こんばんは。

 

 不動産をやる人にとっての理想的な株の買い方を考察したいと思います。

 

不動産をやる人にとって、見せ金、余裕資金は何かの時にそして物件購入に重要です。

 

一応、資金を分類してみると3つに分けられると思います。

 

資金の分類

①税金や光熱費、大規模修繕など数ヶ月〜半年以内に使う予定の資金

②いつ使うかは未定だが、今後数年以内に使用する可能性がある資金。

③不動産で使う予定のない全くの余裕資金。

 

①は、現金で残しておいたほうが無難でしょう。

③は、もちろん株で運用していいと思います。制約が少ない分、②より有利です。

②の人は迷いどころです。株などの投資に慣れている人はこの資金も株で運用することが可能かと思います。

 

つまり、株の初心者は③の資金を、中級者から上級者は②、③の場合株で運用するということになります。

 

③の人は制約が少ないので、②を中心に考えて行きたいと思います。

 

ポイント

ポイントは1)換金性と

   2)値動きの幅

   3)手間の少なさかと思います。

 

 

1)換金性 

 大抵の株式は、換金性に優れます。日中の市場が空いている時間(9時〜11時半、12時半〜15時)であれば大抵は取引が成立します。

 また、夜間市場もありますが、取引が少なく歪みが多いので使いづらいと思います。

 特に出来高に着目するといいと思います。出来高が高い銘柄は、日中であれば注文をして早ければ数秒で遅くても数分以内には取引が成立します。

それに対して、極端に出来高が少ないものは売りたいときに売れないことがあります。もちろん安く売りに出せば、取引は成立する確率は上がりますが、それでは不本意な結果でしょう。

 見分け方は、出来高の数を見ましょう。どこからがいいかは一概に言えませんが、100万株くらいあれば不便は感じないかと思います。また、チャートが

連続的になっていないものは取引が少ないことを示していることが多いです。

 

 これは、ETF(上場投資信託)を買うときに特に注意が必要です。

ETFは、投資信託を株式のように市場に上場して、株式のように取引が可能です。メリットは、購入の手数料が少ないというほかに運用手数料が投資信託に比べて少ないというものがあります。海外では、投資の中で大きな役割を占めていますが、日本ではあまり普及しきっていないという問題があります。

つまり、流通性が低い弊害が出ることがあります。

 これを防ぐには、資産規模の大きくみんなが買っているものを買うことがいいということになります。

 逆に自動運転が盛り上がりそうだから、自動車のセクターを買おうとすると流通量が少なく、売りたいときに売りづらく差し迫ってお金が必要な時などには苦労することになるでしょう。REIT(不動産関連の上場投資信託)も同様のことに注意が必要です。

 

2)値動きの荒さ

 値動きの荒さは、プラスに働くこともありますが、ある一定の期間内に換金したい、またその時にその金額を期待したいときにはマイナスに働くでしょう。

前回の株のコラムを参照していただくといいと思いますが、株の中でも値動きの荒いもの、落ち着いているものがあります。セクター(分野)毎にも特徴がありますし、その中で個別の差もあります。

 成長しきっていて、高配当のものは比較的値動きが落ち着いているということができると思います。ただ、業績や期待感、失望感によって株価は上下するので、そんな株でも予想外に株価が変動することはままあります。

 

3)手間の少なさ

 株の売買をするのは、慣れればそれほど手間ではありません。事前にいくらであれば売るとか、市場の終わりには売るとか、とにかく売るとか色々と設定して注文ができます。ただ、実際に値動きを見ながらの方が高く売れることが多いのかと思います。

 しかし、特に兼業の人は日中にそんなことをしていては気もそぞろで仕事に集中できないでしょう。

 また、買い付けも同様で事前に注文を入れるのも一つですが少しでも安く買いたいとなると日中株を見たい衝動にかられてしまうものです。(自分だけでしょうか?)

 

 上記を念頭におくと、個別株はあまり適さないのかなと考えています。

特に値動きの荒さがネックになります。

 

 そこで候補に上がるのが、投資信託とETF(上場投資信託)になります。

前者は、買い付け手数料、運用手数料がネックになりますが、メリットとして積み立て方式で一定額を1日ごと、1週間毎、月に何回などと設定することができます。また、この月(ボーナス月)は少し多くとかの設定もできます。

 

またネックの買い付けの手数料もノーロード(無料)のものがネット証券などでは主流になっています。地方銀行などでは、これ目当てで投資信託を売りつけてきて、購入金額の1.5〜3%をぼったくることがままあります。

 ほぼ同じ内容の投資信託は、ノーロードでありますので完全なぼったくり行為です。恐らくやっている当人たちもそのことは知っていると思います。逆に知らないとなると、完全な知識不足で売りつけているということになりますのでこちらはこちらで問題です。

 次の問題は運用手数料です。ETFだと0.06%などというものがありますので限りなくやすいです。ただ、投資信託も近年低下してきていてそれほど目くじらをたてるほどではないです。

③の余裕資金で長期にやる場合はもちろんETFの方がいいと思います。

 

 あとは、手間の問題です。積み立て投資信託で事前に設定しておき、さらに引き落とし口座も設定し、自動入金までやると買い付けの手間は限りなくゼロになります。また、売りたいときは、必要な金額(口数)を売却すれば良いことになります。投資信託であれば、売れないということはなく確実に売れます。

また、隠れたメリットとしては、感情によって買い付けが左右されないというものがあります。

 

ドルコスト平均法

 ドルコスト平均法というものを聞いたことがある人も多いと思います。

一定額を均等に買うと値動きがある場合、同じ個数を継続して買うより結果として多くのものをもしくは平均単価を安く仕入れるとこができるというものです。

 

例を示します。

 A株の株価が1月、2月、3月、4月それぞれ1000円、500円、250円、500円だったとしましょう。

① 毎月 2株づつ買う

② 毎月 1000円づつ買う

 

買い方で差がつくでしょうか?

実は結構つきます。

では、どのくらい差がつくのでしょうか?

① 毎月2株、4ヶ月で8株を購入。

 かかった費用は4500円 平均単価は約563円

 

② 1月1株、2月2株、3月4株、4月2株 4ヶ月で計9株を購入

かかった費用は4000円、平均単価は約444円

 

その差は1株あたり119円でなんと27%です。

 

 なんでこんな差が出たのでしょうか。

安くなった時(250円の時)にもしっかり買ったからに他なりません。

 

物が安くなった時に買うのがいいのは、皆さんわかっているかと思います。しかし、株の変動は不動産と比べて極めて急峻で1日で数十%の株価が変動することもままあります。結果論(後から冷静になってコタツにみかんでみる)では、そこが安値だということはわかりますが、体感ではどこまで下がるのか不安になり、なかなか買い向かうことができないと思います。安くなったら買おうと準備しててもなお厳しいと思います。

 

 つまり、ETFなどでその都度買おうという人は、安くなったらなかなか同じ額を買い付けるのが困難なのです。また、ちょっと安いかなと思って多めに買い付けしたものの実は後からみると完全に高値だったりすることがあります。

 

 なので自分は、投資信託であらかじめ買い付け金額を設定して自動で買うようにしています。(安くなった時にしっかり買うために。)

 

 あとは実際に何を買うかです。

 

リスクとリターン

 

よくポートフォリオの話が出てきますが、考えることはまずはどんなスタンスで望むかです。

① ハイリスクハイリターン

② ミドルリスクミドルリターン

③ ローリスクローリターン

 

 (ローリスクハイリターンは、なかなかないので勘弁してください。あったとしたら多くは詐欺だと思います

話の流れでは、②もしくは③がいいでしょう。

次は、何を買うかですが、リスクを下げたければ債券の比率を高くする、先進国のものを買う。リスクとリターンを高くしたければ、新興国の債券、もしくは株を買ういう方向になります。

 

 国内か国外かは株に関してはあまり関係ありません。日本と米国などは株の値動きはかなり相関性が高いです。考えるとしたら、新興国の成長を取り込むべく新興国の株を買うかどうかです。ただ、ミドルリスクミドルリターンを株で狙うなら、先進国70−80%、新興国 20−30%くらいが無難でしょう。また債券は絡めなくてもいいのかと思います。もちろん、ローリスクローリターンの人は存分に債権を活用しましょう。

 

最後に考えることは、NISAとiDECOをどうするかでしょうか。

 

NISAとiDECO

 

NISAに関しては、年間120万円までを5年間もしくは、新しい積立NISAは年40万円を20年間です。この間の配当所得、値上がり益に対して本来約20%税金がかかるのが、この範囲内であればかからないという優れものです。

 

 特に株を全然やっていない人( NISAの枠を使っていない人)は、迷わずNISAを使った方がいいでしょう。

中級者以上でNISAを使った方がいいか悩むような人は、僕のアドバイスは不要と思いますのでここでは省略します。(また要望があれば、別途考察します。)

 NISAは、株、投資信託、ETF,REITが対象です。

積立NISAは投資信託、ETFが対象です。

一回売却してしまうとその権利が消失してしまうことを考えると、使用できる金額が大きいNISAの方がおすすめになります。

 

 

iDECO(個人型確定拠出年金)に関しても、税制優遇があるので使わない手はないと思います。iDECOは掛け金お全額が所得控除になります。ただ、こちらは換金するのが先(60歳以降)になるので、余裕資金で行う必要があります。

また、買える投資信託が限定されているので、どれを買っても大きく損をすることはないと思います。迷う場合は言ってもらえれば、相談にのります。

(同じようなものにジュニアNISAがあります。優待狙いの株式と相性が良いので合わせて使うといいのかなと思います。特定の企業の優待が特に気に入っている場合、家族それぞれが100株づつ保有すれば人数分の優待が受け取れます。) 

 

 

将棋大家の現時点での推奨は、

 

① 積立投資信託で先進国の株式70%、新興国株式 30%を定期的に購入する

② 株主優待目当てで個別株を長期保有

③ 配当狙いで高配当株を稀に購入

 

割合は、①で80%、②と③を10%づつくらいが良いのかと思います。

 理由はなんといっても株価の変動です。個別株はどうしても値段がばらつきます。

 

 不動産で頭金や諸費用などまとまった費用が必要なときは、①を必要額換金する。②、③は原則そのままキープ。どうしてもお金が必要な場合は、その都度考えて、③→②の順番で売却。(株主優待は家族の楽しみの一つなのでなかなか売れません。)

 

 現状は、ここ数年で不動産を拡大したこともあり、①の多くを売却した状況です。現在、キャッシュフローが出てきたので、随時株、投資信託で余剰資金をストックし、そちらのポートフォリオを再構成し始めているという状況です。

 

余談)太陽光などのファンドも少数あり、太陽光を現金でやるのであればこちらも選択肢に入れてもいいのかと思います。お金が必要な時に換金できるというメリットも付いてきます。手間もほぼゼロですし。ほんの気持ち保有していますが、配当利回りも7%くらいで悪くないです。(配当利回りが高いのでNISAで保有)

 

 今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 いかがでしたでしょうか?

多分に個人的な経験に基づく個人の意見であり、購入を推奨するものではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。

 上級者の方の厳しい意見も是非お願いします。(いかんせん現場で筋肉バカとなって覚えたことばかりなもので)