所有するRCマンションで水漏れが発生しました。

そのマンションはファミリータイプ全12戸の築30年弱の物件です。

漏れた個所は受水槽から建物へ向かう配管の地中埋設部でした。

普通水漏れは何らかの現象が目視できることが多く、

今回の水漏れのパターンでも、

地中から漏れた水が湧き出るなどの減少が現れることが多いです。

ところが、現況何の現象も確認できなかったため、

発見が遅れることになりました。

 

では、どうして水漏れを発見できたのか?

それは電気使用量の増加でした。

それまで月当たり6千円程度であった電気使用量が、

一気に倍以上になっていました。

一棟物マンションで共用部電気使用しているものは、

共用部証明と給水ポンプです。

共用部の照明が点きっ放しになったところで電気代は倍にはなりません。

怪しいのはやはりポンプです。

早速管理会社に確認してもらったところ、給水ポンプが停止しない状態でした。

私は当初、ポンプの制御系が故障したのだろうと思っていました。

ポンプの既に10年以上使っているため考えられる原因です。

ところが、管理会社には水道事業者からも、

水道使用量が増えているという連絡が入りました。

ポンプが止まらなくなっても水道料が増えるということは無く、

???のとなりましたが、もしや?水漏れ?となった訳です。

 

通常水漏れは前述したように、何らかの現象が起こると思い込みがあり、

まさか?といった感じで疑っていませんでした。

しかし、管理会社の調査で地中から水漏れの音が聞こえるという連絡で、

結局水漏れだったということが判明したのです。

築20年以上の物件では埋設配管で「鉄管」が使われていることが多く、

この鉄管は内外面共に錆びやすい性質があります。

内面だけの錆であれば30年程度では漏れまでに発展することは少ないですが、

埋設配管の様に外面からも錆が進行すると、

配管に亀裂や穴ができてしまうのです。

それにしても1か月以上漏れた水はどこへ行ったのか?

相当な量が漏れ流れたと思います。

恐らく地中に浸透していったのではないかと考えます。

 

結局漏れている配管は修理せず、そのまま埋め殺して、

新設ポリ配管でポンプから別ルートで配管し、

建物接続部で切り替えるという工事を行いました。

工事はできるだけ安くできるように検討しましたが、総額で48万円です。

これが安いか問い言えば決して安くはありませんが、

まぁ、この程度で済んで良かったのかと割り切ってます。

こうした水道管工事は注意が必要です。

水道管の周囲にはガス管や電気配管も埋設されていることも多く、

気を付けて地盤を掘らないと他の設備を切断してしまいます。

実際そういった事故も多いので、不良業者に工事を頼まないようにすべきです。

私の場合も写真に写っているように今回配管(黒い配管)の上に、

ベージュの配管が写っていると思いますが、それはガス管です。

重機などでおもむろに掘削すると、

そういった配管を切断して大変なことになります。

 

築30年が近くなると建築物及びその設備には様々な不具合が発生します。

その発生率は築年数と共に増えていきますので、

順調に運営できているようでも一度大きな修繕が発生すると痛手が大きいです。

想定できる不具合に対しては資金の準備や心の準備が要ります。

私も今まで順調だっただけにこうしたアクシデントは初でした。

修繕費用の積み立ては必要だと感じた次第です。

 

戸田 匠