前回ではシロアリにやられた床材を取り払い、

仕上げ材を張る前までに修繕するところまで紹介しました。

今回は修繕した床下地にフロアタイルの貼り付けを紹介します。

 

私が今回施工したフロアタイル(FT)は1枚914mm×100×2.5mmの物です。

FTはあらかじめ、施工部屋の寸法を確認しておきます。

部屋の寸法によっては最後の列が細い材になることがあり、

その場合は、

最初の貼り出し列の幅と最後の列の幅が同じになるように調整すると良いです。

そして実際の貼り付けの前には仮敷きとして隅から敷き詰めていきます。

仮敷きで予め最初に採寸した通りの材で調整できているかの確認と、

隙間が出ないかとの確認を行います。

中古戸建て物件であると、

経年の温湿度により若干の寸法差ができていますので、

正確な四角形の部屋になっていないことが多いと思います。

私の場合も大きいところで5mm程度の歪みが出ていました。

こうした場合、部屋の実寸に合わせて材の加工を行っておきます。

ちなみにフロアタイルは固いながらもカッター等で加工が可能です。

 

さらには仮置きの時点で、

平面的に柱の出た所や端の中途半端なサイズを加工しておくのです。

この作業が重要かもしれません。

私の場合、まず最初に洗面所の床をやってみたのですが、

洗面所の床には配管の穴があり、ここを加工することがなかなか難儀でした。

配管の穴は実際には洗濯機や洗面化粧台が乗るので、

あまり神経質に加工せず、大まかに穴を開けてコーキング処理が良いでしょう。

 

仮敷きですべてのフロアタイル敷き詰め後は接着作業です。

一度敷き詰めたフロアタイルを一度剥がします。

この時敷き詰めた一枚単位の材の位置を把握しておくべきです。

加工していない製品の寸法精度は正確ですが、

駿府調整により加工した材は若干の寸法差が出ますので、

同じ寸法だからと他の部材と入れ替わると、

仕上がり時に思わぬ隙間が出ることがあります。

部材の向きも仮敷きに合わせておくことも注意すべきでしょう。

 

そしていよいよ接着です。

接着剤は量に気を付けなければなりません。

初めはどうしても量の調整が難しいです。

接着剤の仕様説明にも平米単位の使用量は表記されているものの、

実際にその量を測るのは難しいので大まかな目安として行いました。

気持ち的に剥がれを起こさないように多めに塗ってしまいがちです。

しかし、多めに塗ってしまうと後々問題が発生します。

接着剤が多いと張り付け時に目地から余った接着剤が押し出され、

それが床材面に付着してせっかくの綺麗な仕上げ面が汚れてしまいます。

この汚れは取れにくいので後からの汚れ落としが非常に手間となります。

 

 

接着剤は櫛ゴテを使って薄く広く伸ばしていきます。

そしてフロアタイル接着剤は塗布後オープンタイム(待ち時間)が要ります。

通常15分から30分程度ですが、

このオープンタイムを取らないと接着不良を起こすことがあります。

あとは仮敷き時に置いた通りの位置に床材を張っていくのです。

この際、最初から隙間を埋めていくように貼っていかないと、

一度貼り付けたFTの移動は大変になり後からの調整が難しくなります。

 

以上の様な手順でFT施工を行ったのですが、

初めて施工してみた割には出来栄えが良く、

白っぽい木目調を使ったことにより部屋の雰囲気は明るいものとなりました。

これを機に洗面化粧台まで新替えしたので、

この部屋は新築?と思えるほどの出来栄えです。

まぁ、言い過ぎかな?(笑)

写真をご参照ください。

 

 

戸田 匠