こんにちは。サラリーマン大家の良波直哉です。
今回は私の空室対策の最初の一歩となった賃貸付け会社まわりをご紹介します。

任せっきりにせず自ら行動することに

初めて購入した部屋が1カ月ほどで退去となり、何の対策も打てないまま数カ月が過ぎました。そしてついには家賃の値下げまで決断しましたが、それでも入居が決まるとは限りません。そこで管理会社に任せっきりにせず、自分で行動することにしました。

まずは自分で何ができるのか落ち着いて考えました。そして空室が続いている理由を調べるところから始めてみようと思いました。調べるにあたっては管理会社とじっくり話し合ってみようかとも思いましたが、今回の空室に対して前向きに動いてくれていないという不満があり、あてにならないと感じ始めていました。
そこで賃貸付けの会社に直接聞いてみてはどうかと思いました。

管理会社の担当に協力を依頼

手始めに物件近くの賃貸付けの会社をまわり、募集のお願いと空室が埋まらない理由の聞き込み調査をしてみようと思いました。しかし賃貸付け会社をまわるといっても具体的にどうすれば良いのか見当もつきません。部屋を借りるわけでもないので邪魔者扱いされるのではないかという不安もありました。そこで管理会社の担当のAさんに、個人的に日当を支払う約束で賃貸付け会社まわりに付き合ってもらえないかと相談しました。Aさんはそういうことならと快く引き受けてくれました。

当日、Aさんとは物件近くの駅前のカフェで訪問前の事前打合せをしました。
募集用のチラシはAさんが用意してくれており、広告費や値下げした家賃も反映されていました。さらに訪問先の会社も5社ほどAさんがピックアップしてくれていました。この5社で良いかと聞かれましたが、私は何ひとつ自分では調べてこなかったのでAさんの意見に従うばかりでした。そういうところも自分で調べておくべきだったと、この時点でひとつの気付きになりました。

営業マンからオーナー様と呼ばれ照れる

賃貸付け会社の前に来たとき、私はかなり緊張していました。しかしAさんが躊躇なく中に入っていくので、私も覚悟を決めてAさんに続きました。
店内に入るとAさんは近くにいた営業マンに名刺を渡し、あいさつを交わしながら賃貸募集のお願いに来たことを告げました。そして私のこともオーナーとして紹介してくれました。私はというと会社の名刺を出すわけにもいかないので、ただ「よろしくお願いします」と軽く会釈するだけでした。ここでも何の準備もしてこなかったことを悔やみました。営業マンはちょっと驚いたように「あ、オーナー様なんですね」と私にも名刺を出してあいさつをしてくれました。初めてオーナー様と呼ばれ、少し照れました。

会話に参加できないまま最初の訪問が終わる

Aさんはカウンターに座って持参した賃貸募集のチラシで説明を始めました。すると営業マンのBさんはすぐに「あそこのマンションですね。いま募集が出ている部屋の家賃は、、、」と反対にマンションの説明を始めるではありませんか。それもリアルタイムな情報でした。私は賃貸付けの営業マンがここまで物件の情報を把握しているとは知らず、これには大変驚きました。
Aさんが広告費の上乗せや家賃の値下げの話をすると、「そうなんですね、では頑張ります」と前向きな話になりました。しかし私はというと会話に加わることができず、最初のあいさつの後は一言も発することができませんでした。せっかく行動すると決めて臨んだはずだったのに、結局はAさんに任せで何もできない。そんな自分が情けなく、悔しくもありました。

私の一言で営業マンの表情がガラリと変わった

Aさんは次に訪問した会社でも同じように賃貸募集のお願いと私の紹介をしてくれました。そこで私も思い切って「敷金や礼金で相談があったら前向きに検討します」と一言だけ会話に参加してみました。すると「えっ、相談できるんですか」と営業マンの表情がガラリと変わりました。これを見て、オーナーに相談できることは営業マンにとって思っていたよりもインパクトが大きいのかもしれないと気づきました。そこで残る訪問先の3社でも同じ話をしてみると、3社とも先程の営業マンと同じような反応がありました。
これを見てオーナーに相談できることが賃貸募集のインパクトになるということを確信しました。
こうして賃貸付け会社まわりは終了しました。当初の目的であった空室が埋まらない理由の聞き込み調査まではできませんでしたが、賃貸付けについて大変勉強になり、自分としては満足しました。

「オーナーへの直接相談」が重要だった

賃貸付け会社まわりを終え、ほどなくすると入居が決まりました。決めてくれたのは募集のお願いでまわったうちの1社でした。大袈裟な表現ではなく、やっと生きた心地になりました。
入居が決まった喜びで、決め手となった理由まではあまり気に留めませんでしたが、後に営業マンと気軽に話せるようになりこの理由が明らかになりました。
部屋の内見では入居が決まるまであと一歩というところで、家賃や設備などで条件を出される場合があるそうです。このような時に、オーナーに直接相談できるのはとても助かるのだそうです。このため他の部屋よりも優先的に紹介してくれるので、入居も早く決まるということが分かりました。

オーナーに直接相談できるという事がとても重要だったのです。

 

賃貸付け会社訪問の振り返り

賃貸付け会社の5社をまわるのに要した時間は移動を含め2時間ほどでした。しかしこの2時間で大変多くのことを学びました。Aさんに支払った日当は時給換算するととても高い金額でしたが、その金額以上に多くの学びと経験を得ることができました。

その後、Aさんの会社は管理業務から撤退することになりました。大変残念でしたが、これも何かの転機ととらえ自主管理にチャレンジしてみることにしました。そして次の退去でお願いしたクリーニングが、思いがけず賃貸募集のアイディアへとつながっていきました。

次回は退去時のクリーニングから生まれた賃貸募集のアイディアについてご紹介します。