巨額詐欺事件。

こんにちは! 埼玉サラリーマン大家です。

昨日のニュースでケ●ィア事業振興会による巨額詐欺事件が取り上げられていましたね。結構前から、知る人ぞ知るというような詐欺事件でしたが、本社ビルが出資法違反での家宅捜索になったようです。

被害額は1300億円、被害者数は3万人とも言われています。単純に割り算すると1人あたり433万円を出資しているのですね。驚きです。

 

農産品、バイオマス発電、太陽光発電など、数々の事業会社を立ち上げて、7~10%の利回りを謳って元本保証の出資を募った事件となりました。

 

少し前から騒がれていたので聞いたことのある方も多いかもしれませんね。でも、利回り10%で元本保証って言われただけで明らかに詐欺ですよね・・・

 

利回り10%の威力を分かっていないから、こんなに被害者が出るのでしょう。

利回り10%ということは、1000万円をずっと預け続けていると、、、

 

5年後には、1.61倍の1610万円に

10年後には、2.59倍の2590万円に

20年後には、6.73倍の6730万円に

30年後には、17.45倍の1億7450万円に

 

なるのです。得られた利益を全部ここに回し続ければ、こんなに儲かります(笑)

でも、こんな配当を継続的に実施できるほど儲かる事業がそこら中にあるとは思えませんよね。

 

ここ2日間でも書いてきたように、不動産投資を自分でやっている感覚でも出口まで考慮した最終的な利益を利回りに引き直すと5%前後になりそうです。

他人がやった事業からの配当金として頂く利回りが、これを超えるということは考えづらいです。

 

もっと良い儲かるお宝物件も稀にありますが、継続的に次々と買うことは難しいでしょう。私が出資を募って不動産投資をやるとしたって、2%を支払うのが限界です。元本保証したら捕まりますけど(笑)

 

 

ですから、投資をやっている者の立場からすれば設定を見ただけで明らかに詐欺であると分かるレベルの事件だということです。

 

それでも引っかかる。

それでも騙されるのは、やっぱり欲があるからでしょう。老後の不安とか、様々な不安に対処するためにお金を増やしておきたかったのだと思います。

どうしても欲が強すぎると、冷静に物事を見られなくなります。これは不動産投資でも似ていますね。ビジネス的な視点で、それが儲かるのかどうかを判断していくことが儲けるためには必要なのだと思います。

 

この詐欺事件でも、農産品を定期的に送ってくれたり、舞台に招待してくれたり、様々な『特典』で信用を勝ち取っていたようです。

これだけを聞くと、『そんなのに騙されてバカだなぁ』と思うかもしれませんが、不動産投資に当てはめても似たようなことはあります。

 

 

例えば、あまり儲からなそうな物件を売りたい業者さんが、1年間の空室保証をつける事例もありますよね。このように、売りたい側は何でもします。

こんな空室保証は高い値付けで得られる利益に含まれる必要経費なのですから、それを差し引いて儲かるかどうかを冷静に見極めることが必要になります。

 

 

しかも、この詐欺事件での特典では舞台に招待するなど、人の満足感に訴えかけるのも上手だったようですね。私も管理会社さんから宝塚の舞台に招待されたこともあります。なんだか嬉しくなる気持ちは理解できますし、その会社が好きになっちゃう仕掛けとしては優秀だったのでしょう。

でも、こういう諸々の手口をどこかで冷静にジャッジできるようにならないと騙されてしまうということです。

 

不動産投資をやっている者としては、関連の無い話題でもないですよね。勉強の種がいっぱいです。

 

また、こういう詐欺に引っかからない訓練としても不動産投資は優秀だと再認識しました。『元本保証の利回り10%なんてありえない』と感覚的に分かるようになるのも大事なことですからね。

 

以上、時事ネタからのコラムでした。今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。