こんばんは!

恐妻家大家です。

昨日、3月11日は私にとっては忘れられない日でもあります。

今から8年前に体験した東日本大震災の日です。

犠牲になった方、そして被災された方々に心からの哀悼の意を表します。

広範囲な震災でしたので、このコラムを読んでくださる多くの方がそれぞれの思いをもっている事と思います。

東北も関東も大きな被害でした。

関東では長きにわたる計画停電や液状化現象等の被害も甚大でした。

津波の恐ろしさと高層階の揺れの凄さもテレビにて知りました。

今思うと私は被災県にいながらも幸運な人間で有ったと痛感します。

停電と物流麻痺のみで済んだのですから・・・

そして、その後多くの地域で未曾有の震災・水害が起こりました。

災害の残酷さが心に深く残って居ます。

被災当日の私

私の勤めていた不動産業者は当時従業員7名の零細不動産屋でした。

そんな零細不動産屋が社運を掛けて行っていたプロジェクトが約100区画の大型分譲地でした。

新たに支店を設けて引き渡し開始を目前に控えた新築店舗にて2011年3月11日

その日が訪れました。

事務処理中にけたたましくなる携帯の警告音・・・

程なくして地震が起こりました。

だだっ広い100区画以上の更地の分譲地に建つ平屋の事務所は振幅の大きさと地震の長さは感じましたがたいした地震との認識はありません。事務所内部の被害は殆ど無く、ただただ振幅が大きく長い地震・・・

一人で事務所開設準備中の私には事の重大さもわからぬ地震・・・

携帯のワンセグTVを見てもしかしたらかなりの被害?と認識したのが津波映像でした。

もしかしたら、かなりやばいかも・・・

子供達が気になり職場放棄をして保育園に向かいました。

当時子供達を預けていた保育園は昭和40年代築のボロ保育園・・・無事で居て欲しい・・・

度重なる余震と麻痺した交通網・・・そしてワンセグテレビで流れる信じられない津波映像・・・

思っていたよりも大きな災害だったかもしれない・・・震災範囲は東北から関東までの広範囲。

普段10分にて到着出来る道のりも、ようやく保育園に付き、子供達と再開出来た時は震災発生から2時間半後でした。

3月の東北の雪がちらつく寒空の中で、余震による古い建物の危険から近所の小学校の校庭に避難していた当時まだ幼い子供達に出会えた喜びは筆舌に示し難いものでした。

程なくしてタワーパーキングに車を停めていた妻が車での脱出を諦め徒歩にて保育園にやってきました。

家族全員の無事を確認して涙が止まりませんでした。

被害状況からみて、停電被害はそう簡単には収まらないと判断して、実家の反射式ストーブを思い出し、実家に向かいました。

実家は市内北部の火山灰土の軟弱地盤にあります。(震災後の今だからわかったこと)

実家に着き、家の中に入ると地盤の強い事務所と比べて被害の甚大さは明白でした。

家具が倒れて、食器は割れて散乱・・・本震の威力は如何ほどだったのでしょうか・・・

反射式ストーブを出して点火してすぐに額等の危険物を撤去して、割れた食器等の掃除を行い暖かくなった部屋へ子供達を招き入れました。そしてようやく母が職場から帰宅しました。無事に安堵です。

震災当日福島第一原発に居た父の無事を確認できたのはそれから4日後でした。それまでの気持ちはとても表現できません。(建築士の父は原発の付帯建物修繕の為に運悪く原発におりました)

度重なる余震は、地盤の安定している事務所と比べてマグニチュードや震度は小さいながらも揺れは振幅が小刻みで更に大きく感じました。

ここで、地盤と言う物を改めて考えました。

地盤により揺れがこんなにも違う現実・・・

3日後、やっと停電が収まり自宅に戻ると、やはり地盤が良い立地であるため、建物内外は何ら被害がない状況でした。(実家はまだ停電が収まりません)

食器一つ落ちていないのです・・・

わずか10kmの距離でこの違い・・・

この経験が、私の投資エリアの細分化にもつながっています。

震災を経験して、地盤がどれだけ被害に影響するのかを知ることができました。

父が持っている数少ない不動産の一つである、福島の国道4号線崩落箇所の真上の家の被害はそこそこ甚大でした。(テレビにてかなり崩落映像が流れた場所です。)

地盤を確認してみよう

最近では地盤は様々なサイトで確認できます。

地盤サポートマップで検索すると地盤の良し悪しと揺れやすさがひと目で分かります。

不動産を所有する上で様々なリスクの一つ、地盤・・・

この震災を元に一つの大家必須確認事項だと思いました。

私の購入判断基準には地盤も一つとなっております。そして水害も判断基準の一つです。

災害のある日本にて、不動産を購入することは様々なリスクがあります。

自然災害は避けられません。

しかし、危険を考える事により、かなりのリスク軽減は出来るのではと思う私がおります。

大家には災害に対する立地選択も必要ではないでしょうか?

そんなことを考える3月11日でした。

本日も駄文にお付き合い頂き誠にありがとうございます。