違っていたのかもしれません。

とにかく、思ったよりあきあきしていたんです。

もちろんですが・・・すべてわかっていたことです。

わかっていて、この世界に入ってきました。自分の商品の売り上げを立てる自信がないから、この安定した収益をもたらせてくれるであろう不動産投資の世界に入りました。

でも、満室になっちゃうとダメなんですよね。人は『あきる』生き物です。それが世界をよりよい方向へ変えてきました。だからあきることはある程度仕方ないことなのもかもしれません。

(ということが、いいわけでしかないことは自分でよくわかっています・・・笑)

空室が長く続くと今度は自分の物件を他の投資家に売らなくてはならないはめになります。

売主と買主はいつだって利益相反の関係であり、自分が優位に立つためには、自分より『おろか』な投資家から買うことを狙っています。当然ですが、僕もこの物件を買うときにそのように考えて買いました。

この人よりは上手くやれるって思えないと買わないですよね。普通は。それが『驕り』であったことがはっきりわかりました。たいして差はなかったわけです。

しかし、そこからV字回復できたから今日があります。

で、じゃあ、何をしたかって話ですよね。もう一つの問いである『鍛え方』という話なんですが・・・

正直言って『ない』です。

世の中に楽な仕事なんてなく、人には向き不向きという適性があります。僕の場合、賃貸経営は嫌々ではないまでも楽しんでやっていた感じではありません。

仕事として『淡々・粛々』とやっていました。CFを得るため、利益を上げるため、次の愚かな投資家に売りつけるため、自分が愚かだと思われたくないという見栄のため、そんな感じがしています。

ですから、始める前に自分の適性とスタンスを明確にすることの重要性をお伝えしています。これは鍛え方というよりコツだと思います。

で、あえて『鍛え方』というならば、

『満室にしない』ということになると思います。

満室にしないと精神衛生上悪いという大家さんもいますが、僕の場合は常に緊張感があったほうがよかったです。空室があれば、『仕方なく』営業もすることになりますので(笑)

もちろんですが・・・多少の空室でも耐えられる方法や耐えられる物件を買っておくことがマストです。