こんにちは、元資産税課職員KSです。

今回は、外観からわかる固定資産税評価額の高さのイメージについて解説したいと思います。

固定資産税評価額が高いというのは、施工費用はどうであれ資材的には良いものを使っている家屋ということで、本質的な資産価値の参考情報にはなるかと思います。

マンションを例にしたよくある外部仕上

いろんなRCの家屋、特に住宅を見てみると、よくある仕上げパターンというのを思いつく人が多いと思います。

・石材をふんだんに使った豪華そうな家屋
・タイルがたくさん目につく最近よくある家屋
・打ちっぱなしが多いとんがった家屋

資材ごとの評価額(≒施工費に比例)から考えると建てる時に何を思ってそうしたのかが想像がつきます。

身の回りの比較的新しい分譲マンションをいくつか見てみるとわかると思いますが、だいたい外観の仕上げ部材は

・入口付近などの目立つ部分に石材仕上
・道路から見える部分はタイル仕上
・道路からは見えないなどの目立たない部分は吹付仕上

というパターンが多いかと思います。
なぜそうなのかはなんとなく想像がつきます。

外部仕上げの評点

固定資産税の家屋の評価は資材ごとに決まった評点というもので、

資材量×評点

を積み上げていくというやり方で評価額が決まっていきます。
評点1点は評価額1円につながるイメージです。

ここで平成30年基準の固定資産評価基準にて、外部仕上のたくさんある評点からよく使う評点を紹介します。

石材系仕上(並)       16,640
外装タイル(二丁掛)     8,500
コンクリート打放(並)    3,940
塗装・吹付 外装仕上(並)   960

乱暴なイメージだと、評点は施工費の半分ぐらいと考えればいいと思ってください。
ここで、よくあるパターンとしてあげた例に評点をあてはめますと、

入口付近などの目立つ部分に石材仕上:石材系仕上(並)で16,640
道路から見える部分はタイル仕上:外装タイル(二丁掛)で8,500
道路からは見えないなどの目立たない部分は吹付:コンクリート打放(並)+塗装・吹付 外装仕上(並)で3,940+960=4,900

最後の吹付だけわかりずらいと思いますが、吹付などは加算仕上といわれる特殊なものなのでそんなものだと流してください。

何が言いたいのかというと、よくあるパターンだと、見栄え的に効果の高そうな部分には評点の高い(≒施工費が高い)資材を使っているということです。

外観からわかる家屋の豪華さ

あくまでも傾向の話にはなりますが、外部仕上げに気合を入れている家屋は、内部の作りも気合を入れている場合が多かったです。
経営的には高い資材を使っていればいいという話ではけっしてありませんが。

ただ、中古物件を買う時の一つの指標として、木造だろうと、鉄骨だろうと、RCだろうと、わかる部分の資材を見て作りがしっかりしてそうかの判断材料の一つにはなるかなと私は思っています。

経験豊富な方やちゃんとコストパフォーマンスを考えて新築をやったことをある人はどの資材が高いかなんてわかっているとは思いますが、固定資産税評価基準での評点というのも本質的な価値の考え方の一つの切り口になると思って紹介させていただきました。

ちなみに固定資産税評価基準というキーワードで検索すると簡単に総務省の資料は見つかりますが、300ページ近くある資料で、解読するのは少々難しいかもしれませんが、部分的に雰囲気はつかめるでしょう。