こんにちは、「にわか脱サラ大家」です。新元号「令和」がスタートしましたね。長いGW中に、新たに何かを始めようと思った方も多いと思われます。本コラムは、そんな方の「動き出すきっかけ」になれば幸いです。

 ドラマ「集団左遷」は、長崎県出身の福山雅治扮する1991年入社(にわかは福岡県出身1990年入社)の銀行マンの主人公が、廃店予定の支店長に配属されるところからスタートします。原作を読んだことがありませんのであくまで予測ですが、最終的には、「福山雅治の頑張りでこの支店の業績を大幅に向上させ、『廃店を免れる』という痛快逆転劇」で終わることでしょう。面白いので、見続けるつもりです。

しかし、現実はそんなに甘くはありません。

自分の子会社での体験

2014年4月にある子会社のNO.2での出向を命ぜられました。そして、この会社は数年後に「廃店する可能性が高い」と聞いていました。この話を聞いた時に「おいおい、会社の尻拭いの嫌な仕事を俺にやらせるつもりか。」と感じました。

この会社は約10年前に今後の事業展開を図る上で重要なトライアル店舗として、誕生しました。オープンニングセレモニーには、会社の副社長・市長などそうそうたるメンバーが出席し、1000台以上の車が押し寄せ、付近に渋滞ができるほどでした。にわかもオープニング当時に応援に行きましたので、よく覚えています。

オープンニング以降は訪れなかったこの会社に10年ぶりに訪れると、敷地は半分になり、広大な駐車場に数台しか駐車されておらず、店内は閑散としていました。これは、長年親会社が手を打たなかったつけが回ってきた結果です。

自分の主なミッションはこの会社の黒字化でしたので、「先が思いやられるなぁ・・・」と感じました。しかし、会社で仕事を始めると直ぐに、この会社にオープニング当初から残っている社員の中に、新しい業態のこの会社に夢を抱いて入社し、閑散とした当時でも「何とか昔みたいに繁盛させるんだ」という思いで働いている社員が多いことが分かりました。

社長は頭が固くて、物忘れが激しい「邪魔な存在」でしかありませんでしたが、意識の高い社員と共に「可能性が低いかもしれないが、何とか黒字化して会社を存続させるんだ!!」と色々取り組みました。その結果業績は「社長のヘタな判断がなければ黒字化」というところまでは回復しました。

しかし、自分と社員の努力の甲斐も虚しく、「この会社は予定通り廃店」となりました。そして、社員は全員グループ会社に移籍させられました。移籍会社に馴染まず、多くの社員が移籍後に辞めたという話を聞きました。

本件の感想

一言でいうと「自分の無力さ」を感じました。この会社には意識が高く、勤勉で、能力もあり、自分も相当頼りにしていた人材がいました。親会社の使えないもっと多くの給料を貰っているザコを入れ替えたほうがいいじゃないかとすら思っていました。このような方を含めて、「社員を守ってやれなかったという後悔の念」が今でも拭いきれません。

本件から得られた教訓

「会社は個人を守ってくれない」本件の最中に、「本格的不動産投資」を始めました。守ってやれなかった自分だけが「のうのうと会社のグループに居座ることはできない」という思いが強かったからです。サラリーマンの皆さん、「会社はあなたを守ってくれませんよ!!」

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。