皆様、お元気ですか?

二代目大家かずみです。

私のコラムをお読みいただき、ありがとうございます。

 

今日は、少し前に、某所で紹介されたインタビューの紹介です。

インタビューに答えるのは、神奈川県郊外の駅近郊で

営業する不動産会社の社長。

そこが、実施する、ユニークな営業方法とは??

朝食100円食堂 です。

その仕組みは、

原則として管理物件1600室3000人の入居者のみ使用可。
食堂の入り口の鍵は、各入居者が自室に入るのに使うカードキーで開く
営業時間は朝8時から夜8時まで。
11時までの朝食は100円で、昼夕食は500円。
毎日朝食だけで70~80人くらいの人が利用。

周辺には大学が3つあるので、食堂の利用も7、8割が学生。
他にも保育園お迎え帰りのシングルマザーの方、
一人暮らしの高齢者の方。

さらに、

カードキーは物件のオーナーさんや、取引関係にある銀行さんや
内装業者さんなどにも配布。
当社と関わっている人たちや入居者の方々と、
食を媒介にして楽しくコミュニケーションを取るのが目的

 

斜め上からの発想だと思いませんか?

 

独り住まいする子供に対する親の不安の解消
家賃の減額以外での集客法の模索
古くなった物件のアップグレード

の3つの解消方法を模索した結果、

部屋のスペックやオーナーさんの努力に依存せず、
不動産屋自身の努力によって、
1600の管理物件すべての資産価値が一気にアップする、
すなわち満室にできる裏技

として、思いついたそうです。

 

こんな不動産屋がそばにあって、依頼可能だったら、

お願いしたくないですか?

実に個人的な話では、うちの娘は来年春から独り住まいする可能性があるので、

こんなサービスのついたアパートがそばにあったら、

入居させたいと思いました。

だって、毎日、何を食べているか心配だからです。

 

食堂ができる前の当社物件の未入居率は5%。
スペック的にどうしても選ばれにくい物件だった。
それが、食堂ができた現在は98.5%まで改善。

こんなデータがあれば、余計に思います。

 

また、こういう事が可能なのは、

地域に昔から密着して経営している不動産屋のみでしょう。

新興の大手では無理なことです。

ですから、大手に押され気味な不動産会社は、

一考の余地があるかと思います。

 

しかし、ここで気になるのは、

この会社に払う管理費の割合です。

ここは、礼金・敷金・退室時の修繕費ゼロ

を特徴としているので、余計、疑問です。

それなのに、通常の5%なのでしょうか?

インタビューには、書かれてないので、調べてみました。

そうすると、少々高めの5%~10%

物件の状況により、設定しているそうです。

ですから、赤字 という食堂の経営が

可能になるのかと思います。

 

また、定期借家契約をメインに導入しているのも、

特徴的です。

退去時の修繕費をゼロに設定する裏には、この契約の導入が

不可欠かもしれません。

 

多くの不動産会社の賃貸契約部門は、

いかに費用を抑えて入居させるか? という方法を取りがちです。

この方法は、過当競争を生み、その業界に疲弊感をもたらすので、

決していい方法とは言えないと思います。

経営する上で、大切な、他社との差別化 を

見事に具現化していると思いました。

 

また、この記事を読んで思ったのは、

ドミトリー戦略を取る方なら、何か真似できることがあるのでは?

ということです。

例えば、ご近所の食堂・理容院・美容院などに

交渉して割引券を発行してもらう などなど。

 

しかし!!

これって、聞いたことがあるなぁ~~ と、

思ったら、かぼちゃの馬車で採用された方法ですね。

あそこには、若い女の子向けのネイルサロンや

エステなどの割引券が多く置かれていたそうです。

 

でも、古くから、経営している大家さんなら、

何かの方法を見つけ出せるかもしれない、

そして、そういう新しい発想が、これからの

不動産賃貸経営には必要なのかもしれない

と、思い、ご紹介させていただきました。

 

今日も、私のコラムをお読みいただき、

ありがとうございました。