この大家業というのは、様々な裏切りに遭います。

例えば、

内装屋さん・・・

クロスのメーター誤魔化しなど、やっぱりあります。

仲介業者さん・・・

袖の下など、やっぱり請求されます。

入居者さん・・・

家賃滞納や夜逃げ、やっぱり裏切られます。

 

大家業は、そんな修羅を乗り越えて成功するのですが、

今回のコラムでは、そんな『まさか!』の裏切りを書きたいと思います。

 

ある日、築30年ほどのマンションで年1回の防火点検が、

私の契約している警備会社によって行なわれました。

点検の結果、火災警報器の集中監視盤(スイッチのいっぱい付いたヤツです)が

老朽化で故障しており、至急交換の必要がある。

交換しないと、実際に火災が起きた場合に警報が鳴らないので、

大惨事になる可能性があり大変危険です!!

※その時のやりとりが↓

必殺)どういった故障でしょうか?

警備)監視盤の電源が入らない状態です。

必殺)修理は出来ないのですか?

警備)メーカーに聞いてみたところ、

   この監視盤は古いので修理不能とのことです。

必殺)そうですか・・・

警備)この状態で火災があった場合には大変な事態に成るので、

   至急交換の必要があります。

   明日、見積書を持参するので、至急決断して欲しい

こんなやり取りが私と担当者とでありました。

しかし、ココで私は違和感を感じていたんです・・・

だって点検の3日前までは、

ちゃんと作動しているのを確認しているんです!

警備会社が警報機を点検する3日前、

1階の中華料理店で料理の炎が天井近くまで上がり、

警報機が作動するといった事件がありました。

被害は全く無く、火災警報が鳴り響くだけで済みました。

3日前までは正常に作動していたのに

警備会社が点検に入ったとたん故障する・・・

そんなのあるか??

 

それにもう一点疑問がありました。

それは、今回問題となっている警報監視盤ですが、

どうみても製造後10年から15年といった感じなんです。

こういった製品は、一般の家電製品とは違い、製造後20年近く部品の供給がありるものです。

 

そんな違和感(不信感?)もあり、

製造メーカーに修理依頼をお願いしてみました。

 

さっそく製造メーカーが修理に訪れ、

開口一番

メーカー『この機種はまだまだ修理できますよ』

メーカー『修理部品も十分ありますので、よっぽどの事がない限り大丈夫です』

必  殺『では、故障の原因はなんですか??』

メーカー『うーーーん、』

    『故意に電源ヒューズの留め金が外されていますね~』

必  殺『えっ!故意に???』

メーカー『そうですね、もちろん断言はできませんが、ヒューズの留め金なんて勝手に広がったりしません』

結局、出張料・技術料で1万円ほどの料金でアッサリ復旧しました。

・・・・・、

どう思います?

この警備保障会社・・・

超大手です。

まさか、そんな小細工するとは思いませんよね??

 

次回、真相を追求します。

つづく