こんにちは、きりのきです。

 

早いもので、楽待さんにコラムの掲載を

させていただくようになり、4ヶ月が経ちました。

 

どうでしょうか、お楽しみいただけていますか?

何とも自分で読み返すと、ただの自己満足な、

独りよがりの記事になっていないか心配です。

 

特に僕は他のコラムニストさんと異なり、

ただの一般人に近いです。投資暦も短いし、

投資規模もそう大きなものでもない。

特別誇れるような高利回り物件を

抱えている訳でもありません。

 

そんな僕が、皆さんに何をお伝えできるのか?

日々、自問自答しながらコラムを書かさせて

いただいています。

 

と、悩んでみても僕が素人に近いのは変わりなく、

特別面白いことが書けるようになったりもしないので

いつも通りの進行で行こうかと思います。

 

返済能力に影響するもの

今日のテーマは、健康管理の大切さについて。

 

例によってあんまり不動産投資とは関係がなさそうな

テーマに聞こえると思いますが、恐らく一度でも

融資を受けたことがある方は、ものすごく関係が

あるということを実感したことでしょう。

 

そう、健康診断書の問題です。

 

サラリーマンが融資を受けて不動産投資を始めようと

思ったら必ず必要になるのが健康診断書。

 

人間はいつか死を迎えるもの。

個人として融資を受ける場合、そのいつ来るか分からない

死もまたひとつのリスクとして金融機関は考えます。

 

哀しいかな、「金は命より重い」という言葉、

某賭博漫画の架空の話ではなく、現実です。

 病院と警察にはあまりお世話にはなりたくないですよね

死なずとも健康を害してサラリーマンとしての

労務が困難となる可能性もある。アパートローンが

サラリーマンの給与を当てにしたローンである以上、

労働力を失えば死んだも同然。

 

サラリーマンが健康上の理由、または死亡するなどで

仕事を続けることができず支払い能力を失うリスクを

軽減するため、健康状態のチェックが為されます。

 

団信などの生命保険に加入するためという口実で

健康診断書を持ってくるようにと言われますが、

当然ながら金融機関内でも確認をしていることでしょう。

 

団信への加入は問題ないような健康状態であっても、

もしかしたら警戒された目で見られているかも知れません。

 

また、団信枠を超えた融資を受ける場合などでは

個人で生命保険を入る必要があります。

別に入らなくてもいいんですが、家族にリスクを残すのは

誰しも本望ではないでしょう。

 

そんな時に健康診断の結果が悪いと、保険料が余分に

掛かってしまい、キャッシュフローが悪化します。

 

月に数百円~数千円の違い、と思うかもしれませんが、

年間になれば12倍、それが10年経過でいくらの差になるかを

考えれば、捨て置けないと気が付かれると思います。

 

余談ですが、団信枠を超えた際に金融機関から生命保険への

加入を「お願い」されることがあります。

 

法律上、融資をする条件に生命保険の加入を強制したり

加入の有無が融資の可否に影響を与えてはならない、

となっているようですが。

 

まあ、どう考えてもあくまで建前上「お願い」となって

いるだけで、強い強制力が働いていますよね。

 

本音と建前の文化は別に嫌いじゃないですが、

法律を掻い潜るために永田町文学のようなやりとりを

するのは勘弁願いたいところですね。

 

会社の健康診断、項目は十分ですか?

不動産投資はスピード感が重要です。

 

融資を受ける時もそれは同様で、金融機関が速やかに

融資の可否を判断できるように、極力私たちが協力を

することで投資の成功率が向上します。

 

そんな時に、一つの壁となりやすいのが健康診断書の手配

 

僕のように普段病院で働いている人間にとっては

大した問題にはなりません。診断書なんて、同僚の医師に

依頼することですぐに作成してもらえます。

(当然、事実に基づいた記載のみですよ。)

 

血液検査の結果なんかも、病院が職員に対して行う

職員検診の内容でほぼ間に合うことが多い。

これまで、僕は改めて健康診断を受けることはほぼなく

職員検診の内容で生命保険へ常に加入ができています。

 

というのも、医療に関わる業種は、健康診断の内容が

他より厳しい部分があるんです。典型的なのは感染症、

肝炎ウイルス(HBs抗原、HCV抗体)検査ですね。

 

病院には当たり前ですが病人が来ますので。

針刺し事故等による梅毒、肝炎ウイルス、HIVウイルス

その他未知・新種の細菌・真菌・ウイルスに感染する

危険性があります。

 

目の前にいる患者さんが感染症を持っているかいないか、

それ専用の血液検査をしなければ分かりませんから

常に危険に曝されていると言える。

 

ですから、入職時や就業中にB型肝炎ウイルスなどの

予防接種は半ば義務化されていますし、ワクチンが

存在しない感染症も多くありますから定期的に健康診断で

検査をする必要がある。

 

一般的な企業では、肝炎ウイルスの検査なんてあまり

しないものです。他人の血液と接触する機会なんて

滅多にないでしょうから。

 

ですが、少なくとも一部の団信、個人生命保険では

B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスの検査結果を

求めてくることは事実。

 

普段会社の健康診断を受けているからこれでいいかと

健康診断書を提出したら項目が足りず、融資の審査を

進められない、なんて事態が起こりえます。

 

融資のスピード勝負になってしまうような注目度の高い

不動産を狙う時には、この審査の遅れが致命的と

なってしまうことがある。

 

せっかく買い付けの優先順位は高かったのに

たかが健康診断書一枚のせいで買い逃すことになれば

悔やんでも悔やみきれません。

 

不動産投資家となるには、普段からの健康管理や

人間ドックによる定期的な健康診断を受けることは、

義務といっても差し支えないほどでしょう。

 

1年に1度受けておけば文句を言われることは

あまりないでしょうから、生命保険に求められる

最低限の検査は常に手元に置いておくことを

お勧めします。

 

結果を出せることが大切

その健康診断書も、実際に健康であるという結果が

診断結果として残らなければ意味がありません。

 

金融機関としても自分たちの身を、そして日本経済を

破綻という死から守らなければいけませんから、

表向きは言葉には出さずとも、健康に不安が残る者に

対する区別は確実にしていることでしょう。

 

世の中、先天的に病気を抱えて生を受けた方も

中にはいます。肉体にハンディキャップを抱えつつ

融資を受けるにもハンディキャップがあることは

とても残念に思いますが、世間は不公平なもの。

 

これは差別ではありません。

融資の可否を決定する基準の一つに過ぎない。

例えば糖尿病の人は須らく融資をしない、と明言を

していれば差別かもしれませんが、そうじゃない。

 

僕は金融機関の人間ではありませんので恐らく

という言い方になってしまいますが、普通に考えて

同じ程度健康状態に問題がある人であっても

その他の条件次第で融資は出たり出なかったりする

であろうことは明らかです。

 

ただ、少なくとも健康的な人のほうが融資審査、

生命保険審査で有利なことは間違いない。

保険料も安く済むことでしょう。

 

生まれつきの病気や遺伝、体質などは如何とも

しがたい部分がありますが、少なくとも体重、

身体つき、食生活、飲酒・喫煙の程度、運動習慣、

睡眠時間などは多くの場合、自分でコントロールが

できるものではないでしょうか。

 タバコを止めることは基本中の基本です。

肥満も含めた生活習慣病といわれる分類の疾患は、

努力によってある程度改善が期待できます。

完全に良くならずとも適切な治療を受けて

血液検査上の結果を良くし、医師のコメントを

紙でもらっておく事で印象は大きく変わります。

 

金融機関からは多額の融資をして頂く立場です。

不動産賃貸事業主としては安心、安全な住まいを

顧客の皆さんに提供する立場であり、パートナー企業と

末永くビジネスをお付き合いさせて頂く立場。

 

自分の健康状態を省みずに悪いまま放置しておくことは、

金融機関にも入居者にもビジネスパートナーにも大変に

失礼なことであると僕は認識しています。

 

アメリカ合衆国ではビジネスマンとして肥満者は

信用が得られない、と言われています。

それと同じことです。

 

病気を抱えていたら諦めるしかない?

どうしても健康上の問題を完全に克服できない場合、

諦めざるを得ないでしょうか?

 

生まれつき病気を抱えていたり、後天的に病気に

罹ってしまった人でもやりようはあります。

 

例えば、お名前を出してしまって申し訳ありませんが

乙武洋匡氏、先天性四肢切断の身で、障害を克服し

多くのメディアで活躍されています。

 

この乙武氏が融資を受けたいと金融機関に申し出たら、

どうでしょうか? 融資を拒否されるでしょうか?

 

僕はそうは思いません。

乙武氏の背景には、既に大きな資産が積み重なって

いるからです。

 

芸能人としての活動はともかくとして、書籍やCDから

得られる印税収入が彼にはあります。

既に、乙武氏は一般的な労働ができずとも普通よりも

遥かに巨額な安定収入を得ているであろうことは

疑いようのない事実。

 

極端な例ですが、所詮健康状態なんて融資審査基準の

一項目に過ぎませんから、どうとでも克服は可能だ、

ということ。健康であるに越したことはないけれども、

完全に治療できない病気を抱えていても壁を越える

方法は必ず存在します。

 

最も一般的な方法は、法人を立ち上げて法人に対し

融資を受けることでしょうか。

 

法律上の人格である法人には寿命がありませんから

健康状態は関係ありません。

法人の代表に健康上の不安があったとしても、

代表がいなくても法人は変わらず存在可能である

と示すことができればいいんです。

 

家族や信頼できる知人を頼れば、会社の定款や

人事次第でいくらでも調整が効きますよね。

 

法人として事業性融資を受けるまでには確かに

大きな壁も存在しますが、そんなことは瑣末なこと。

誰が何をやろうとしたって壁はつきものです。

それを乗り越えようとする気概がなければ、

何をやったって成功するはずがありません。

 僕は聴診器はめったに使いません。

お金と健康、どちらが欠けても駄目

不動産投資家としても医師としても、僕は皆さんに

もっと自分自身の健康について意識をおいて欲しい、

と思っています。

 

自分の身体に無頓着な方がどれほど多いことか。

医療現場では身に染みて感じます。

 

医師の中にももちろんそういった人はいますが、

だからといって「健康的な身体を維持しましょう」

という言葉の正しさが失われる訳ではありません。

 

高齢者人口が増えるにつれて、一時的にですが

確実に病院のベッド数も、医療者の数も不足する

タイミングが必ず来ます。

 

それは、現在30歳~50歳程度の方が最も割を食う

年代でしょう。ベッド数も医療者数も、

急に増やしたり減らしたりすることができない。

 

後悔する前に、そして未来志向でいるためにも

今からでもダイエットに、食生活の改善に、

運動に励むことが、人生を最大限に楽しむための

一番のポイントだと僕は信じています。