今回は、先日、賃貸○○の店長さんと会うことになったときの話です。大家さんに、店長さんが話したいと言う時って、ちょっと注意が必要ですよね。前回は、ロッカーの営業でした。今回は・・・。

 

 

まずヒアリング

店長;「こんにちは。ちょっと、聞いて下さい!良い話があるんです!」

 

また良い話?

 

店長;「実は、こちらにお邪魔している(営業の)Xから説明があったと思うんですが・・・」

 

「いや、Xくんからは何も聞いてませんよ。」

 

店長;「え?本当ですか?とにかく家賃が安くて困っていると言う話を聞きまして、色々と考えてきました。ウチに全て任せてくれれば、家賃をもっと高くできますよ。」

 

ほほう!

 

店長;「今、そちらの設定以上の家賃で客付けしようと思います。その代わりに・・・。」

 

来た!

 

店長;「その代わりに、敷金などをこちらで設定させてもらうんです。」

 

は?敷金デスカ?

 

店長;「はい。そのときに家賃やその管理も。」

 

・・・

 

店長;「どうでしょう?こちらで全て自由に交渉させてもらえれば、敷金や礼金を調整して、家賃を上げることができます。」

 

・・・

 

店長;「そうですね。インターネット契約も一任してもらえれば、もっといいんですけどね。一応、パッケージと言うことで、書類も用意してきました。」

 

ソレッテ、全部ジャナイデスカ?

 

店長;「いや、今、満室なのは知っていますが、将来的に、このままズルズルと家賃が下がるのはマズイと思うんです。私達に任せてもらえれば、大丈夫!」

 

 

共感ゼロ 

「あのう、これまで確かにお世話になったことがありましたけど、その度に、家賃を○千円、下げろと電話してきたのって、Xくん達ですけど。」

 

店長;「ハッハッハ!」

いや笑い事じゃないんですよ。

 

「しかも、後からお客さんと話す機会があって聞いたところによると、お客さんが家賃のことを言う前に、お宅らから、「任せて下さい。どこよりも家賃を下げさせますから!」と元気よく、言うらしいじゃないですか?」

 

店長;「・・・」

 

「こっちがXくんに言ったのは、家賃が安くて困っているではなくて(困るのは確かですが)、

’’お宅らが、まず家賃の値下げ交渉から入ろうとするから困る!’’

です。」

 

店長;「ですが、今回は家賃が上がるんです。」

 

「でも、長い目で見たら、何か下がるんでしょ。その手数料とか、インターネットの手数料とか、そっちが取るって話でしょ。そもそも、家賃はどれぐらい上げるんですか?」

 

店長;「いや、それは一旦、パーセントを決めて上げた形で契約して、その後、臨機応変に調整していくと言うことで。」

 

「調整?いずれ下げる可能性もあるの?」

 まあ、ありますよね。

 

店長;「・・・。あります。」

 

お断り

「今回はお断りします。大体、お宅だけじゃなく、他の仲介も、誰かが家賃を値下げしたら、皆、寄ってたかってその家賃よりも値下げしようとする。ゆくゆくは、お宅らも困ると思うんですよ。」

 

店長;「分かります。分かります。本当、そうだと思います。」

ああ、ウソだ。

 

「だったら、その営業スタイルを変えてもらわないと。とにかく、そちらだけに任せるのは無理ですね(リスクは分散、分散。)。これまでだって、かなり客付けに波がありましたよ。」

 

「そもそも、あのY物件って、A倉庫が出来てからは調子が良くて家賃を下げる理由も無く、この前、こちらから交渉して○千円、上げましたよ。とにかく、次の機会に、バシッと決めて下さい。それからにしましょう!今後ともお願いします。」

 

店長;「・・・。いや、そうですね。分かりました。また頑張ります。」

 

 時々、変な店長営業があります。何でこんな営業をするつもりになるのか不思議なぐらいです。それでも、どこか人任せにして状況を把握していない大家さんなら契約してしまうのでしょうか?

 

 大家さんとしては、先々を考えると、「人口減少」と絡んで家賃が下がっていくことに不安になるのは確かです。これまでの経験上、将来への「不安」や「心配」をネタにする提案って、本当に多いです。だからと言って、提案する相手(今回は賃貸仲介の店長さん)を見れば、人任せにそれを解決できるかと言うと、それは難しいと思います。やはり、自分で試行錯誤することが大事ですよね。

 

次回もよろしくお願いします。