皆様、お元気ですか?

二代目大家かずみです。

私のコラムをお読みいただき、ありがとうございます。

 

前回の1月30日のコラム

かぼちゃとバブルの亡霊とフルーツ宅急便

で、少し書いた

怖ろしい延滞損害金

について書きたいと思います。

 

さかのれば、約25年くらい前、世の中はまだバブルの名残がある頃、

私の知り合いのある方が、

金融機関がうるさく「借りてくれ」と言うから、

お金を借り、自宅を新築しました。

年齢は60代だというのに、借りた金額は1億円超え。

返せれば問題はないのですが・・・

その頃は、プツンプツン、バブルが一部でははじけ始めていた頃。

ですが、実感のない方もまだいらっしゃった、

そんな状況でした。

 

まもなく、その方、返せなくなります。

バブルが崩壊し始めている実感がなかったのかと思います。

まず、最初に手持ちの不要な不動産を売却しました。

しかし、不動産の必要な知識が欠けていたため、

売却代金は全額返済に回してしまい、

翌年、売却益に対する税金の支払いに困る羽目に陥りました。

必要な額は残しておけばよかったのに・・・

こうなったら、始まるのは、負のスパイラルです。

そこで、リスケジュールの交渉を行ったそうです。

一カ月に一定額返していくのですが、

元金はもちろん利息にも及びません。

しかし、恐ろしいのは、返済している方には

返済しているという意識があることなのです。

ですが、返してないのです、実際は。

当然、延滞金がかかります。

 

ここで気を付けることは、リスケジュールが単なる

口約束

であること。

本来だったら、そこで、新たな金銭貸借契約書を作成し、

新たな返済予定表をもらうこと。

それが必要なのです。

口約束では、単なる返済の延滞の了承でしかありません。

ということを知ったのは、全てが終わった後のこと。

 

ある程度、そのまま返済を続けました。

しかし、元金は減らず、利息は増すばかり・・・

次に金融機関が取った行動は、保証人への取り立てです。

それまで保証人の元へは、通知はがきだけでしたが、

代わりに返済を求めて来たのです。

ですが、当然のごとく、保証人に返済の余力はありません。

(この辺りで私に相談が来たんですよねぇ~~~)

再び、リスケジュールの交渉をし、保証人が少額でも

支払うことを約束し、返済が続きました。

この際、交渉の場に立ち会わせていただいたのですが、

融資した当時の担当者は当然転勤。

当時の事情を知るものはおらず、

「そちらが、ぜひというから、借りたのに。

土地だって、探して来てくれたのですよぉ」

なんて、言い訳を借りた人間がしても、

それは単なる言い訳に過ぎず・・・

立ち会う身としても、微妙なポジショニングでした。

信頼は置けるけれど、代わりに返済はしない人ですから。

この時も、保証人との間に、書面の交換はありません。

 

さて、また時間は流れます。

その後、バブル崩壊の処理に伴い、金融機関の編成が

行われ、金融機関内で、焦げ付きの洗い出しが始まりました。

当然、返済の催促が来ました。

誰も返済できる人間はおりません。

本人、保証人は当然無理。

当時売れていた、

借金の片に自宅を手放さずに済む方法

みたいなノウハウ本を読んでみましたが、

ほぼ役にたちません。

最終的には、自宅は売却です。

売却の際の微妙な金額設定や金融機関との交渉など、

少しお手伝いしましたが、

幸運なことに売り出し金額での売却が可能となり、

さらには、

伝家の宝刀の延滞損害金は請求しない

という約束を取り付けたので、

やっと一件落着。

思えば、その自宅を購入してから、15年程度経過していました。

延滞損害金を請求せず、元金のみの返済で

済んだので、とても幸運だと思います。

請求されれば、自宅を手放した後に、

自己破産でした。

金融機関も払えないと承知しているから、

請求しなかったのだと思います。

 

今や街金でも請求しない14%の延滞損害金です。

お金を借りる際は、熟考を重ねて、不必要な、

返済不可能はお金は借りないこと。

誰でもが理解しているはずのこと、

しかし、もしも、返済不能に陥ったら、

すぐリスケジュールの相談を持ち掛け、

その結果を書面に残すこと。

不必要な延滞損害金の発生は避けること。

覚えておいてくださいね。

 

この方々、60代に入ってからの15年間、

瀟洒なご自宅にお住まいでしたが、その後は、公営住宅住まい。

年を召してからの生活こそ、優雅に過ごしたいと

私にとっての反面教師となりました。

 

今日も私のコラムをお読みいただき、

ありがとうございました。